ぶっちゃけ、キムタクがアピールする日産 アリアってどうよ?【みんなの声を聞いてみた】
MōTA / 2020年10月4日 14時30分
2020年7月に日産初のクロスオーバーSUVタイプのEV「アリア」の市販モデルが発表された。GT-Rやエクストレイルで培った日産の“味”を数多く取り入れた同社本気の1台は果たして、実際に日産ファン、さらには購入検討者にはどう捉えられているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介する。
新時代の日産EV
日産 アリアは、100%電気自動車のクロスオーバーSUV。ボディサイズは全長×全幅×全高は4595mm×1850mm×1665mmと、思いのほかスリム。実は6月にデビューしたトヨタの新型ハリアー(4740×1855×1660mm)とかなり近いサイズで、ボディ前後を絞った分、むしろアリアのほうが全長は短いくらい。デザインのテーマは「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」。これまでの日産デザインとは随分違う雰囲気で、シンプルながらモダンな印象。今後の日産デザインの指標となるようだ。
インテリアでもインパネ周りの物理ボタンは可能な限り排除され、ほとんど全ての機能をモニターに集約。シート間にコンソールはあるものの、足もと空間はミニバン並の広さを確保する。
さらには、昨年スカイライン ハイブリッドに搭載され話題となった、高速道路で手離し運転が可能で、世界で初めてナビと連動させた運転支援技術「プロパイロット2.0」の進化版がアリアに搭載される予定。もっとスムースな制御が可能となる模様だ。
グレードはは65kWhと90kWhの2モデルをラインアップし、それぞれに前輪駆動モデルと、e-4ORCEと名付けられた4WDモデルを用意する。最大130kWhの急速充電に対応し、30分の充電時間で最大375km分を充電できるという。
それに加え、テスラのスーパーチャージャーのように短時間で充電が可能な、最大150kWhのCHAdeMO急速充電器を開発中で、2021年度を目処に全国の主要都市からサービスをスタートさせる予定だ。アリアを皮切りに今後登場予定のクルマも対応予定というほどの本気っぷり。
SNS上でのみんなの声は?
そんな大注目のアリアだが、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。
「日産の車は好きではないが、この車ならほしいとおもう!」
「コンセプトモデルをそのまま出したようなモデルでホントに好感触。」
「久しぶりに日産が本気を出した車を見た気がする。」
「ギラギラオラオラしていなく知的で品があるところがいい!」
「久しぶりにいい車を見た。日産がというよりは日系自動車メーカーでこれほど大胆な車を見たのはいつ以来かというくらい思い切ったデザインや機能性だ。」
主にデザイン面で好印象の意見が多数見受けられ、一様に今後の日産に期待しているのが伝わってきた。
いっぽう、もちろんアリアの気になる点を指摘する声も…。
「500万オーバーって、さすがに価格が高すぎる…。」
「リーフの難点を潰していった新世代EVとして期待の一品ですがいかんせん待ちが長いのがな。とにかく、今の日産車は待たされてしまう。待つのが面倒で嫌いな人は多いからすぐに手に入る新型車が今一番要ると思う。」
「発売が1年先の、ちゃんと世に出いないクルマをバンバンCMで出すのはどうなの?」
「人の顔(社長や設計者)が見えなくなった日産。クルマ好きが役員に居るのか疑問だね。」
「最近の日産に足りないのはキープコンセプト。アリアをどこまで信じて作り続けられるのか期待してもいいのだろうか? ほかのメーカーには真似のできなかったクルマを捨ててる日産に野心があるのか?」
デザイン面で賛否わかれるのは致し方ないものの、圧倒的に多かった意見は発表から発売まで1年もかかるといった点。顧客を待たせ過ぎといった厳しい声が多数あり、次いで価格の高さを指摘する声も少なくない数存在している。
その他、アリアについてだけでなく、中には新たに日産のブランドアンバサダーに就任し新CMにも出演するあの人に追及した意見も…
「ちょいマックのCMでテラノ乗ってたのは、これの布石か。」
「キムタクはカローラフィールダーのイメージしかない。」
「キムタク、RAV4のCMにも出てたな~。」
「ただ後ろ向きに歩いているだけ?」
「いくらタレントとは言え! 節操が無さすぎる! トヨタに謝れ!」
やはり、それまでのトヨタのイメージが強かった木村拓哉さんを新たに起用したCMや日産自体に、否定的であったり、戸惑いが隠せないといった意見が多数を占めている。
「技術の日産」復活の日は近い?
日産 アリアの日本での発売は2021年中頃の予定。補助金を含めた価格は500万円からと日産ではアナウンスしている。極めて高い質感やオリジナリティの高いデザイン、そしてEVの先進性などを考えると、500万円という価格も決して高いものではないのかもしれないが…。それでも街を走るアリアの姿を想像しながら、今後の日産の動向に注目していきたい。[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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