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ハイブリッドよりターボが有利! レクサスRXの意外すぎる下取り相場とは

MōTA / 2020年10月3日 16時0分

レクサス RX

あの時、超流行ったクルマって今一体いくらの値打ちがあるんだろう? なんてオーナーじゃなくとも気になるモノ。この企画はテレビでよくある“あの人は今”のクルマ版的な感じで昔流行ったクルマの“今”(買取相場)をお届け。今回は、誰しも憧れるレクサス RX。

レクサス RX450hL(RXの3列シート版):走行イメージ

世界的ブームの火付け役! RXはプレミアムSUVの第一人者

背の高いSUVを手がけてこなかったあのロールスロイスまでもが参入する事態に

出るクルマ出るクルマ、全てがSUVといっても過言ではないほど、空前のSUVブームが到来しているのはご存知の通り。これまでセダンやスポーツモデルなどしか手がけてこなかったロールスロイスやベントレーといった世界的な高級ブランドまでもが参入するほど、プレミアムSUV市場はアツい戦いを繰り広げている。この市場を開拓したのは、他でもないトヨタ ハリアーであり、そのレクサス版のRXである。

エンジンは横置きでFFベースのシティー派SUVとして誕生した初代ハリアー。今では若者の憧れのクルマとまで言われるほど”

初代モデルがデビューした1997年はランドクルーザーやパジェロといった本格クロカンがほとんどだった時代。そんな中で、中型セダンのカムリをベースに、広々&高級感ある車内はそのままに車高を上げた新時代のクロスオーバーSUVとして誕生した。このモデルのヒットを受けて、ポルシェ カイエンが誕生したというほど、歴史的なモデルだ。

今はすでにハリアーと兄弟車ではなくなってしまったが、2代目モデルまではエンブレムや車内装備が異なる程度の正真正銘の兄弟車であった。その後、ハリアーは日本専売車として独自に進化し、RXもさらに高級車へとシフトしていった。

今回は2015年にデビューしたレクサス RXにフォーカスし、今の下取り相場を見ていく。

ハイブリッドよりターボが有利!

今回はよりリアルな情報をお届けすべく、現行RXがデビューした2015年~ビッグマイチェンを行なった2019年8月までのモデルにフォーカス。走行距離は5~10万キロの個体を見ていく。

3.5リッターV6エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデル。燃料がレギュラーではなく、ハイオクなのが痛いところ……

まずは人気のハイブリッドモデルから。もっとも高値が付くのはRX450h Fスポーツだ。走行距離5~6万キロで2016年式の個体は440~450万円と新車価格742万円だったコトを考えると、現在も約60%の価値が残っている計算になる。

Fスポーツのみ選べるレッドレザーも高値が付くポイント

ちなみに高級オーディオのマークレビンソンを装着していれば、往々にして+10~20万円高値で買い取られているという。

続いて、2Lターボモデルはというと、ハイブリッド同様Fスポーツがもっとも高値で取引されている。具体的にはRX200t Fスポーツ(2016年式)を同条件で見てみると、410~420万円で買い取られている。新車価格が605万円だったので、現在でも約70%の価値が残っているコトとなる。

なんとハイブリッドよりターボモデルの方が、残価率が高いという結果であった。ハイブリッドモデルはバッテリーの劣化など、既存の内燃機関エンジンとは気にするポイントが異なることもあるという側面もあるが、この残価率の差は超意外である。

いずれにしても、RXから乗り換えを検討している人は、ぜひ参考にしてほしい!

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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