目の付け所が良すぎた? ライズがバカ売れした理由とは!?【2020年話題のクルマを振り返る】
MōTA / 2020年12月4日 14時30分
2019年後半から2020年を振り返ると、国産のニューモデルがいつになくアツい1年だったと感じる。中でも特にSUV市場がさらに盛り上がった印象が強い。ざっくり振り返ると昨年末にロッキー/ライズ、6月にハリアーとRAV4 PHVが。さらにキックスやヤリスクロスなど……どれも売れに売れている人気車種だらけ。しかも上半期の販売台数にライズが輝くなど名実ともに国産SUVの当たり年だったのだ。でも、なぜコレほどまでにライズが人気を博したのか? その理由を探ってみたい。 >>
答えは安さと絶妙なサイズにあった
そもそもライズはダイハツが手がけたコンパクトSUVロッキーのトヨタ版で、東京モーターショー2019で突如発表されたモデルだ。
これまで小さなSUVといえば、スズキ ハスラーやジムニーなどに代表されるような軽自動車が主で、登録車となると近頃はどのメーカーもラインアップしていなかった。要するに、ありそうでなかったクルマであったうえ、167万9000円〜と、かなり安い価格設定もかなり効いたのだ。>>
目の付け所が見事! 今までなかった市場を開拓
昨今の国産SUV市場を改めて考えてみると、軽自動車のすぐ上がトヨタ C-HRやホンダ ヴェゼルなど。さらに上となれば日産 エクストレイルや三菱 アウトランダー、そしてランドクルーザーなどのフルサイズ級のモデルと上級クラスにはたくさん種類はあったものの、小さく安いSUVはなかったのだ。軽自動車含め、昨今の新車は「昔と比べて高い」と言われることも多い中、200万円以下で、しかも流行りのSUVとくれば売れないワケはないのだ。
素直に買い! これが秘訣
ロッキー/ライズの販売台数をそれぞれ見てみると、よくもまあこれだけの台数をさばいているな! と感心してしまうほどの台数だ。実際、ライズの月販目標台数は4100台、ロッキーは2000台とノルマを定めているのだが、下回るどころかその2倍以上を販売する月もあるほどの人気っぷりだ。しかも今は未曾有のコロナ禍にある、にも関わらず売れ続けているのは、絶妙なサイズと価格にあり、素直に「コレは買いだ」と思える内容なのだ。
兄貴分であるヤリスクロスの登場により、少し鈍るか? との意見も多いなか、着実に販売台数を伸ばし続けているライズ&ロッキー。 おそらくこの人気はしばらく続くこと間違いなしだ。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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