車載用アレクサ「Echo Auto」発売|4980円で手に入る最新のコネクティビティを見逃すな!
MōTA / 2020年10月1日 10時30分
「OK Google」「Hi Siri」「Hi Mercedes」といった音声による操作は、スマートフォンや最新の高級車だけの機能とお思いでは無いだろうか?インターネット通販最大手のAmazonから、わずか4,980円(消費税込み)で音声操作だけじゃなく“しりとり”までできてしまう車載用アレクサ端末「Echo Auto(エコーオート)」が発売された。これからは車と会話しながらドライブを楽しみ、仕事がこなせる時代。「Echo Auto(エコーオート)」の詳細と、AI音声デバイスが切り拓く未来について見ていこう。
車内で使用できる最新のAmazonデバイス
Amazon Echoは、「アレクサ、音楽かけて」「アレクサ今日の天気は?」など、“アレクサ”と呼びかけることで、音声による操作ができるAIデバイスで、AIスピーカーとしてすっかりお馴染みだろう。
Echo AutoはスマートフォンのAlexaアプリを介してインターネットに接続。各社の音楽ストリーミングサービス、ニュース、書籍の読み上げなどを車の中で利用できるほか、IoTに対応した家電があれば、外出先から家の電気を消したりすることも可能だ。
ただし、あくまでスマートフォンのAmazon Alexaアプリを呼び出して操作するにとどまり、現状では車載エアコンや既存の車載オーディオなどを操作することはできない。
スマートフォンのAlexaアプリを介して操作
付属するエアコン吹き出し口用アタッチメントで取付け、電源はシガーソケットやUSBポートから行う。カーオーディオへは3.5mmオーディオケーブルやBluetoothで接続し、Alexa音声や音楽などは車のスピーカーから出力される。
注意点としては、一部、互換がないスマートフォンや設置できないエアコン吹き出し口もあるため、気になる方はAmazonの販売ページで確認が必要だ。
4,980円でどんな車でも最新AIを導入できる!?
このような最新デバイスは、当然最新の車に搭載されるため、現状では音声操作を搭載した車はそれほど多くない。直近で新車の購入を検討していない限り、無縁の長物と感じている方も少なくないだろう。
だが、このEcho Autoの価格は4,980円(消費税込み)とお手頃。車にシガーソケットと、Bluetoothや外部入力対応のオーディオさえあれば、どんなに古い車でも最新のAIデバイスを使うことができるのだ。
アップデートで成長するAlexaに期待大
それなら既存のスマホアプリで十分では?という方もいるかもしれないが、実際、エアコンやエンジン音など騒音の多い車内では、正確に音声を認識してくれないことも少なくない。この点については、もともと車内での使用を想定したマイクアレイに加え、「継続的に(Echo Autoが)トレーニングする事で、性能が改善していく」としているため、期待できるのではないだろうか。
Echo Autoがコネクティビティをより身近にする
また、これまでのように車載タイプのカーナビを装備せず、スマートフォンと連携できるディスプレイオーディオを搭載する車種も増えてきた。車内でできることが増え、車はよりスマートフォンやパソコンのようにユーザーライクな存在となりつつある。
そんな中、Echo Autoは、わずかな出費で、最新の車と同等のコネクティビティを導入することができることが大きな魅力だ。ただ現時点では、もともと車載されているカーナビやエアコンを、Echo Autoだけでは操作することはできないため、今後の発展に期待したい。
Echo Autoが、その手軽さと利便性を示すことができれば、車の新しい使い方や利用価値を高めることになるのではないだろうか。
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