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新型フィットのココがスゴい! 知られざる魅力を一挙ご紹介

MōTA / 2020年9月12日 17時0分

ホンダ 新型フィット プロトタイプ試乗

今年2月にデビューした4代目フィット。発売から約半年がたったが、平均すると月販9000台を誇る超売れっ子! 常に月販1万台を超えるライバルのヤリスに比べればやや後れをとっているものの、それでも安定した人気ぶりだ。一体フィットとはどんなクルマなのか。今回、これまであまりフューチャーされてこなかった部分にフォーカスしてご紹介する。

ホンダ 新型フィット プロトタイプ試乗

心機一転! ほんわかフェイスに

3代目フィットは男らしいイケメンな顔, 対する新型フィットは優しい顔に

3代目フィットは男らしいイケメンな顔, 対する新型フィットは優しい顔に

何と言っても大きく変わったのは見た目。先代モデルはかなり男前な顔つきだったが、新型フィットは柴犬をモチーフにするほどの“ほんわかフェイス”に。

インパネもシンプルなデザインに。足もとの広さを演出するためステアリングは2本スポークタイプに

加えて、ここちよさにフォーカスしたクルマ作りを実行し、文字通り乗り心地や触りごこちをウリにしているのだ。

確かに乗り込めば、その狙いはハッキリと分かるほどで、ベースグレードであってもシートの座り心地といいハンドルやスイッチ類の操作するだけでも「確かにイイ」と思えるほど。

高級車並みの先進安全装備

そして最大のトピックスはクラストップレベルの先進安全装備だ。衝突被害軽ブレーキはもちろん、全車速追従式ACCなど高級車顔負けの内容なのだ。

専用オプションや純正オプシションナビを装着しなければ、その恩恵は受けられないがコネクテッド機能も充実している。例えば、巨大なショッピングモールの駐車場でどこにクルマを止めたか忘れてしまったとする。そんな時にスマホに、フィットから「ここに駐車している」とお知らせが入るのだ。

SOSコールボタンは頭上に

今の時期にぴったりのエアコンもスマホからON/OFFができるといった機能も。さらに、運転中に事故にあった際や体調が悪くなった時に役立つSOSコールなどの安心機能も。

正直、この機能だけでも買ってもイイなと思えるほどの内容なのだ。

車内はまさに未来! 唯一の懸念はアームレストがないコト

物理メーターではなく、全車フル液晶タイプのメーターを採用しているのはこのクラスでフィットだけ

輸入車などで一般的になりつつあるフル液晶メーターを採用している点にも注目したい。速度や航続可能距離のみならず、ナビやオーディオ情報といったコンテンツも表示可能なのだ。

今回フィットには5種(ベーシック・ホーム・ネス・リュクス・クロスター)をラインアップしており、それぞれ専用カラーのシートなどが組み合わされる。

個人的に一つ残念なのは、上級モデルのリュクス以外アームレストがディーラーオプションとなる点。最近では軽自動車にすら、当たり前に装備されているにも関わらず、だ。

ご覧の通り、前席のシート間にはドーンと広いスペースが。様々なニーズに対応するオプション設定がキモ

これには、運転席と助手席間のスペースにハンドバッグやオプションのゴミ箱など「それぞれのニーズにあったモノを」というホンダの狙いがあるのだが。

ここまで新型フィットをサクっと紹介してきたが、この内容だけでも一見の価値アリだ! コンパクトカー検討勢は、一度チェックすることをお勧めしたい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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