ダットラの再来!? 日産の新型トラック「ナバラ」のゴツカッコ良さに惹かれる!【日本にない日本車】
MōTA / 2020年11月15日 12時38分
海外の田舎町でふと見かけた見慣れない日本車にグッと惹かれることがある。その代表格は「ピックアップアップトラック」。中でも80年以上に渡り生産し続けている日産のトラックは、世界で愛され続けているロングセラーモデルだ。40代以上の方なら、ダットラこと“DATUN(ダットサン)”の名でピンと来るはず。そんなダットラの再来とでも言うべきカッコいい新型トラック「ナバラ」をご紹介する!
日本車を世界に広めた功労者(車)「ダットサン」の後継モデル
日産は2020年11月5日、ピックアップトラックの「ナバラ」の新型モデルを発表した。国によっては「NP300ナバラ」「フロンティア」などの名で売られるD23型トラックは、2014年にフルモデルチェンジを実施。スペインやタイ、中国などで生産されるグローバルモデルで、今回大きな改良を図った。
ナバラのご先祖は、戦前の1935年から生産を開始した「ダットサントラック」にまでさかのぼる。戦後から10数年後の1950年代からは早くも輸出を開始。1980年代には北米での現地生産も始まっている。ダットサンはトヨタのハイラックスと共に、日本車の名を真っ先に世界へ広めた功労者(車)なのである。日本では2002年にD22型の販売を終了しているため、ダットサントラックはすっかり過去の名称になってしまった。しかし名前こそ変わってしまったものの、85年に渡る歴史を重ね今も世界で戦い続けている日本車であることに変わりはない。
乗用車と同等の快適性や安全性を確保
世界で愛されるピックアップトラックの日産 ナバラ。単なる商用車としての用途に留まらず、悪路が多い新興国ではファミリーカーとしても重宝されている。さらにアウトドアレジャーなどの趣味の道具をどっさり積み込めるレジャー用途車両としても、古くから根強い人気を誇る。 そうした旺盛な需要に応えるべく、今回のモデルチェンジは剛性強化や足回りの改善、静粛性の向上によって、快適性や運転性能が高められた。安全面では、インテリジェント エマージェンシーブレーキ(緊急自動ブレーキ)やインテリジェント FCW(2台先の動きを検知するシステム)など、乗用車同等の先進運転支援技術も備わる。さらにアラウンドビューモニター(360度モニター)四駆の低速走行時の周囲を確認できるオフロードモニターも追加された。デザインテーマはズバリ「頑丈」!
そして外観デザインも大幅にリニューアルされているのも今回の大きなニュースだ。デザインテーマはズバリ「頑丈」。無骨さと力強さを表現した新デザインでグッと格好良く生まれ変わった。その特徴を強調する新グレードが「PRO-4X」。アクセントカラーオレンジが際立つブラックのエンブレムやブラックグリル、17インチのゴツいオールテレインタイヤなど、随所がカスタマイズされている。
日本での復活はある!? その際には「ダットサン」の名で!
まずは2020年12月よりタイで販売開始を皮切りに、世界展開を図る日産 新型ナバラ。日本市場への導入はあるのだろうか。2017年、同じタイで生産されるトヨタのピックアップ「ハイラックス」が日本へ輸入された。折しもアウトドアブームが再来。SUVよりもさらにタフで屈強なピックアップトラックの道具感は、本物志向のユーザーにぴったりとハマったようだ。実際、週末のキャンプ場や海山で、ハイラックスは急速に姿を増やしている。そんな状況の中、日産も新型ナバラを日本市場へ導入しない手はないだろう。
そしてもし国内へ再導入するなら、ぜひ「ダットサン」の名で華々しく復活を遂げて欲しい!
[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
くるまのニュース / 2024年11月25日 7時10分
-
日産、タイ従業員1000人を削減・配置転換 生産集約へ=関係者
ロイター / 2024年11月22日 10時24分
-
日産、タイ従業員1000人を削減・配置転換 生産集約へ=関係者
ロイター / 2024年11月22日 8時51分
-
「ハコスカ」顔の「“爆速”サニトラ」!? 丸目4灯の「“伝説級”旧車デザイン」が超カッコイイ! 日産の最新パワトレ搭載「サニートラック プロジェクト」とは
くるまのニュース / 2024年11月16日 18時10分
-
マジ? トヨタがスゴい「現代版ハイラックスサーフ」初公開! 2ドア×斬新ルーフ仕様に驚き!? 未発売ベース車使った「TRD Surf」 数時間後に米国SEMAに登場
くるまのニュース / 2024年11月5日 12時10分
ランキング
-
1全国で販売「カシューナッツ」に“鎮痛剤”混入…… 「深くお詫び」 3万5000袋回収、企業が謝罪
ねとらぼ / 2024年11月27日 8時0分
-
2知っておくと便利「つらい咳」を止めるツボと食材 漢方に詳しい薬剤師が紹介する咳止め漢方3種
東洋経済オンライン / 2024年11月27日 12時30分
-
3密室のコックピットで!? 戦闘機パイロット襲った「大トラブル」いまだ完全解決できない切実な課題とは
乗りものニュース / 2024年11月27日 7時42分
-
4斎藤元彦知事“火に油”の言い逃れ…知事選でのPR会社「400人分の仕事はボランティア」の怪しさ不自然さ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月27日 10時46分
-
5とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください