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新型レヴォーグ買うならちょっと待て! 実はまだ最強モデルが控えているらしい!?

MōTA / 2020年9月13日 7時20分

スバル 新型レヴォーグ STI Sport EX(プロトタイプ) [撮影:SUBARU]

手放し運転も可能になったうえ、超カッコよく進化して話題沸騰中の新型レヴォーグ。だが、ハイブリッドなどの電動化に関するウワサはほぼなし。この時代になぜ新型レヴォーグは電動化に手を出さなかったのか? ファンならずとも気になるワケを開発者に直撃したみた。開発者がこぼしたレヴォーグの隠し球も紹介するゾ。

スバル 新型レヴォーグ GT-H EX(プロトタイプ) [撮影:SUBARU]

レヴォーグ誕生は日本のファンのため

現行レヴォーグは全長4690x全幅1795x全高1490mmと、人気のあった4代目レガシィに近いサイズで設計されたモデルだ

そもそもレヴォーグとは、かつて日本でワゴンブームを巻き起こしたレガシィの後釜的な立ち位置で2013年にデビューした日本専売モデルだ。

5代目レガシィは全長4775mm×全幅1780mm×全高1535mm。今となってはそこまで大きくもないが、当時としてはかなり大柄に感じられ、日本のスバルファンの多くは容易に受け入れられなかったのだ

というのも2009年に登場した5代目レガシィシリーズ(BR型)が、これまでのモデルとは打って変わって、かなり大柄なボディで誕生した。もちろん日本のレガシィファンは納得するハズもなく、それならば「日本のファンのために!」と開発されたのが初代レヴォーグなのだ。

1.6/2Lターボの2種のパワートレインを搭載し、人気のあった4代目レガシィとほぼ同じサイズで登場。当時まだ珍しかった衝突被害軽減ブレーキをほとんどのグレードで標準装備とするなど、文字通り日本のファンのために作ったいわばレガシィの現代版という立ち位置であった。それだけに、走りに一家言ある人たちから根強い支持を受けているモデルだ。

当面電動化の予定なし

昨今ほとんどのモデルがフルモデルチェンジをする際に、なんらかのカタチで電動化モデルが追加されるのが世の常。ところが、ご存知の通りレヴォーグにその選択肢は現状ない。どういうことか?

パワートレインの開発を行ったY氏に直撃したのだが「レヴォーグは走りを追求したモデル。電動化に関しては今すぐはなく、当面はインプレッサシリーズやフォレスターがその役割を担うことになる」との答えが。

アッサリとした回答だが、“今後ない! とは言い切れない”ということ。将来邸には少なからず可能性は0ではないのだ。

2Lターボに変わる最強モデルが出るゾ

現状、新型レヴォーグの最強モデルとなるSTIスポーツは、他のGT系グレードと出力特性は同じ

だが、開発者の話から考えるに、レヴォーグの電動化よりも早くに最強モデルが控えているという可能性もあるのだ。先述のY氏ではなく、他の開発陣がポロっとこぼした話を元に紹介したい。

最高出力130kW(177PS)/5200~5600rpm、最大トルク300Nm(30.6kg・m)/1600~3600rpmを発揮する。それだけに2.4Lターボエンジンが搭載されれば、300psも夢じゃない!

現行レヴォーグは先述の通り1.6Lと2Lの2本立てであったが、新型レヴォーグに搭載されるエンジンは新開発の1.8Lターボのみ。勘のイイ人なら察しがつくと思うが、新型レヴォーグにはどうやら隠し球となる最強モデルの登場が控えているという。

すでに北米で発売されている新型レガシィシリーズ。先代モデル同様、セダンのB4とアウトバックの2本立て。おそらく日本には近日中に上陸する予定だ

じつは、今回の新エンジンはスペースや構造上の問題から排気量アップは難く、可能性があるとするならば昨年北米でデビューしたレガシィシリーズに搭載されている2.4Lターボエンジン。そう、新型レヴォーグの最強モデルにはこのエンジンが搭載されるのだ。

スペックなどの詳しい情報は聞くことはできなかったが、どうやら北米レガシィに搭載されているエンジンをレヴォーグに載せる際のトランスミッションは開発済みという話も。

もしかすると、今新型レヴォーグの購入を考えている人は少し待つのもアリかもしれない。まだ見ぬ最強モデルのために。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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