ホンダ オデッセイが大幅リニューアル! けれどファンの期待はやはり独自路線!?【みんなの声を聞いてみた】
MōTA / 2020年11月7日 14時30分
ホンダ 新型オデッセイ「ODYSSEY e:HEV ABSOLUTE EX(オデッセイ・イーエッチイーブイ・アブソルート・イーエックス)」[ボディカラー:プレミアムスパークルブラック・パール/2020年11月マイナーチェンジモデル] [撮影:森山良雄]
ミニバンといえば車高が高いのが当たり前の中、あえて車高を抑えたロールーフミニバンという独特のポジションを確立し、そのスポーティなデザインが人気を博した「ホンダ オデッセイ」。そんなオデッセイの5代目となる現行モデルが2020年11月6日、フロントまわりのデザイン形状を全面的に刷新したほか、リヤゲートまわりやインパネも新規デザインとするなど、大掛かりなマイナーチェンジを行った。果たして、新型オデッセイはトヨタ アルファードが人気を独占する高級ミニバンカテゴリーで新たな旋風が巻き起こせるのか? 実際に一般ユーザー、購入検討者はどう捉えられているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。
4年ぶりのマイナーチェンジは、フルモデルチェンジ並みの全面刷新
今回のマイナーチェンジでは、厚みのあるフードと押し出し感のある大型グリルヘの変更し、ボンネットの高さもエンブレム上の先端部付近でおよそ70mm高くなった。そして薄型のヘッドライトを採用することで、より力強さを感じるフロントフェイスヘと進化した新型オデッセイ。リア周りは、ソリッドで立体的なリアコンビライトを採用し、メッキ加飾を施すことで、よりワイドでシャープなフォルムが際立つようなデザインに。テールゲートまわりの形状自体も従来型に比べ直立化させ、3列目シート後方の空間を拡大させるとともに、ボディ全体のフォルムをより押し出しの強いものにしている。
また、前後のウインカーには、車両の内側から外側に向かって流れるように点灯するシーケンシャルターンシグナルランプを標準装備し、先進的なイメージと優れた被視認性を両立している。
インテリアは主にインパネ回りが全面的にリニューアル。上品な質感の加飾パネルを視界に入りやすい上部に、また触り心地の良いソフトパッドを手の触れやすい位置に配置するなど、インストルメントパネルのデザインを変更。さらにコンビメーターの形状変更や大画面10インチナビの採用しているほか、運転席側のカップホルダーや助手席側のインパネアッパーボックスの新設など、ユーザー目線の改良が全面的に施されている。
このほか、ジェスチャーコントロール・パワースライドドアやハンズフリーアクセスパワーテールゲート、予約ロックといった新たな快適機能採用し、新型オデッセイの価格は349万5000円~458万円(消費税込)となっている。
SNS上でのみんなの声は?
そんな新型オデッセイだが、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。デザイン面に関しては、「期待していたのですが、写真をみてガッカリしました」「個人的には、何か無理して取って付けたみたいなグリルに見える。もう少し抑えても良かったかなと思う」「格下の筈のステップワゴンと並ぶと、背が低い分威圧感が薄くて、どちらが格上かよく分からない難がある。けっして悪いクルマじゃないのに、損しているようで勿体ない」と、期待していた反面、そうじゃなかったという印象の声が多く見受けられた。
それでも、「アルファードを追いかける必要はない。個人的にはこのオデッセイの方が好きかな」「いいとこ取りを狙っていて、実際高次元でそれを成し遂げている。オデッセイは独自の道を行けばいいと思います」といった、オデッセイの特徴である、ミニバンなのに背が低め・だけど低床で中は広い・そしてスポーティ、といったポジションに理解を示す声も一定数存在した。
さらには、「不必要な豪華主義、背の高さより走行安定性を重視する人などに刺さるのでは。この車の存在意義はある」「MC前のを少しだけ運転したことあるけど、足まわりもしっかりしてて、サイズ的にも大き過ぎず、いい車だと思った。もう少し売れてもいい車だと思う」「もう少し価格を見直したほうがいいとは思う。ただ、街中はアルファードだらけなので頑張れオデッセイ!」といった、オデッセイに期待する声があったのも事実だ。
オデッセイの活路は、やはり独自路線
現在高級ミニバンカテゴリーでは、トヨタ アルファードが人気を独占している状態にある。ファンの間では、オデッセイは王者を追いかけるのもそこそこに、原点である背が低めだけど快適でスポーティといった独自のポジションに期待する声が挙がっているが、果たして大幅リニューアルしたオデッセイは、そんな同カテゴリーに風穴を開けることはできるのか? 引き続き動向に注目したい。[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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