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伝説の名機! 日産が世界に誇るRB型エンジンを搭載した名車3選

MōTA / 2020年11月13日 5時50分

日産 スカイライン GT-R(R32型)

日産の名機として知られる「RB型」エンジンは、“Response”&“Balance”の頭文字からも分かるように、振動の少ないスムーズな回転フィールを持ち、日産を長きにわたり支えてきた「L型」エンジンの後継として1984年に登場。新世代の直列6気筒エンジンとして5代目ローレルでデビューした後、スカイラインGT-Rやレーシングカーなど、さまざまな車種に搭載されました。今回はそんなRB型エンジンを搭載した日産車3選をご紹介します。

日産 スカイライン GT-R(R32型)

名機「RB26DETT」の名を世界に広めた R32スカイラインGT-R

1989年に登場したR32スカイラインGT-Rは、RB型エンジンの中でも知名度が高いツインターボ「RB26DETT」を搭載。また、当時としては最新鋭の四輪駆動システム「ATTESA E-TS」や四輪操舵システム「Super HICAS」を採用しています。グレードは、ベーシックな「GT-R」だけでなく、高い走行性能を引き出した「スペックV」などを展開。公道での速さはもちろん、全日本ツーリングカー選手権(JTC)では4シーズン全29戦で29勝という圧倒的な強さを誇りました。

チューニング次第では1000馬力も可能なRB26DETT

R32型スカイラインGT-Rに搭載される「RB26DETT」は、自主規制いっぱいの280馬力を発生。しかし、実際にはレース仕様の600馬力を想定して開発され、一般的な市販車のエンジンに比べ、高出力に耐えられるよう設計されていました。そのためチューニング次第では、1000馬力を超える出力を叩き出すことも可能なポテンシャルを秘めています。

日産 R32スカイラインGT-Rの中古車相場

■全長×全幅×全高:4545mm×1755mm×1340mm ■エンジン:直列6気筒 2568cc ガソリンツインターボ ■最高出力:280PS/6800rpm ■最大トルク:36.0kg・m/4400rpm ■トランスミッション:5速MT ■駆動方式:4WD ■販売期間:1989年~1994年 ※スペックは、1989年式 GT-R

■中古車掲載台数:65台

■中古車相場:306.4万円~2575万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月12日時点のデータ

RB型エンジンを搭載した“唯一のZ” 3代目フェアレディZ(Z31型)

1983年に3代目へフルモデルチェンジしたフェアレディZは、型式が「Z」から始まる「Z31」となりました。Z31フェアレディZは、ロングノーズ・ショートデッキのスタイルを継承し、空気抵抗を低減させる滑らかなボディパネルで構成されるデザインが大きな特徴です。

また、初代から続いた直列6気筒が廃止され、V型6気筒ターボのみとなったことが大きなトピックでしたが、1985年には再び直列6気筒のRB型を搭載したグレード「200ZRシリーズ」が追加されます。

世界初のセラミックターボを搭載したRB20DET型

フェアレディZに再び復活することになった直列6気筒DOHCエンジンの「RB20DET」は、最高出力180PS/6400rpm、最大トルク23.0kg・m/3600rpmを発生しています。

世界初セラミックターボを採用したことで、アクセルに対するターボの反応(レスポンス)が向上し、従来のターボに比べ、より低い回転から加給圧発生させることに成功。日産は「セラミック・レスポンス」のキャッチコピーを用いてアピールしていました。

日産 3代目フェアレディZの中古車相場

■全長×全幅×全高:4335mm×1690mm×1295mm ■エンジン:直列6気筒 1998cc ガソリンターボ ■最高出力:180PS/6400rpm ■最大トルク:23.0kg・m/3600rpm ■トランスミッション:5速MT ■駆動方式:FR ■販売期間:1983年~1989年 ※スペックは、1985年式 200ZR-II

■中古車掲載台数:35台

■中古車相場:93.6万円~468.9万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月12日時点のデータ

先進的な装備が満載! 初めて「RB型」を搭載した5代目ローレル

1984年に5代目となったローレル(C32型)は、「ビバリーヒルズの共感ローレル」のキャッチコピーで登場。押し感の強いフロントマスクが特徴的で、アメリカンな雰囲気が漂うスタイリングとなりました。ボディバリエーションは、4ドアセダンと4ドアハードトップをラインナップしています。

デビュー当時のエンジンは、直列4気筒、直列6気筒、V型6気筒ターボの3種類を用意。また、世界初電動格納式ドアミラー、デジタルスピードメーター、ABSなどの先進的な装備を備えていました。

日産の新たな直6エンジンとして登場したRB20E型

日産 5代目ローレルには、当時新たに開発されたRB型エンジンを初採用。デビュー当初に搭載された自然吸気の「RB20E型」は、最高出力130PS/最大トルク18.5kg・m(グロス値)を発生し、日産の新たな直列6気筒エンジンとして、静粛さやスムーズさが高い評価を受けます。

ところが、世の中はまさにバブルに向かう好景気の真っ只中にあり、車には数字でわかりやすい高いスペックが求められるようになります。そこで1986年に行われたマイナーチェンジのタイミングで、最高出力175PS、最大トルク23.0kg・mというスペックを誇る2.0リッター直列6気筒DOHCターボエンジンの「RB20DET型」が追加されました。

日産 5代目ローレルの中古車相場

■全長×全幅×全高:4650mm×1690mm×1390mm ■エンジン:直列6気筒 2000cc ガソリンターボ ■最高出力:175PS/6400rpm ■最大トルク:23.0kg・m/3600rpm ■トランスミッション:5速MT ■駆動方式:FR ■販売期間:1984年~1988年 ※スペックは、1986年式代表的な数値

■中古車掲載台数:6台

■中古車相場:39.8万円~138万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月12日時点のデータ

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