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もはや無敵? ホンダ N-BOXが9か月連続トップ! なぜN-BOXばかりが支持される!?

MōTA / 2020年9月12日 8時20分

ホンダ N-BOXカスタム

ホンダ N-BOXの勢いが止まらない。直近に発表された販売台数ランキングで1位を獲得したのはもちろん、9か月間2位に大差をつけてトップの座を守り続けている。近々マイナーチェンジされるという声が聞こえてくるなか、今一度2代目となる現行型N-BOXの魅力を再確認しておこう。

ホンダ N-BOX

デビュー直後からトップの座を守り続ける2代目N-BOX

一般社団法人 全国軽自動車協会連合会が発表した、2020年8月の軽自動車販売ランキング。ホンダ N-BOXが14514台を販売し1位を確認。以下、2位スズキ スペーシア、3位ダイハツ タントと続き、7月のランキングと同じ顔ぶれになり、依然として、軽スーパーハイトワゴンの人気が高い。

また、これでホンダ N-BOXは9か月連続で1位を獲得。さらに言えば、2代目の現行型が発売された2017年9月以降、2019年11月を除いたすべての月で1位を獲得しており、もはや向かうところ敵なしといったところだ。

もちろん、ライバルメーカーもただ手をこまねいているわけではないが、なかなかN-BOXの牙城を崩すことができない。

初代N-BOXから受け継がれる“N”の血統

ホンダ 初代N-BOX(2012年モデル)

男性が乗っても違和感の無いバランスのとれたデザイン

キープコンセプトでありながらより存在感のあるデザインに進化した2代目(現行型)

初代N-BOXは、スーパーハイトワゴンの元祖であるダイハツタントの後を追う形で2011年にデビューする。ライバルに比べ厚みを持たせたフロントフェイスと、ボンネットが傾斜していないことにより、ボクシーで上下のバランスに優れたスタイリングを実現。男性が乗っても違和感の無いデザインとしたことで、ファミリーカーとして購入するユーザーも多かった。

2代目になっても、ボクシーなスタイリングは継承され、N-BOXが安定して売れている大きな要因の一つと言って間違いないだろう。

燃費一辺倒ではなく質感にこだわった走行性能

最高出力43kW[58PS]、最大トルク65N・m[6.6kgf・m]を発生するi-VTECエンジン

初代N-BOXが登場した2011年は、居住性が売りのスーパーハイトワゴンであっても省燃費性能が重視された時代。ライバルメーカーは熾烈な燃費競争を繰り広げる中、N-BOXは燃費競争に加わらなかった。しかし、JC08モード燃費が採用されていた当時、カタログ燃費と実燃費は乖離することが多く、実使用において燃費性能はそれほど不利には働かなかったのだ。

その分N-BOXは走りの質感を重視し、2代目に搭載される軽自動車として初めてのVTECエンジン(NAのみ)へと繋がる。

使い勝手が良く広い室内空間

チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート, 前後に57cmスライドするスーパースライドシート

チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート, 前後に57cmスライドするスーパースライドシート

初代から受け継がれる大切な要素に、軽自動車ナンバー1を謳うクラストップレベルの室内空間がある。室内高は1400mmに達し、小学生ぐらいの子供であれば車内で立って着替えもできる。

また、ファミリーカーとして購入されることも多いため、多彩なシートアレンジは重要なポイント。2代目では「ベンチシート」「スーパースライドシート」「スロープ」という3つの仕様を用意。ユーザーそれぞれの使い方にあった仕様が選べるのは大きな利点である。

2代目成功のカギは継承と進化!噂されるマイナーチェンジにも期待

2代目となる現行型N-BOXがここまで大ヒットしているのは、初代のストロングポイントを継承しつつ強化し、ウイークポイントを払拭してきたことに他ならない。

また、今では軽スーパーハイトワゴンのベンチマークとまで言われ、常にライバルに研究される存在。今後、ライバルメーカーもさまざまな工夫を凝らしたモデルを投入してくることは間違いない。

近々マイナーチェンジが噂されるだけに、ホンダ N-BOXがどのような進化を遂げるのか、非常に楽しみである。

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