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スタッドレスはいつ頃までに交換!? 地域ごとに分かる「タイヤの交換時期カレンダー」や注意点を紹介

MōTA / 2020年11月14日 6時50分

ジープ ラングラー 雪上試乗レポート FCA,ジープ,ラングラー,アンリミテッド ルビコン

スタッドレスタイヤの交換はすでに済ませているでしょうか? 地域によってはすでに降雪もあるため、スタッドレスタイヤへは交換済みというところもあるでしょう。しかし、あまり雪の降らない地域に住む人にとっては、スタッドレスタイヤはいつ頃交換したほうがよいのか迷いますよね。 そこで、タイヤ交換の目安となる「タイヤの交換時期カレンダー」の紹介や、交換が推奨される気温、タイヤ交換をする上での注意点などについてまとめてみました。

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スタッドレスタイヤとは

スタッドは鋲(びょう)という意味です。つまりスタッド“レス”タイヤとは鋲がないタイヤのこと。

以前は、タイヤに鋲のついたスパイクタイヤが主流でした。 しかし、道路への影響や、路面を削りながら走ることによる粉塵などから日本では使用されなくなり、代わりに鋲がなくても雪道や凍結路面をうまくグリップできるように工夫され、生みだされたのがスタッドレスタイヤです。

スタッドレスタイヤと夏タイヤの大きく異なる点は、「ゴムの質」です。スタッドレスタイヤのゴムは、低温域でもしなやかさを保つことができる性質を持っています。さらに、滑りの原因となる氷上の水膜を除去するための工夫も施されているのが特徴です。

スタッドレスタイヤはいつ頃履き替えればよい?

履き替え時期は、雪が降る前に“スタッドレスタイヤの慣らし”が出来るタイミングで交換するのがオススメです。

TOYO TIRESによると、「新品のスタッドレスタイヤを装着する場合は、ドライ路面で“慣らし走行”をするとアイス性能が向上します。ドライ路面を数100km程度走ることで、製造工程でタイヤのトレッド面に付着したオイル分などを取り除くことができます」とのこと。

また、慣らし走行にはスタッドレスタイヤの乾燥路面での特性にドライバーが慣れるという目的もあるため、スタッドレスタイヤに慣れていない人は早めの交換がオススメです。

タイヤの交換時期カレンダーを活用

ダンロップオフィシャルサイト「タイヤの交換カレンダー」より

では降雪はいつ頃なのでしょうか? ダンロップでは各地域のスタッドレスタイヤへの交換日が分かる「タイヤの交換時期カレンダー」というページを用意しています。

ダンロップオフィシャルサイト「タイヤの交換カレンダー」より

たとえば東京をクリックすると、東京における昨年と平年の初雪観測日が示されています。そしてカレンダーには、初雪観測日の約1か月前にあたる日を「タイヤ交換日」として、ダンロップ独自のスタッドレスタイヤ交換推奨日が記載されています。

初雪が降る前後の時期は、お店でのタイヤ交換で待ち時間も長くなったり、在庫切れですぐに交換ができない可能性もあります。また新品の場合はスタッドレスタイヤの慣らし期間が必要なため、初雪の1か月前頃にスタッドレスタイヤへの交換を推奨しているとのこと。

スタッドレスタイヤの交換時期で迷っているという人は「タイヤの交換時期カレンダー」を参考にしてみてはいかがでしょうか。

降雪前でも路面凍結の可能性あり

降雪前でも路面凍結の可能性があります。

ダンロップによると「雪の少ない地域で、雪が降っていなかったとしても気温が3℃以下となる場合は路面が凍結する可能性が高くなる」とのこと。天気予報を参考に、最低気温が3℃を下回る地域に住む人や、その地域にクルマで訪れる場合はスタッドレスタイヤへの交換がオススメです。

スタッドレスタイヤを再利用する場合のチェックポイント

昨年使用したタイヤを今シーズンも利用する、という方も多いでしょう。再利用する場合はどのようなチェックをしたら良いのでしょうか。

プラットフォームを確認

スタッドレスにはスリップサインとプラットフィームがあります

スタッドレスタイヤは溝の深さが新品時の50%摩耗したら、冬用タイヤとして使うことができません。

タイヤサイドに表示された上矢印の目印が示す部分から接地面の溝内にあるプラットフォームが露出してないことを確認しましょう。

プラットフォームは1つのタイヤにつき4カ所ありますが、1カ所でも露出があれば冬用タイヤとしての性能を発揮しないため、交換が必要となります。

キズ・ひび割れをチェック

タイヤにキズやひび割れがあったり、クギなどの異物が刺さっていると、損傷の恐れがありとても危険です。タイヤの交換を行う前に、タイヤのキズやひび割れのチェックを行いましょう。

製造年度はどれくらいまで大丈夫?

製造から何年も経過したスタッドレスは新品でも性能は低下しているのでしょうか?

タイヤ公正取引協議会 共催試験によると、適正な環境で保管されていたタイヤであれば、2シーズン前(3年間)は同等の性能を保つことが確認されています。

ゴムは直射日光や雨、水、油類、熱源はタイヤにとっての大敵。それらを避け、冷暗所で保管されたタイヤであれば性能を維持できるのとこと。

1~2シーズン使用したタイヤの保管ついてはどうなのでしょうか。ダンロップによると「カバーをつけたベランダ保管でも性能は保たれます。なお、ホイールをつけたまま保管する場合、空気圧は通常の2分の1に減らしましょう。」とのこと。

直射日光や雨のあたる場所で保管されていたスタッドレスタイヤは劣化が進んでいるため要注意です。

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ついつい降雪まで交換を怠ってしまうスタッドレスタイヤですが、特に新品へ交換する場合は早めの交換を行って冬の路面に備えたいですね。

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