480万円オーバーも納得!? ランクルプラド選びのキモはシートにあった
MōTA / 2020年10月14日 11時20分
仕事も遊びもがむしゃらだった20代から、少し落ち着く30代。1つのことをもっと深く突き詰めたいと思ったり、あるいはまったく新しい世界に飛び込んだりと、変わってくる人も多いかもしれませんね。
ランクルプラドのおすすめグレードはTX Lパッケージ! ラゲッジ確保に踏み切って5人乗りを
そうなると、相棒となるクルマも本物を求めたくなるもの。ここはひとつ、キングオブSUVのランクルと血を分かちつつ、日常使いを意識したユーティリティでファミリーにも優しい、トヨタ ランドクルーザープラドを手にしてみませんか。ガソリン、ディーゼル、7人乗り、5人乗りと多彩なグレードが揃うランドクルーザープラドですが、30代ファミリーにイチオシなのは、ディーゼル5人乗りの「TX"Lパッケージ"」(481万円)です。
※記事中の画像はすべてTZ-G(7人乗り・ディーゼル)です
本格オフローダーでも内装は豪華! コンセントがトップグレードのみというのが歯痒いところ
走破性に関する装備などがフルで付くトップグレードではないですが、シートヒーター&ベンチレーションがつく本革のパワーシートになったり、内外装が少しずつ豪華になるのが「TX"Lパッケージ"」。両親もまだ若く元気な30代のうちは、帰省時に3列目シートを使う機会もそう多くないと思うので、ここは思い切って5人乗りを選び、その分アウトドアレジャーの荷物をしっかり積めるように。
また、初期費用は高めでもランニングコストが抑えられ、低速からパワーも十分なディーゼルが頼もしいはずです。欲を言えば、トップグレードだけに付いているAC100Vコンセントが欲しいところですけどね。「TX"Lパッケージ"」はDC12Vが3箇所つきます。
ランクルプラドのベース価格は362万円から! アウトドア利用の多いユーザーならディーゼル検討の価値あり
そのほかのグレードとの装備や価格差を見ていくと、ベーシックとなるのはガソリンが「TX 」5人乗りで362万1000円。ディーゼル「TX」5人乗りが428万5000円。装備差はほとんどなく、パワートレインの違いだけで66万4000円も高くなるって!「ディーゼルってそんないいの?」と思うかもしれないんですけど、やっぱりいいんですよね。
低速からモリモリとトルクが出るので、上り坂とかだけでなく、ノロノロ渋滞なんかでもラクなんです。
しかも高速巡航での余裕や、実用燃費もガソリンよりいいはず。その代わりちょっと音はうるさくなるので、パワーやコストよりも、乗ってるときに静かな方がいいわ~という人には、ガソリンがオススメです。
5人乗りと7人乗りの装備差はシートのみ! 3列目の使用頻度が低そうなら迷わず5人乗りを
で、2列シートの5人乗りじゃなくて、年に1~2回でもやっぱり3列シートを使いたい、というなら同じ「TX」の7人乗りはガソリンが377万9000円、ディーゼルが444万3000円で、どちらも15万8000円アップ。シートの違い以外の装備差はないですね。 ランクルプラドの3列目シートは、倒せばしっかりとフラットになるし、2列目シートが4:2:4で分割可倒式なので多彩に使えるんですが、やっぱり5人乗りの方がラゲッジのフロアは低いし、2列目を倒した時でも低くなるので、積載量や積み込みやすさでは有利です。ランクルプラド選びのキモはシート! 長い目で見て快適性には惜しみない投資を
そしてこの「TX」から52万5000円アップとなるのが、イチオシの「TX"Lパッケージ"」。「TX」との装備差としていちばん大きいのはシート。「TX」ではファブリックの手動シートだったのが、Lパッケージでは本革の10wayパワーシートになり、快適温熱シート+ベンチレーションがつく豪華仕様になることです。
そのほかもチョイチョイ、ステアリングが本革巻きになったり、センターコンソールイルミネーションがついたりと、内外装が豪華に便利になるんですが、ほぼシートの違いで50万オーバーを高いと見るか、安いと見るか。20代に勧めるのであれば、迷わずファブリックの素のシート(ベースグレードのTX)でいいんじゃないと言います。
でも30代なら、長距離移動の際にどれほどシートの快適性が大事か、極寒の地でシートヒーターがあるだけでどれだけ命びろいをすることか、よくわかるのではないでしょうか。
また「TX"Lパッケージ"」になると、ブラインドスポットモニターや19インチアルミホイールなど、オプションでつけられる装備も増えるので、予算次第でもっと快適かつ見た目もカッコよくすることができちゃいます。
オフロードガチ勢ならトップグレード一択! けど並のアウトドアならTX Lパッケージで充分
そして、「TX"Lパッケージ"」からさらに56万2000円アップとなるトップグレードが、「TZ-G」。こちらはディーゼルのみ、7人乗りのみで553万円です。大きな違いは、悪路走破性を最強にするための装備がフルでつくこと。
「TX"Lパッケージ"」までは、トルセンLSD付きのフルタイム4WDやばね上制振制御、傾斜角モニター+タイヤ切れ角+4輪トラクション作動+デフロック作動表示機能はついているんですが、「TZ-G」になるとパワーステアリング連動のAVSやリヤ電子制御サスペンション、キネティックダイナミックサスペンションシステム(KDSS)、リヤのトルセンLSDが装備されるほか、オプションで電動リヤデフロックなども設定されているんです。
なので、岩場や川渡りなど、本気のオフロード走行を目論んでいるなら、もう「TZ-G」一択。でも普通にキャンプ場とかスキー場に行くくらいなら、「TX"Lパッケージ"」でも充分すぎるくらいです。
おすすめオプションはラゲージプロテクター! プラドだからこそ映えるデザインと実用性が魅力
そしてオプション装備としては、荷物満載でレジャーに出かける時に便利で、見た目もめっちゃ本格的で映える「ラゲージプロテクター」1万7600円がオススメ。積み降ろしの時にガリガリとバンパーが傷つくのも防げますよ。
というわけで、ハンドルを握った瞬間から、地球上のすべての道が進路に変わる気がする、ランドクルーザー。そこに日常使いの便利さ・快適性を両立させたプラドなら、子どもたちと一緒にワイルドな毎日が楽しめそうですね。
[筆者:まるも 亜希子]
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