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走り屋層必見! フェアレディZをトヨタ 86と徹底比較する!

MōTA / 2020年9月19日 9時50分

日産 新型フェアレディZ(Z35型プロトタイプ) vs トヨタ 86

日産の新しいフェアレディZが話題騒然だ。気になるライバルといって思い浮かぶ車種は何だろう。今回はトヨタの「86」(ハチロク)をご紹介する。実はこの2台、ボディサイズもほぼ一緒。中古車の価格帯も近い、ガチの好敵手なのだ!

日産 新型フェアレディZ(Z35型プロトタイプ) vs トヨタ 86

意外? それとも納得!? ハチロクはZのガチなライバルだった

日産の新しいフェアレディZ プロトタイプが発表され、改めて気になるのは、ライバル車はなに!? ということ。国産車ではすっかり2シーターもしくは2+2のFRスポーツカーも減ってしまったが、真っ先に浮かぶのはトヨタの86(ハチロク)だろう。

え、Zのライバルと言えば「トヨタ スープラ」じゃないの!?

最高峰のRZで731万3000円のスープラは「ちょっと違う」。これがSNS上や筆者の周りにいる若い層を中心に多く見られた反応だった。

ボディサイズはどれも意外と近かった

日産 新型フェアレディZ プロトタイプ(Z35), トヨタ 86

日産 新型フェアレディZ プロトタイプ(Z35), トヨタ 86

公表された新型フェアレディZ プロトタイプのボディサイズは全長4382mm×全幅1850mm×全高1310mm。現行型Z34 フェアレディZは、全長4260mm×全幅1845mm×全高1315mmだ。

対するトヨタ 86は全長4240mm×全幅1775mm×全高1285mm。ちなみにGRスープラは全長4380mm×全幅1865mm×全高1290mm。フェアレディZ、特に現行Z34型は、随分とトヨタ 86に近い寸法だったことに改めて気付かされる。

もっとガチなのはコレ! 現行Z34とトヨタ 86の中古車も比較

Z34型 現行フェアレディZ

新型フェアレディZ プロトタイプは、V6 ツインターボエンジンを搭載することが明らかになっているが、排気量などは不明で、またラインナップにノンターボなど他のバリエーションがあるかどうかも公開されていない。

現行型のフェアレディZ(Z34)は、VQ37VHR型 V6 3.7リッター DOHC(336ps/365Nm)のノンターボエンジンを搭載。車重は1610~1660kg。新車の価格は397万9800円~530万8600円(NISMO除く)。

いっぽうのトヨタ 86はスバルとの共同開発による水平対向4気筒 FA20型 2リッター DOHC(200ps/212Nm)ノンターボ、車重は1210~1270kgでグンと軽量だ。価格も267万1900円~348万7000円とZに比べて安い。これだけ見ると、確かに「全然ライバルじゃあないでしょ」となる。

中古車になると、Zと86の格差がグンと縮まるのがオモシロイ

写真はZ34型 現行フェアレディZとトヨタ 86(前期モデル)

ところがこれが中古車になったとたん、Zと86の格差がグンと縮まるのが興味深いところだ。

現行Z37型フェアレディZ(2008年~)の中古車を検索すると、ジャスト100万円くらいから在庫が見つかる。ボリュームゾーンは200万円前後となる。

これは案外悩ましい選択! アナタなら…どっち!?

トヨタ 86(2012年~)の場合も100万円を切るくらいの価格帯から始まり、ボリュームゾーンは200万円以下。もちろん年式などの差があるものの、価格帯という視点では意外なほど比較対象となりうるのだ。

排気量が大きくパワーに余裕のあるZと、軽快さがウリの86。個性の違う2台が同じような200万円前後の価格で選ぶことが出来ると聞けば、これは案外悩ましくも楽しい選択である。

アナタならこの2台、どちらを選ぶだろうか!? コメント欄でぜひご意見を聞かせて欲しい!

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)/撮影:島村 栄二・茂呂 幸正・小林 岳夫・MOTA編集部・NISSAN]

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