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【写真で解説】新型フェアレディZ(プロトタイプ)との共通点は? 5代目Z33型と比較してみた

MōTA / 2020年9月24日 19時10分

日産 5代目フェアレディZ(Z33)

2020年9月16日、日産は50年以上の歴史を持つスポーツカー「フェアレディZ」の7代目となる次期プロトタイプモデルを、オンライン上で世界初公開しました。 日産 フェアレディZは1969年に初代S30型が登場し、ロングノーズ・ショートデッキのスタイリッシュなデザインと十分な性能を持ちながら、求めやすい価格設定としたことで、世界中で大ヒットを飛ばしたクルマです。その後モデルチェンジを繰り返し、2002年に当時のカルロス・ゴーン氏をはじめとする経営陣がバブル崩壊以降、業績不振に苦しんでいた日産復活のイメージリーダーとして開発を進めたのが、5代目Z33型フェアレディZでした。 今回はそんな5代目フェアレディZ「Z33型」について紹介しながら、新型フェアレディZプロトタイプモデルとの共通点を紹介していきます。

日産 5代目フェアレディZ(Z33)

5代目フェアレディZ(Z33型)と新型プロトタイプの共通点は?

■全長×全幅×全高:4315mm×1815mm×1315mm ■エンジン:V型6気筒 3498cc ガソリン ■最高出力:313PS/6800rpm ■最大トルク:36.5kg・m/4800rpm ■トランスミッション:6速MT ■駆動方式:FR ■販売期間:2002年~2008年 ■乗員:2名(※スペックはVersion STの主な数値 )

写真中央のモデルが5代目Z33型、右は先代の4代目Z32型で、左は後継モデルの6代目Z34型。上級移行したZ32の反省もあり原点回帰が行なわれ、エクステリアはどこか初代を彷彿とさせるスタイリングを採用しています。

プラットフォーム、サスペンション、パワートレインなどはスカイライン(V35)と共用となり、俗に言うFMプラットフォームシリーズの一員に。そのため、歴代モデルに設定されていた2by2はスカイラインクーペに託し、2シーターのみの設定となりました。

ちなみにZの伝統であるTバールーフは廃止されましたが、Z32でラインナップされていたオープンモデルの「ロードスター」をクーペから遅れること1年後に追加しています。

初期モデルはスポーツ性に特化していましたが、開発責任者(当時)湯川 伸次郎氏の「Zは毎年改良していく」の言葉通り、フットワーク系のみならず、パワートレインにもシッカリと手が入り、バランスのいいスポーツモデルへと成長。

エンジンはV型6気筒 3.5リッターの自然吸気(VQ35DE)を搭載。途中で出力アップ(280→294PS)やレブリミットアップ(6600→7000rpm)も実施されました。更に2007年の改良では新設計のVQ35HR(313PS、レブリミット7500rpm)に刷新されています。

新型フェアレディZ(プロトタイプ)のボディサイズは全長4382mm×全幅1850mm×全高1310mm。 パワートレインは6速MTのV6ツインターボ。

新型フェアレディZ(プロトタイプ)のデザインは、奇しくも原点回帰を行ったZ33型と同様に、色濃く初代S30型のイメージが重なります。全体的なフォルムから、ヘッドライトの形状、ルーフからテールにかけてのラインなど意識的に初代との共有性を与えているのが分かります。

新型フェアレディZ(プロトタイプ)のインテリアも、 中央に設置された3連メーターや、ドライバー側に傾けられているデザインなど、Z33同様初代から受け継がれていることが良くわかります。

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