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【写真で解説】トヨタの燃料電池自動車「MIRAI」が間もなくフルモデルチェンジ! 2代目はどんな進化を遂げた!?

MōTA / 2020年11月3日 18時33分

トヨタ 新型MIRAI(プロトタイプ) 新型MIRAIはレクサス LSが採用するTNGA GA-Lプラットフォームを新採用。それにともない駆動方式は前輪駆動から後輪駆動となって、ボディサイズも大幅に拡大した。なお新型の水素タンクはセンタートンネルと後席下部にレイアウトされる。

トヨタの燃料電池自動車(FCV)「MIRAI(ミライ)」が、2020年12月にフルモデルチェンジをする見込みだ。正式発表に先駆けデザインなどを公開。その仕様の一部も明らかになっている。今回は新型MIRAIプロトタイプの画像と共に、その外観やボディサイズなどを解説していこう。

トヨタ 新型MIRAI(プロトタイプ) トヨタの燃料電池自動車(FCV)「MIRAI(ミライ)」は、初代モデルが2014年12月にデビューを果たした。水素を空気中の酸素と化学反応させることで自ら発電しモーターを駆動。排出するのは水だけという次世代型エコカーだ。そんなMIRAIが2020年末、いよいよフルモデルチェンジする予定だ。デザインも大きく変化した2代目の新型MIRAIを写真と共に解説する。

2代目MIRAIが間もなくデビュー

トヨタの燃料電池自動車(FCV)「MIRAI(ミライ)」は、初代モデルが2014年12月にデビューを果たした。水素を空気中の酸素と化学反応させることで自ら発電しモーターを駆動。排出するのは水だけという次世代型エコカーだ。そんなMIRAIが2020年末、いよいよフルモデルチェンジする予定だ。デザインも大きく変化した2代目の新型MIRAIを写真と共に解説する。

ボディサイズはぐんと拡大

初代MIRAI(2014~2020)

初代MIRAIは全長4890mm×全幅1815mm×全高1535mm、ホイールベース2780mm。3代目プリウスなどが使用するFF系のMCプラットフォームをベースに開発された。燃料を貯める軽量小型の高圧水素タンクは、後席下とトランク下に配置している。

これに対し、新型MIRAIはレクサス LSが採用するTNGA GA-Lプラットフォームを新採用。それにともない駆動方式は前輪駆動から後輪駆動となって、ボディサイズも大幅に拡大した。なお新型の水素タンクはセンタートンネルと後席下部にレイアウトされる。

レクサス LS

新型MIRAIの車体の寸法は全長4975mm×全幅1885mm×全高1470mm、ホイールベース2920mmと、Lクラスセダンのサイズに拡大した。ちなみにプラットフォームを共有するレクサス LSは全長5235mm×全幅1900mm×全高1460mm、ホイールベース3125mmとひと回り大きい。

TNGAプラットフォーム採用で走りも激変!?

新型MIRAIでは新開発のTNGAプラットフォーム採用により、乗り心地や剛性感を向上。静粛性にも配慮したことで、初代とは大きく変化を遂げたという。さらにハンドリング性能も大幅に良くなったようだ。

すでにプロトタイプを試乗したモータージャーナリストの嶋田智之氏によると「総重量でいうなら2.2トンの決して軽くはないクルマなのに、走って楽しめるクルマであることははっきりと伝わってきた」と好印象だ。

初代MIRAIの航続可能距離は約650km(JC08モード)。それに対し新型MIRAIでは、FCスタックなどFCシステムを全面改良し性能を向上。約850kmの航続を可能としたという。

フル充電には非常に時間を要する電気自動車とは異なり、燃料電池自動車の水素充填時間はおよそ3分から5分とガソリン車同等。あとは水素ステーションの普及だけが大きな課題となっている。

ともあれ、すべてが新しくなった2代目MIRAIの船出は間もなく。FCVの普及が本格的に進むか、その行方に注目が集まる!

[筆者:MOTA編集部]

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