スズキを変えた立役者! スイフトは革命児だった【偉大なクルマ】

MōTA / 2020年10月18日 16時0分

スズキ 初代スイフト

スズキといえばダイハツと同様に軽自動車のイメージが強いはず。ところが、昨今のスズキはそれを払拭するが如く普通車でも爆発的ヒットを飛ばし続けている。そのキッカケとなったのは2代目スイフトで、その完成度たるや輸入車並み。しかも安い! という革命的なクルマであった。そこで、スズキが飛躍するキッカケとなった2代目スイフトを振り返ろう!

スズキ 初代スイフト

軽自動車に毛が生えた程度のモノばかりだった90年代

スイフトの偉大さを紹介する前に、1990年代のスズキの普通車ラインアップを振り返って見よう。

コンパクトでありながら悪路走破性を備えた初代エスクードは、ご存知の通り爆発的ヒットを飛ばした名車。今流行中のクロスオーバーSUVのパイオニア的存在だ

今世界的に爆発的ヒット中のクロスオーバーSUVの先駆け的存在のエスクードなどは存在したものの、それ以外は軽自動車の延長といった具合のモノばかりであった。例えば、ワゴンRをベースに1Lエンジンを載せ、5人乗りに仕立てたワゴンR ワイドやKeiをベースにこれまた同じような手法で普通車に変身させた初代スイフトってのがその筆頭であった。

先にも述べた通り一部車種を除けば、そのほとんどが軽自動車の延長であったのだ。お世辞にもイイクルマだ! と言えるモノはほぼなかったと言っても過言ではないほどで、当時ディーラーで新車販売をしていた方に聞くと「とにかく売るのが大変だった」と嘆くほどなのだ。

世界レベルに昇華! 生き残りをかけた勝負のクルマだった

あのスズキが? と思うほど輸入車顔負けの走りが超人気!

そんなイメージであったスズキの普通車だが、その常識を一蹴することとなる。それこそが2代目スイフトで、コンパクトカーというカテゴリは変わらないものの、欧州市場を意識した世界戦略車として開発されたのだ。

これまでの軽自動車の延長というモノではなく、プラットフォームやエンジンを新設計とするなど、かなり本気の内容であった。

スズキといえば軽量化というイメージを持つ人が多いだろうが、実は2代目スイフトによりそのイメージをさらに強めたモデルでもある。もちろん2代目スイフトの登場前から、スズキは軽量化には並々ならぬこだわりを持っていた。しかし2代目スイフトは軽量化と共に、徹底して走りの良さをアピール。それは一気に欧州車レベルにまで引き上げられた! と言っても過言ではないほどで、過去のスズキ普通車のイメージを払しょくすることに成功したのだ。

その甲斐あって、スイフトは日本のみならず欧州、さらにはインドといった世界各国で絶大なる支持を集めることとなった。

背の高いトールワゴンのソリオはスイフトの走りはそのままに、車内スペースはクラストップレベル

ちなみに2代目スイフトの叡智は他のモデルにもキッチリ影響を与えているのは嬉しいポイント。筆者が思うにその筆頭は2代目ソリオで、背の高いモデルにも関わらず、素直なハンドリングと軽快な走りといったスイフトのイメージそのままに登場したからだ。もちろん現行ラインアップも全て、他のメーカーのライバル車と比較しても圧倒的な走りの良さと軽さが魅力で、今後登場するモデルたちにも注目したい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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