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漫画「頭文字D」で憧れた車3選 ~秋名スピードスターズ編~

MōTA / 2020年11月21日 5時50分

頭文字D仕様の“ハチロク(AE86)”こと、トヨタ スプリンタートレノ(GT-Apex 3ドア)

「頭文字D(イニシャルD)」は、1995年から2013年にかけて週刊ヤングマガジンにて連載していた、公道バトルを繰り広げる走り屋を描いた自動車マンガの金字塔[作:しげの秀一氏]。「イニD」の略称で親しまれ、多くの自動車ファンに影響を与えました。今回は主人公藤原拓海が最初に所属していた“秋名スピードスターズ”の車3車種をご紹介します。

頭文字D仕様の“ハチロク(AE86)”こと、トヨタ スプリンタートレノ(GT-Apex 3ドア)

主人公 藤原拓海が乗るAE86スプリンタートレノ

1983年から1987年まで製造・販売していたトヨタのコンパクトFRがAE86(スプリンタートレノ/カローラレビン)。シンプルな構造で素直なハンドリング特性を持つAE86のスポーツグレードにはトヨタの名機「4A-GE型」エンジンが搭載されています。1.6リッター直列4気筒DOHCの「4A-GE型」エンジンのスペックは、最高出力130PS/6600rpm、最大トルク15.2kg・m/5200rpm。絶対的なパワーや速さこそありませんが、エンジンを高回転まで回しきる楽しさがあります。

頭文字Dの人気に伴い、AE86の人気が急上昇。最終モデルが30年以上前であるにも関わらず、状態の良い中古車は新車価格の3倍以上の価格で取引されることも珍しくありません。

ツートーンカラー「藤原とうふ店(自家用)」のAE86トレノ

頭文字Dの主人公 藤原拓海が乗るAE86は、拓海の父で「藤原とうふ店」の配達車両として使われていたスプリンタートレノ GT-APEXです。ボディサイドには、「藤原とうふ店(自家用)」と書かれ、カラーは作中で「パンダトレノ」と呼ばれるブラック×ホワイトのハイテックツートーン。CIBIE製フォグランプ、ワタナベ製ホイール、FUJITSUBOマフラー、カーボンボンネットなどを装備しています。

トヨタ AE86(スプリンタートレノ)の中古車相場

■全長×全幅×全高:4205mm×1625mm×1335mm ■エンジン:直列4気筒 1587cc ガソリン ■最高出力:130PS/6600rpm ■最大トルク:15.2kg・m/5200rpm ■トランスミッション:5速MT ■駆動方式:FR ■販売期間:1983年~1987年 ※スペックは、1983年式 スプリンタートレノ GT APEX

■中古車掲載台数:13台

■中古車相場:256.1万円~467.8万円

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月18日時点のデータ

S13シルビアに乗る「秋名スピードスターズ」のリーダー池谷浩一郎

1988年に登場したデートカー代表車の日産 S13シルビア(5代目)。若者を中心に好調な売れ行きをみせ、歴代シルビアの中で最も多い販売台数を記録しました。エクステリアは、伸びやかでスマートなシルエット、横方向への広がりを感じさせるフロントとリアまわりのデザイン。インテリアは、暖かみのある角がとれた造形となっています。

販売当時は、ドライブに最適でお洒落なデートカーでしたが、「FR」「MT」「ターボ」の三拍子が揃ったパッケージングが走り好きのあいだで話題となり、チューニングのベース車両として高い人気を誇ります。

「秋名スピードスターズ」ナンバー2を名乗るが...

「秋名スピードスターズ」のリーダー池谷浩一郎が乗るは、ライムグリーンツートーンのS13シルビア K's。外装パーツは日産純正パーツを装着し、足元にSPEED STAR WHEEL製ホイールを履いています。

秋名スピードスターズのナンバー2を名乗っていますが、ドライビングテクニックは決して上手いとはいえないレベル…。また、「恐怖のダウンヒル、池谷コーナー3コで失神事件」は作中の伝説として語り継がれています。

日産 S13シルビアの中古車相場

■全長×全幅×全高:4470mm×1690mm×1290mm ■エンジン:直列4気筒 1809cc ガソリンターボ ■最高出力:175PS/6400rpm ■最大トルク:23.0kg・m/4000rpm ■トランスミッション:5速MT ■駆動方式:FR ■販売期間:1988年~1993年 ※スペックは、1988年式 1.8K's

■中古車掲載台数:38台

■中古車相場:144万円~443万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月18日時点のデータ

RSP13型180SXに乗る池谷の幼なじみ健二

1989年に登場した日産 180SXは、デートカーとして人気だったS13シルビアの姉妹車で、よりスポーティーなデザインやセッティングが施されていました。1991年に大幅な改良が実施され、中期型へアップデート。2.0リッターエンジンを搭載し、さらにスポーティーな走りを手に入れました。四輪操舵システムは進化した「SUPER HICAS」を装着しています。

1996年に後期型となり、丸型4灯のリアコンビネーションランプや大型のリアスポイラー、リアブレーキ容量のアップ、ABSの標準化などを実施。1999年にシルビアに統合される形で180SXの歴史を終えました。

健二はリーダーの姉妹車180SX中期モデルに乗っている

健二は、「秋名スピードスターズ」のメンバーで、リーダー池谷の幼なじみです。名字は明かされておらず、拓海やその友達であるイツキは「健二先輩」と呼んでいます。健二が乗る180SXは、中期にあたるRSP13型タイプIIです。ボディカラーはウォームホワイトで、日産純正パーツ、WORK製ホイールを装着しています。

日産 180SXの中古車相場

■全長×全幅×全高:4540mm×1690mm×1290mm ■エンジン:直列4気筒 1998cc ガソリンターボ ■最高出力:205PS/6000rpm ■最大トルク:28.0kg・m/4000rpm ■トランスミッション:5速MT ■駆動方式:FR ■販売期間:1989年~1999年 ※スペックは、1991年式 タイプII

■中古車掲載台数:79台

■中古車相場:109.8万円~350万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月18日時点のデータ

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