甘く見てるとヤケドする！羊の皮を被った狼な名車3選

日産 初代エクストレイル

今回は、一見するとありふれた見た目でありながら、並みのスポーツカーでは敵わない3車種をご紹介します。使い勝手に優れたステーションワゴンの日産 ステージアとスバル レガシィ。そして、アウトドアレジャーで使い倒せる日産 エクストレイルなど、見た目と走りのギャップがたまらないモデルを詳しくみていきましょう。

ハイパワーワゴンの火付け役スバル 初代レガシィ

1989年に登場したスバル 初代レガシィは、新開発のプラットフォームに、新開発の「EJ型」エンジンを搭載。ボディタイプは、セダンとステーションワゴンタイプの「ツーリングワゴン」をラインナップしています。

低重心かつハイパワーな水平対向エンジンと左右対象のシンメトリカル4WDを組み合わせ、高い走行性能とステーションワゴンならではの使い勝手を兼ね備え大ヒット。それまで販売不振にあえいでいた、スバル（当時：富士重工業）を経営難から救ったモデルです。

名エンジンとして名高い「EJ20」を搭載

スバル 初代レガシィは、新開発の水平対向4気筒エンジン「EJ」型を搭載。「EJ20」のシリンダーブロック、シリンダーヘッドはオールアルミ合金を採用することで軽量化を実現しています。また、全車4バルブヘッドと電子制御イグニッションとすることで、「GT」グレードに搭載されたEJ20ターボエンジンは、当時の2.0リッタークラスとして最強となる220馬力の最高出力を発生しています。

スバル 初代レガシィツーリングワゴンの中古車相場

■中古車掲載台数：3台

■中古車相場：39.9万円～217.5万円

※中古車掲載台数および相場は、2020年10月2日時点のデータ

GT-Rワゴンの異名を持つ日産 初代ステージア

日産 初代ステージアは、ハイパワーワゴンがブームだった1996年に登場しました。FRベースとなるR33 スカイライン、C34 ローレルのプラットフォームとパワートレインを使用し、スポーツカー顔負けの高い走行性能を誇っています。また、高級セダンのような上質な内装を持ち、直線基調で伸びやかなスタイリングも初代ステージアの特徴です。

高性能な「オーテックバージョン260RS」

オーテックジャパンの特別仕様車「オーテックバージョン 260RS」は、R33 スカイラインGT-Rに搭載される2.6リッター直列6気筒 RB26DETT型エンジンを搭載し、ブレンボブレーキやアテーサ4WDシステムを採用。

トランスミッションに5速MTを組み合わせ、ステーションワゴンとは思えない高い運動性能とワゴンの使い勝手を両立し、「GT-Rワゴン」の異名を持ちます。

日産 初代ステージアの中古車相場

■中古車掲載台数：21台

■中古車相場：23.8万円～335万円（応相談含む）

※中古車掲載台数および相場は、2020年10月2日時点のデータ

手が届きやすい価格の頼もしいSUV 日産 初代エクストレイル

日産 初代エクストレイルは、「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」というコンセプトのもと2000年にデビューします。開発時の目標は、「タフギア道具」。撥水性のあるシートや、ほぼ90度に上げられるポップアップステアリングなど、文字通り「タフギア」と呼べる装備内容で、アウトドアスポーツを楽しむ層から支持を獲得しました。

280馬力に4輪駆動を組み合わせた エクストレイルGT

発売開始から数か月後に追加された「GT」グレードに搭載されるエンジンは、ハイオク仕様の2.0リッター直列4気筒ターボエンジンで、最高出力280馬力を発生させます。

駆動方式は、トルク配分型電子制御式4輪駆動「ALL MODE 4×4」を採用。平常時は、前輪100:後輪0の前輪駆動モードで燃費を稼ぎ、必要に応じて後輪に駆動力を配分する賢い4輪駆動システムです。「ALL MODE 4×4」は進化を続け、現在のエクストレイルにも受け継がれています。

日産 初代エクストレイルの中古車相場

■中古車掲載台数：222台

■中古車相場：15万円～137万円（応相談含む）

※中古車掲載台数および相場は、2020年10月2日時点のデータ