【スクープ】トール兄弟に負けるな! 新型ソリオは超本気で作った傑作の予感
MōTA / 2020年10月26日 11時30分
ここ最近のスズキは年明けの初売りに合わせて大物の新型車を年末に発表するのが恒例となっている。近年では現行スイフトやハスラーなどで、とにかく大型新人を年末年始に登場させるのだ。今年2020年末は? といえば新型ソリオが出るというのがかなり濃厚。そこで、次期ソリオの内容を徹底的に予想していく! 最近ライバルのトール/ルーミーがマイチェンしただけに、かなりスズキは本気だゾ。 >>
元々ワゴンRの派生車だった!? 知られざるソリオの歴史とは
新型の予想をする前にソリオの歴史を振り返ろう。
初代モデルの登場は1997年で、当時は今のようなスライドドアを持つミニバン的スタイルではなく、あくまでワゴンRの普通車バージョンという位置付けであった。実際、車名もワゴンRワイドと名付けられたほど。というのも初代ワゴンRが大ヒットを飛ばしていたなか、「ワゴンRの5人乗りが欲しい」というお客さんの意見を参考に生まれたモデルであったのだ。 翌年にワゴンRプラスと名前が変更され、2000年のマイチェンで初めてソリオというサブネームを冠したワゴンRソリオに。5年間で7万台程度と、正直ヒット作と言えない成績ではあったものの、根強いファンに支えられたクルマであった。2代目から大幅躍進! ヤンチャ仕様も
だが、2010年に登場した2代目から大きな快進撃が始まったのだ。そう、地道なマーケティング調査により、パッケージングを大幅変更。ミニバンが大流行していたという時代背景もあって、両側スライドドアを持ちながらもコンパクトに収めたスズキらしいスタイリングにより大ウケ。モデル途中では少しヤンチャなバンディットを追加するなど、老若男女問わず人気を博すこととなった。ちなみにソリオとして独立したのはこのモデルから。トヨタ連合は黙っていなかった! ライバル出現で牽制不利に
2代目ソリオの大ヒットを受け、2015年にデビューした現行モデルは、さらに魅力を磨き上げて登場。先代モデルに引き続き、ノーマルとバンディットの2本立てで、言ってみればアルファードに対するヴェルファイアというように、ヤンチャ仕様を最初から用意するなど、抜かりないラインアップで勝負。当時この市場はソリオの独壇場であったため、かなり挑戦的なことを行なったのだ。
さらに2016年にはスズキが独自開発した、ストロングハイブリッドモデルがデビュー。その後のマイチェンでアダプティブクルーズコントロールを追加設定するなど、日々進化を遂げているモデルだ。
ところが、2016年にソリオに悲劇が訪れることとなる。そう、ダイハツからトールが登場したのだ。しかもただのライバルではなく、トヨタやスバルまでもがトールの兄弟車を発売するというソリオ潰しにかかり、一気に形勢不利に。筆者が思うに、トール兄弟は二番煎じ感が強いだけでなく、クルマとしての完成度はソリオの圧勝であったのだが、さすがトヨタ連合というだけあり、販売台数はダブルスコア以上に……。そんな現行モデルも今年でデビュー5年、そろそろ新型に生まれ変わるお年頃なのだ。その悔しさをバネにフルモデルチェンジするだけに、スズキは新型ソリオをかなり本気で開発しているハズだ。
先進安全装備の充実&質感大幅アップで勝負
ここから新型の予想をしていこう。まず、スズキお得意のマイルドハイブリッドモデルがベースとなると予想する。
おそらく現行モデルと同じく、ストロングハイブリッドも用意されるが、こちらは上級グレードに。で、気になるのがこのストロングハイブリッドに組み合わされるトランスミッションだ。現状ではスズキ独自のAGS(MTをベースにクラッチとシフト操作を自動で行うシステム)であったが、この動きがCVTなどの既存のモノと比べると、かなりクセがあったのだ。新型に搭載するのはより自然なAGSか新たにCVTを組み合わせる模様だ。
さらに気になるのがラインアップだが、現行モデルに引き続きノーマルとヤンチャ仕様のバンディットが用意される。スペーシアのように、この二つに加えSUV風のギアが追加されるという情報もネットに溢れているようだが、兄弟車のクロスビーが存在するので、その線は限りなく薄いだろう。おそらく、もっとミニバンチックなデザインとし、バンディットはよりオラオラ系となる模様だ。 もちろん広い車内はそのままに、インパネの質感をもう少しグレードアップするようだ。流行りの大型モニターに加え、先進安全装備も充実させる構えだ。ライバルのトール/ルーミーが採用した電子パーキングブレーキは、未だスズキに採用例がないために、是非搭載して欲しいところ。現状も全車速対応のACCを備えているものの、今後を見据えると是が非でもソリオにつけて欲しいモノ。価格はまったく不明ながら、ソリオの歴史から考えるに大きく見積もっても現行モデルから最大で15万円程度のアップに抑えてくるだろう。ちなみに現行モデルが約147〜約221万円であるため、最大でも235万円程度に抑えて欲しい。
かなり大胆に予想してみたが、間も無く登場するであろう新型ソリオに大いに期待したいところだ。
最後にもう一度、新型ソリオの発表は2020年12月末が濃厚。ちなみに現行ソリオが好み! という方は今のうちにディーラーへ!
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
スズキ新型「ソリオ/ソリオ バンディット」が大幅刷新!? 迫力顔採用&エンジン刷新で1月登場? 何が変わった? ユーザーからの声は
くるまのニュース / 2024年11月26日 7時10分
-
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース / 2024年11月22日 7時10分
-
トヨタ「ルーミー」&ダイハツ「トール」販売終了!? 人気の“スライドドア”ワゴンが10月で受注停止に! 新型は「どうなる」?
くるまのニュース / 2024年11月15日 13時10分
-
10月に「日本イチ売れたクルマ」は“軽”じゃない! 小型SUV&「背の高い軽」は根強い人気? 「トヨタ勢」はトップを席巻… 販売台数ランキング発表
くるまのニュース / 2024年11月8日 5時50分
-
トヨタ「ルーミー」のライバル! スズキ新型「ハイトワゴン」そろそろ登場!? 高性能エンジン搭載&軽量化実施の可能性に「待ってます」の声! 「次期型ソリオ」に期待集まる
くるまのニュース / 2024年10月31日 13時10分
ランキング
-
1男女9000人超が答えた「好きな四字熟語」ランキング発表! 3位「明鏡止水」2位「初志貫徹」…圧倒的1位は?
オトナンサー / 2024年11月26日 21時10分
-
2ダイソーで販売「グミ」に回収命令……「深くお詫び」 使用不認可の着色料を使用、5万7000袋を回収
ねとらぼ / 2024年11月26日 18時1分
-
3ひざ痛の元凶「軟骨のすり減り」は50歳から始まる 「関節の衰え」を補うために有効な筋トレ法
東洋経済オンライン / 2024年11月27日 7時0分
-
4「知らなかった!」常温保存は「虫害」の恐れに経験者続出→開封後の七味は冷蔵庫に メーカー「スパイス全般共通です」
まいどなニュース / 2024年11月27日 7時25分
-
5ついに出た。新一万円札が「37万円」に大化け!財布の中に眠っているかもしれない“レア紙幣”の正体は
オールアバウト / 2024年11月26日 21時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください