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悪路も走れるタフなミニバン!? トヨタ「イノーバ ツーリングスポーツ」【日本にない日本車】

MōTA / 2020年10月3日 13時40分

トヨタ イノーバツーリングスポーツ

日本では人気の高いミニバンですが、インドやタイなどでもミニバン(MPV)の人気が高まってきており、定番化しつつあるのをご存じでしょうか。そんなミニバンの中で、日本メーカーが製造しながらも日本では発売されていないモデルが存在しています。今回はその1つ、2020年3月に発売されたトヨタ「イノーバツーリングスポーツ」をご紹介しましょう。 日本で発売されているトヨタのミニバンとは異なり、不整地の多い新興国向けならではのタフな造りとなっているなど、アクティブ派は欲しくなるかもしれない1台です。

トヨタ イノーバツーリングスポーツ

見た目だけじゃない! 新興国向けのタフなミニバン

イノーバシリーズは、国によって展開されるモデルは異なりますが、「イノーバ」のほかに、ラグジュアリーモデルの「イノーバクリスタ」、外観をSUVルックに仕上げたモデル「イノーバツーリングスポーツ」をラインナップしています。

イノーバクリスタ

イノーバは、トヨタの新興国向けの世界戦略車「IMVシリーズ」の中核を担うミニバンとして、2004年に登場。IMVシリーズは、強靭な車体構造を共有したSUV・ピックアップトラック・ミニバンのボディタイプの車種を展開しており、イノーバはそのうちの1つ。日本でも人気のピックアップトラックのハイラックスもIMVシリーズの一角を担っています。

そのため、イノーバツーリングスポーツはSUVの雰囲気だけではなく、強い衝撃を受けるような過酷なオフロードでも走り続けらえる高剛性なフレーム構造を持っています。

ボディサイズは全長4735mm×1830mm×1795mmで、トヨタ ノア・ヴォクシーと比べても全幅が100mm程度大きい程度で、ほとんど同じサイズですが、未舗装路を走る前提で作られているため、日本で見るようなミニバンと比べても最低地上高は高めとなっています。

国によって仕様は異なりますが、例としてインド版のスペックをご紹介していきましょう。

参考:イノーバクリスタ

5ドアの3列シートで7人乗り。後席のドアはスライド式ではなく、前席と同じヒンジ式となっているのが特徴。

パワートレインには、2.7リッターガソリン直列4気筒エンジン 5速MT/6速ATと2.4リッタディーゼルターボ直列4気筒エンジン 6速MT/6速ATから選ぶことができます。

フロントサスペンションにはトーションバー付きコイルスプリング・ダブルウィッシュボーン、リアはリンクコイルスプリング付きの4リンク式リッジドサスが採用されています。

外観はスモーククロームヘッドランプや、クロームオーナメント付きのフロントバンパースポイラーなどで加飾されており、内観は赤色の木目調のパターンが用いられるなど日本ではあまりみないユニークなデザインも採用されています。スマホとBluetooth接続が可能なタッチスクリーン式ナビ・オーディオ、イモビライザーやガラス破損センサーなども装備しています。

インドでの価格はガソリンモデルで約280万円、ディーゼルモデルで約320万円です。

タフな車に乗りたい、それでいて大人数を乗せる必要がある、そんなユーザーにとっては気になるモデルではないでしょうか? タイやインドに行った際は、ぜひ乗ってみたいクルマですよね。

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