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「変わってない」が良い!? 新型N-ONEはホンダの愛されキャラクターになれるのか?【みんなの声を聞いてみた】

MōTA / 2020年11月29日 14時30分

ホンダ 新型N-ONE

ホンダ初の軽乗用車N360をモチーフに誕生した「N-ONE」。そのレトロで可愛らしい雰囲気を持ち、根強い支持を集めていたロングセラーモデルが、2020年11月19日にフルモデルチェンジを果たした。一見どこが変わったの!? というほど超キープコンセプトの見た目だが、先進安全装備やMTモデルの追加など、かなり凝った内容となっている。果たして、車ファン、一般ユーザー、購入検討者などはどう捉えているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

ホンダ 新型N-ONE

N360をモチーフに誕生した初代のデザインを継承

ホンダ N-ONEの新型モデルがベールを脱いだ。

エクステリアでは、バンパーやグリル、ランプ類のデザインを変更。インテリアは視認性の高いメーターや操作しやすいスイッチ類の配置のほか、フロントシートをセパレートタイプに変更している。

総じて、超キープコンセプトなデザインながら、プラットフォームが一新されていて、先進運転支援技術「Hondaセンシング」は全車標準装備に。昨年デビューしたN-WGNと同様に電動パーキングブレーキを採用し、CVTモデルに至っては全車速追従式アダプティブクルーズコントロール(ACC)を搭載するなど、実は充実した内容となっている。

グレードは全4種類。スタンダードな「オリジナル」、内外装を大人な雰囲気に仕立てた「プレミアム」、ターボエンジンを搭載した「プレミアムツアラー」、そして今回もっとも注目な6速MTモデル(CVTモデルもアリ)を新設定した「RS」という豪華な布陣が揃う。

元気なホンダ復活なるか!? 待望のMTモデル追加

待望の6速MTモデルは、先代モデルオーナーや市場の声を調査した際「MTモデルが欲しい」との声が多かったことから販売を決めたそう。

RSは従来からターボモデルとして設定されてはいたものの、FFターボ車で6速MTの採用は軽自動車で初となる。採用されるMTのコンポーネントは、同社の軽オープンスポーツのS660やN-VANと同じショートストロークのモノ。

MTモデルもACCに対応し、車線維持支援システムなど、走りのRSにもしっかりと先進装備が搭載されているのは嬉しいポイントだ。

新型N-ONEの価格(消費税込)はオリジナルが159万9400円、プレミアムは177万9800円。プレミアムツアラーが188万9800円、さらに目玉のRSは199万9800円(RS以外に用意されている4WDモデルはそれぞれ12万1000円高)。

SNS上でのみんなの声は?

そんな新型N-ONEについて、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか早速確認してみた。

やはり気になるデザイン面に関しては、「性能や価格とか色々と言われてますが、N-ONEはこの可愛らしいルックスに魅力がある」「値段はともかくフォルムとコンセプトは昔ながらのホンダイズムを感じられていいと思う」「数年で、コロコロデザイン解釈が変わるのもおかしい。だからこれで良い」「MINIのように基本スタイルを変えずデザイン修正していけば広い世代に愛されそう」「ホンダは過去何度もモデルチェンジでやらかしているから、こういうのも良いと思う」と、好意的にとらえている声が多かった。超キープコンセプトの見た目に対し、たくさんのツッコミもあるのではないかと考えたが、意外にもそうした声の方が少なかった(もちろん皆無ではない)。そのアイコン的存在は、MINIなどのように長く愛されるモデルになってほしいというファンの期待が込められているようだ。

いっぽう、注目の6速MTモデル「RS」に対しては「RS欲しい。試乗したけどMTも動かしやすかった。あとは価格が…」「ベースモデルはそこそこなお値段なのに、肝心の6速MT設定可能なRSがこれでは一体どこの層を狙ってるのか?」「ベースモデルでMT出して欲しい。あとは自分で色々やるから。RSは高い」「ホンダは価格上昇が凄い…」といった価格面に疑問を抱く声が挙げられていた。

それでも「走りの部分にお金を掛けてるのは流石ホンダ」「MTがある事だけで評価に値する」「新しいRS、速攻でハンコ押してきた。納車が待ちきれない!」といった声があったのも事実。RSに関しては、期待する声半分、懐疑的な声半分といった感じ。それだけ注目度が高い表れでもあるだろう。

ホンダには、2020年12月にもマイナーチェンジを控える軽スーパーハイトワゴンの絶対王者「N-BOX」があるだけに、新型N-ONEは今後どこまで売れ行きを伸ばせるかは注目したいところ。同社を代表する永く愛されるキャラクターに成長していくのか、期待がかかる。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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