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今のホンダに足らないのはこのワイルドさ!? 日本人が知らないイカツいHonda「リッジライン」

MōTA / 2020年11月8日 10時10分

ホンダ リッジライン(北米向け・2021年モデル)[日本にない日本車]

アメリカの象徴と言うべきワイルドな「ピックアップトラック」。実はホンダにもそうしたラインナップがあることはあまり知られていない。今回ご紹介する「ホンダ リッジライン」は2005年に初代が登場し、現行型で2代目。日本人が知らないワイルドなHondaをご紹介!

ホンダ リッジライン(北米向け・2021年モデル)[日本にない日本車]

強いアメリカの象徴“ピックアップトラック”!

TOYOTAやNISSANだけじゃない! ホンダにもあったラインナップ

Honda Ridgeline 2021年モデル(北米専用車)

アリゾナのだだっ広い荒野、あるいは海沿いを往くハワイの田舎道…そんないかにもワイルドでアメリカンな景色に欠かせないのが、ピックアップトラックだ。

純アメリカブランドのGMやフォードと並び、TOYOTAやNISSANの文字がテールゲートに刻まれている姿はすっかりお馴染みだが、実はホンダにもピックアップトラックはある。その名は「Ridgeline(リッジライン)」。

強いアメリカの象徴とでも言うべきピックアップトラックと、日本人が想像するホンダのイメージはちょっとかけ離れているようにも思える。果たしてリッジラインとはどんなクルマなのだろう。

V6 3.5リッターエンジンを横置きに搭載

日本ではほとんど知られていない「リッジライン」だが、デビューは2005年のこと。2016年にフルモデルチェンジを果たし、現在北米向けに販売されている。ホンダのアメリカ法人Honda R&D Americasで企画・開発され、製造もアラバマのホンダ工場で行われる。そんな訳で、日本には一切販売されることもなく現在に至っている。

280馬力を発揮するV6 3.5リッターガソリン直噴VTECエンジンを横置きに搭載し、9速ATと組み合わせる。トルクベクタリングi-VTM4 AWD(4WD)とFFのラインナップがある。

ボディサイズは、全長5334mm(210.0インチ)×全幅1996mm(78.6インチ)×全高1798mm(70.8インチ)。ホイールベースは3180mm(125.2インチ)と、なかなか堂々とした大きさだ(2020年モデル/AWDの場合)。

2021年モデルでグッとワイルドになったリッジライン

2021年モデル, 2020年モデル

2021年モデル, 2020年モデル

リッジラインは、2021年モデル(2021年初頭発売)でマイナーチェンジを実施。その姿を大きく変更している。現在売られている2020年モデルと見比べてみると、変貌ぶりに驚くはずだ。

3列シートSUV「ホンダ パイロット」も北米専用モデル

2020年モデルは都会的な雰囲気で、まるで乗用車のよう。それもそのはず、リッジラインはSUV「パイロット」の兄弟車なのだ。2020年モデルまでは、その影響を色濃く残していた。

ホンダでは、2021年モデルはピックアップトラックユーザーの嗜好に合わせた屈強なデザインに変更したと説明。ワイルドな印象は意図的なものであると認める。客室から前の部分は全てデザインを一新。ボンネットフード位置を高めグリルを拡大。黒いフェンダーアーチもワイドに拡大している。

荷台のテールゲートはダブルアクション可能

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ホンダ リッジラインのインテリアは乗用車感覚が強い。この辺りはむしろ他社も同様の傾向があるから、2021年モデルでも大きく変更はされていないようだ。最新のディスプレイオーディオが備わり、室内空間もクラストップの広さを誇る。後席は座面の下に長尺の荷物を置くことも可能。ホンダのサイトではゴルフバッグをシート下に収納している画像が公開されていた。

荷台部もユニーク。テールゲートは横開きも可能なデュアルアクション式で、荷台床下にはサブトランクも設けられている。氷を入れればクーラーボックスの役割も果たす! というのがいかにもアメリカ風だ。

テールゲートはダブルアクション可能, 荷室床下には広大なサブトランク!

テールゲートはダブルアクション可能, 荷室床下には広大なサブトランク!

軽とコンパクトだけじゃない!「やっちゃえHonda!」

ホンダのバイク乗りたちもこんなクルマを待っているはずだ

軽とコンパクトモデルが売れ行きのメインとなっている現状に、なんだか物足りなさを感じている日本のホンダファンも少なくないはず。時々とんでもない新発想のニューモデルを登場させ僕らをアッと驚かせてくれるホンダのことだ、こんなワイルドなリッジラインで日本市場の閉塞感をブチ破ってみる! というのはいかがだろうか。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)/撮影:Honda]

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