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テスラはインパネの概念も打ち壊す! メーターパネルすらないモデル3は近未来カー? それとも究極のミニマリスト!?

MōTA / 2020年11月22日 7時10分

「テスラ モデル3」15インチタッチスクリーン

インパネに大型モニターを配置するトレンドを生み出したアメリカの電気自動車メーカー、テスラ。その最新車種モデル3は、また新たなスタイルを提案していた!? 自動車の近未来を想像させるそのインパネデザインとは。

テスラ モデル3

大型モニターのトレンドを巻き起こしたテスラ

テスラ モデルS

スバルの新型レヴォーグなど、最近登場するニューモデルは複数の大型モニターを備えるケースが増えている。近年のクルマはカーナビの地図表示だけではなく、コネクティッドサービスや先進運転支援運転技術など、従来にないほど多彩な情報の提供が必要不可欠だからだ。

そんな大型モニターのトレンドで最先端を往くのが、アメリカの電気自動車メーカー、テスラだ。

モデルSの縦型巨大モニターは衝撃的だった

衝撃的だったモデルSの17インチ巨大モニター

2013年に日本デビューを果たした、テスラ2番目となる市販車「モデルS」。このクルマのインテリアには多くの人が驚かされた。インパネ中央に、タブレット端末をほうふつとさせる縦型の17インチ大型モニターが備わっていたからだ。

これが実に未来的だった。バッテリーの消費状況は一目瞭然。地図表示も格段に見やすくなった。エアコンやオーディオの操作、車両の機能変更などを全てこの画面で行うことが出来る。

タッチパネル操作が基本であること、画面の階層が深いことなど、運転者が操作することを考えると難点もあるが、ボイスコマンド(音声入力)がこの先も発展していけば、問題は解決していくだろう。

日本の最新モデルにも投入される縦型モニター

スバル 新型レヴォーグのデジタルコックピット

縦型モニターはその後ボルボなどでも採用が進むなど、世界の自動車業界でトレンドとなった。

2020年登場のスバル 新型レヴォーグにも、先進運転支援技術のアイサイトXを搭載するモデルに縦型11.6インチセンターインフォメーションディスプレイを標準で備えている。

3モードの切り替えが可能な12.3インチフル液晶メーターと合わせ、スバルではこれを新型デジタルコックピットと命名。使い勝手の大幅な向上と先進性をアピールしている。

テスラが見据えるのは、自動運転が実現する近未来!?

テスラ モデル3

そんな中、トレンドを生み出した当のテスラは、従来モデルよりもグッと価格を抑えたコンパクトセダンのモデル3で、また新たな方向性を示していた。

TOPの写真を見ていただくとお分かりの通り、モデル3のインパネ回りは極めてシンプル。目の前に広がるのは水平基調のダッシュボードと、横型の大きな15インチモニター1枚だけ。独立したメーターパネルすら廃止され、表示機能はモニターに集約される。

もちろん低価格モデルゆえのコスト削減要素もあっただろう。しかし過剰な装飾を廃したミニマリストと呼ぶことも出来そうな、好感を呼ぶデザインだ。電気自動車というクリーンなイメージと絶妙にマッチしているのもいい。

あのモデルSのインパネすら古臭く見えてしまう

極めてシンプルにまとめられたモデル3のインパネ回り

そんなテスラ モデル3のシンプル極まりないインパネを眺めていると、ふと未来の自動運転車の姿が浮かんでくる。

ドライバーの運転支援機能ではなく、運転から解放される真の自動運転。それが実現するとき、きっとインパネからはメーターやハンドルすらも不要で、残るのは乗員に情報を伝えるモニターのみ。思わず、モデル3からハンドルを取り去ってしまった近未来の姿まで想像を膨らませてしまった…。

果たして起業家イーロン・マスク氏が、そこまで考えてこのデザインを承認したかどうかは定かではない。しかしあれほど未来的だと感動したテスラ モデルSのインパネすら、なんだか前時代的で過剰なデザインに見えてくるのだから不思議だ。

またしてもテスラは、次世代のインパネデザインのトレンドを生み出したのかもしれない。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]

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