かつての定番!リトラクタブル・ヘッドライトを備えるスポーツカー3選
MōTA / 2020年10月25日 5時50分
近年発売される新型車では見ることがなくなった「リトラクタブル・ヘッドライト」ですが、かつてはカッコいいスポーツカーを象徴する要素の1つでした。しかし、保安基準の変更、衝突安全性の観点、空気抵抗や車両重量の増大などの理由から、徐々にその姿を消していきます。今回は、そんなリトラクタブル・ヘッドライトを備えたカッコいいスポーツカーを3車種ご紹介しましょう。
4WS感覚のロータリースポーツカー マツダ 2代目RX-7(FC型)
1985年に登場した2代目RX-7は、5ナンバー枠のコンパクトな3ドアファストバッククーペスタイルに、2ローターの13B型ロータリーターボエンジンを搭載。日本初のアルミ製ブレーキキャリパーや、加重によってリアタイヤのトーを変化させるトーコントロールハブを搭載したことで、世界の名だたるスポーツカーと勝負ができるロータリースポーツカーです。乗り手を選ぶ硬派なスポーツカー
「4WS感覚」のキャッチコピーでデビューした2代目RX-7(通称FC)。当時の流行でもあった四輪操舵の感覚を味わうとできる唯一無二のロータリーFRモデルでした。エンジンは、軽量コンパクトな容量654ccのローターを2機搭載した13B-T型にターボを装着。後期型の最高出力は215馬力を絞り出します。前後重量配分は50.5対49.5を実現し、その運動性能は乗り手の技量が必要と言われるほどでした。
マツダ 2代目RX-7の中古車相場
■中古車掲載台数:1台■中古車相場:152.9万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月22日時点のデータ
今でも人気のコンパクトFRトヨタ スプリンタートレノAE86
1983年に登場したトヨタ スプリンタートレノは、型式が「AE86」であることから「ハチロク」の名で今でも多くの人に愛されています。大人気漫画「頭文字D」の主人公 藤原拓海のマシンとして活躍し、上下白黒ツートンの通称パンダトレノの人気が急上昇。それまでお手軽価格の入門スポーツカーだったハチロクは、プレミア価格のネオクラシックスポーツカーへと変貌を遂げます。さらに、元レーシングドライバーで“ドリキン”の愛称でお馴染みの土屋圭市氏の愛車としても知られ、ますますその人気に拍車がかかりました。
兄弟車レビンとヘッドライトで差別化
トヨタ スプリンタートレノ(AE86)は、コンパクトFRスポーツカーとして、2ドアノッチバッククーペと3ドアハッチバッククーペをラインナップ。エンジンには、1.5リッター直列4気筒と130馬力を発揮する新開発1.6リッター直列4気筒DOHC 16バルブ 4A-GEU型を用意しています。
ちなみに、スプリンタートレノがスポーツカーらしいルックスと空力性能に有利なリトラクタブル・ヘッドライトを装着しているのに対し、兄弟車であるカローラレビンは、固定式ヘッドライトに自動で開閉するエアロダイナミックグリルを装着。それぞれを差別化しつつ、スポーツカーらしい工夫が盛り込まれていました。
トヨタ スプリンタートレノ(AE86)の中古車相場
■中古車掲載台数:10台■中古車相場:256.1万円~467.8万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月22日時点のデータ
ハイテク武装のスポーツカー 三菱 GTO
1990年「あなたのスポーツは、面白いですか」や「スポーツは、ライバルがいるから、面白い。」のキャッチコピーでデビューした三菱 GTO。ミッドシップスポーツカーのようなワイド・アンド・ローのスタイルが特徴です。エンジンは、ハイパワーな3.0リッターV型6気筒エンジンを搭載し四輪を駆動させます。また、最新デバイスを多く搭載していた三菱のフラッグシップスポーツカーです。リトラクタブル・ヘッドライトは初期型だけだった
三菱 GTOは、2001年の生産終了までに大きな改良が4度も行われ、小規模の改良を含めると毎年のように何らかの改良が行われていました。リトラクタブル・ヘッドライトを採用していたのは初期型のみで、1993年に登場した中期型ではプロジェクター式の固定式ヘッドライトに変更されます。
残念ながら、2001年に姿を消してしまいますが、ハイパワーエンジンと低く幅広なスタイリング、そしてリトラクタブル・ヘッドライトという、カッコいいスポーツカーを象徴するような存在でした。
三菱 GTOの中古車相場
■中古車掲載台数:24台■中古車相場:69.9万円~400万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月22日時点のデータ
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