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後席だって夏も快適に! とにかく新型ソリオの車内が進化しすぎ

MōTA / 2020年11月26日 14時30分

スズキ 新型ソリオ

2020年11月25日、スズキ 新型ソリオがいよいよデビューした。先代モデル同様ノーマル&バンディットの2本立てという構成は変わらないが、内容がとにかく超充実しているのだ。とくに車内の快適性に重きを置いて改良を行ったというが、いったい先代ソリオとどの程度変更されたのか? 今回は車内にフォーカスしてじっくり見ていこう。 >>

スズキ 新型ソリオ

最強ライバル出現で大悲鳴!? それでも堅調だったソリオ

ダイハツ トール兄弟は、9月にマイナーチェンジを実施。一部グレードには電動パーキングブレーキを備え、全車速追従ACCを追加するなど、ライバルもかなり本気の姿勢だ

ソリオはコンパクトハイトワゴン市場を創り出したパイオニア的存在で、2016年にダイハツ トール兄弟が登場するまではライバル不在のモデルであった。

だが強豪としてトヨタ・ダイハツ、さらにはスバルまでもが販売をスタートしたことにより、とくに圧倒的なトヨタの販売力の強さもあって、食い物にされつつあったのが正直なところ。もちろんソリオもモデル末期でありながら月販3500台を売る成績を収めてはいたが、どうしたって販売店の多さなどが起因してトール兄弟に負けていたのだ。

先代ソリオを所有していた筆者の個人的な印象は、どれも申し分なかったのだが……リヤシートをはじめ車内の快適性を求める声が多かったとか

そこでスズキは徹底的な調査を行い、ソリオのネガを洗い出したのだという。そうして判明したのが

1リヤシートの快適性向上

2ラゲッジルームの拡大

3先進安全装備の充実

という課題が浮上したのだ。先進技術については後日レポートするとして、生まれ変わった車内にフォーカスしてご紹介する。

後席も空調完備で超快適に! しかも充電もできちゃうゾ

シートスライド量やリクライニング角度を拡大するなど、着実な進歩を見せた新型ソリオ

それでは課題解決のために改良したポイントを一つずつ見ていこう。

まずはリヤシートについて。筆者も以前ソリオバンディットを所有していたこともあるのだが、正直にいうと先代モデルでも後席の足もとスペースやリクライニング、さらにはシートバックに設けられた折りたたみ式のテーブルなどもあり、かなり満足していた。

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このサーキュレーターがかなり使い勝手がイイ!

あえてネガを挙げるならば、後席の空調機能だ。たかだが5ナンバーのコンパクトカーと思うだろうが、ソリオは下手なミニバンよりも広い。そのため、エアコン吹き出し口がリアになければ夏場はかなり苦痛を強いられたというのが正直なところ。ところが、新型ソリオはスペーシアに搭載されているサーキュレーターを追加し、快適性を向上している。

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加えて、昨今のクルマはスマホなどの充電機能がかなり重要なポイントとなっているのはご存知の通り。そこでフロントに2.1AのUSBポートをふたつ設置し、リヤシート側面にアクセサリーソケット(シガーソケット)を追加している。別売りにはなるがシガーソケット充電器さえあれば、気軽に充電できるのはかなり嬉しいポイントだ。

後席を1番後ろにした状態で35Lのスーツケースを5つ積載できるなど、さらに使い勝手を向上

続いてラゲッジルームだが、床面長を550mm(リヤシートを1番後ろにした状態)と先代比で10cmほど拡大している。これまでスーツケースやゴルフバッグなどの大物を積載するにはリヤシートをスライドさせる必要があったが、シート位置そのままで載せられるように。と、かなり快適性と利便性が向上したのだ。

まさに工夫のかたまり! ドライバーも快適&安全に

左右それぞれのカップホルダーには500mlの紙パック飲料が入れられるなど、ソリオの得意とする収納スペースも健在だ

肝心な運転席まわりだが、こちらも大きな変身を遂げている。先代同様センターメーターを採用したことで視界はかなり広々しているのだが、その秘密はドアミラーの設置位置を15mm低くしたことも大きな要因だ。それだけでなく右折時の死角を軽減するという効果もあるという。

加えてメーターはドライバーから見やすいように運転席側にオフセットさせるなど、運転中の視線移動を軽減する設計となっている。さらにスペーシアで好評のヘッドアップディスプレイを新たに採用し、先進性も大幅向上している。

正直に言えば、筆者自身まだ実物に触れられておらず、本記事はあくまで口頭で取材したものをベースに執筆している。にも関わらず、これだけでもかなり買いの一台とオススメできる内容だ。

先代モデルのオーナーであっただけに、新型がいかに進化したのか? など実車に触れられた際は、しっかりレポートするのでお待ちいただきたい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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