日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021が決定! 選考委員はどのクルマを評価した!? ホンダ フィット/プジョー 208編
MōTA / 2020年12月9日 7時50分
第41回目となる日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021が、2020年12月7日(月)に発表された。自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の選考委員の選考により、全45台の乗用車の中からイヤーカーに決まったのはスバルのレヴォーグだったが、それ以外のクルマに票を投じる人も多かった。各選考委員はどのような理由で投票に臨んだのか、直接聞いてみた!
あらためておさらい! 日本カー・オブ・ザ・イヤーはどうやって決まる!?
今年2020年は、まず第一次(ノミネート)選考でノミネート車45台の中から、最終選考に値すると判断した10台を60名の選考委員が投票。上位10台がCOTY最終選考の候補車10ベストカーとなった。そして第二次(最終)選考で、各選考委員が25点の持ち点を10ベストカーのうち5台に配点する。その中でも最高評価の1台には10点を与え投票するのが特徴だ。
こうして今回日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021(本賞)に選ばれたのがスバル レヴォーグだ。
さらに本賞が日本メーカー車だった場合に、海外メーカー車でもっとも多く得票したクルマに与えられる「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」には、ブランド初受賞となるプジョー 208/e-208が選ばれた。
レヴォーグ以外に最高得点を投じた選考委員のコメントを紹介
2位のホンダ フィットも票を多く集めた
今回日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021に選ばれたスバル レヴォーグは、全60名の選考委員から合計437票を獲得し1位となった。2位は、320票のホンダ フィットだった。このフィットに、最高得点の10点を投じた選考委員も多かった。
12月7日に行われた最終選考会(表彰式)は、今年2020年は新型コロナウィルス感染拡大防止対策としてオンラインでの開催となった。例年なら会場に集まる選考委員の方々への直撃インタビューができなかったため、今回は投票直前の11月25日に行われた10ベストカーの最終試乗会会場などに訪れていた選考委員へお話を伺い、投票理由などをまとめてみた。
自動車ライターの嶋田智之さんは、ホンダ フィットに10点を投じた。またモータージャーナリストの岡本幸一郎さん、カーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんもフィットに10点を入れている。レヴォーグではなくフィットを1番とした訳とは。それぞれの理由などについて伺った。
嶋田智之さんのコメント
岡本幸一郎さんのコメント
持ち前の日本にジャストサイズのコンパクトな車体ながら、ファミリーカーとしても不満なく使える広さはもとより、驚くほどの視界のよさや充実した先進運転支援、快適で洗練された走りなど、乗る人も乗せてもらう人も触れたすべての人が心地よさを享受できるクルマに仕上がっています。
今年のCOTYを受賞したレヴォーグも素晴らしいクルマであることは重々承知しています。ただ、まだ出て間もなくて街を走っていないクルマに10点を投じるのは個人的には抵抗があったのと、乗った機会が少ないので本質が見えていないところも多分にあるため、レヴォーグをちゃんと評価するのはもう少し時間が経ってからにしたいと思っています。」
渡辺陽一郎さんのコメント
このほかではレヴォーグやプジョー208、そしてマツダの新しいデザイン潮流を築くMX-30が印象的でした。」
輸入車も大健闘! インポートカー・オブ・ザ・イヤーのプジョー 208/e-208も高評価
安東弘樹さんのコメント
HONDA初の純EVというだけではなく、塊感のある見事なエクステリア。これまでの日本車では絶対に実現されなかったであろう全面スクリーンモニターとバーチャルサイドリアビューミラー。日本のユーザーのクルマの使い方では不満が出ないであろう航続距離に割り切ったコンセプトにも賛同出来ます。供給体制や価格はネックになりますが純粋にハードを見て感服でした。』
第3回は、接戦となり惜しくも敗れたトヨタ ヤリスに10点を投じた方にインタビュー!
激戦だった日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021の投票理由についてうかがってきた。次回は、接戦の末惜しくも敗れたトヨタ ヤリスに10点を投じた選考委員のコメントについてご紹介する。2020年12月9日公開予定なので、こちらも引き続きお楽しみに。
[インタビューまとめ:トクダトオル(MOTA編集部)]
第41回 日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021 各賞 受賞車
■日本カー・オブ・ザ・イヤー:スバル レヴォーグ
■インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:プジョー 208/e-208
■デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー:マツダ MX-30
■テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー:アウディ e-tron Sportback
■パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー:アルピナ BMW ALPINA B3
■K CAR オブ・ザ・イヤー:ニッサン ルークス/ミツビシ eKクロス スペース/eKスペース
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