ハイラックスだけじゃない! 日本の誇るピックアップトラック3選[タイタン/トライトン/D-MAX]
MōTA / 2020年11月8日 13時40分
昨今のSUVブームの中でも、よりタフで他人と被らないクルマに乗りたいというユーザーが増えており、ピックアップトラックに注目が集まっています。その裏付けとなるのが、先日マイナーチェンジを行ったトヨタ ハイラックスの月販目標台数。国内での反響が大きかったのか、マイナーチェンジ前の倍以上となる400台に設定されているほどです。 今回はそんな他車とは被りたくない人にとって魅力的に感じそうな、日本の誇るピックアップトラックを3車種をご紹介。どのモデルも日本のディーラーでは販売されていませんが、日本導入を願いたくなるほど心ひかれるクルマたちです。
日産「タイタン」
1つ目は、日産のフルサイズピックアップトラック「タイタン」です。初代モデルは2003年12月より発売開始しています。車名の由来は、その圧倒的な力強さや大きさから、ギリシャ神話やローマ神話に登場する巨人族の神「タイタン」から名付けられています。
全長6m弱×全幅2m超え、3トン近い巨大なボディに対し、初代モデルでは5.6リッターV型8気筒エンジンが搭載され、5速ATが組み合わされていました。
キャビンの種類はクルーキャブとキングキャブの2つ。キングキャブには観音開きのドアも採用され、高い乗降性を誇りました。
その後、2015年11月より現行モデルとなる2代目へモデルチェンジ。キャビンの種類には新たにシングルキャブが追加されています。
現行モデルは、上質感の溢れる素材と重厚感のある装飾が施されたインテリアや、最大出力400馬力・最大トルク560N・mを発揮する5.6リッターV型8気筒エンジンが特徴です。また先進安全装備では、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「アダプティブハイビームアシスト/ハイビームアアシスト」「後退時車両検知警報 RCTA」「インテリジェントLI/車線逸脱警報」「RCTA 後退時車両検知警報」「標識検知機能」といった7種類の先進運転支援システムで構成される「日産セーフティシールド360」が全車標準装備となっています。
タイタンの販売価格は、「キングキャブモデル」が3万6550ドル(約390万円)から、「クルーキャブモデル」が3万9280ドル(約415万円)から。また、頑丈な独自フレームとシャシーで構成され、拡張したホイールベースの上級燃モデルの「DXクルーキャブ」は4万5030ドル(約476万円)~となっています。三菱「トライトン」
2つ目は三菱のピックアップトラック「トライトン」です。タイでの生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランドのレムチャバン工場で生産され、タイをはじめに、アセアン、オセアニア、中東、欧州、アフリカ、中南米など、約150ヶ国で展開中です。2018年には40周年を迎え、世界中で活躍している三菱を代表する世界戦略車の1台です。
現行型のトライトンは5代目となり、2014年11月にデビューしています。2018年11月に行われたマイナーチェンジでは、「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」をコンセプトに、トラックとしての基本性能に加え、快適性など乗用性能についても向上が図られています。
フロントフェイスは新世代のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。高いボンネットフードで厚みを持たせ、ランプ類を高い位置に配置したことで、力強く堂々としています。 サイドビューは、ボディからつながる艶やかなボディ曲面に対し、ホイールフレアのシャープなラインとフラットな面のコントラストにより、トラックの力強さとモダンさを表現。また、ボディサイド全体の厚みを増やし安定感を加えています。ボディのバリエーションは、シングルキャブ、メガキャブ、ダブルキャブの3タイプを設定。搭載されるパワートレインは、主に2.4リッターディーゼルターボ(一部モデルで2.5リッター NA ディーゼル)で、トランスミッションは仕様によって5速 or 6速MT、もしくは6速ATが組み合わされます。
インテリアは、インパネ全体のウイング形状となっており、センターパネルはソリッドかつクリーンな造形のフレームで操作パネルとアウトレットを囲み、モダンさと剛性感を表現。フロアコンソール、アームレスト、パーキングブレーキなど人が触れる部分には、ソフトパッドとステッチを入れて上質な空間を実現しています。いすゞ「D-MAX」/マツダ「BT-50」
3つ目はいすゞの「D-MAX」です。いすゞは、はるか昔に乗用車販売から撤退したメーカーですが、東南アジアを中心に現在も乗用車の生産・販売を継続しています。生産国であるタイでは人気モデルで、2019年には3代目モデルにフルモデルチェンジされているほどです。
エクステリアは、ウエッジの効いた分厚いボディシェイプでより強く、動きのあるシルエットとなっています。ヘッドランプにBi-LEDプロジェクターランプを採用されており、シグネチャーランプとのコンビネーションで鋭い印象を与えています。
インパネは、中央に9インチディスプレイを配置した横基調のテーマを採用。また、幅の広いフロアコンソールにより、上級感のある見栄え、囲まれ感・コクピット感のあるインテリアとなっています。エンジンは、定評ある4JJ1ディーゼルエンジン(3.0リッター)をベースに新たに開発した4JJ3エンジンと、RZ4Eディーゼルエンジン(1.9リッター)から選択可能です。
OEM マツダBT-50とは
あわせて紹介したいのが、2020年6月に3代目となる新型モデルが世界初公開されたD-MAXがベース車両であるマツダ「BT-50」です。日本でも話題となったデザインですが、マツダのデザインテーマである「魂動デザイン」を採用しつつ、ピックアップトラックならではの力強さ、タフな機能性、道具感を表現しています。
インテリアでは、インパネやステアリングホイールの形状などはマツダのオリジナルデザインとなっているほか、9インチのディスプレイを標準装備し、インフォテインメント機能をアップデートしています。外部リンク
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