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新型N-ONEの車内に注目! 素直にイイところ&改善して欲しいポイントとは!?

MōTA / 2020年12月13日 17時20分

ホンダ 新型N-ONE

ほとんど姿を変えずにフルモデルチェンジを果たしたホンダ 新型N-ONE。だが、車内は大きく変わっており、兄弟車であるNワゴンと基本的なデザインは同じながら、とにかくこだわりがハンパないのだ。そこで、N-ONEの知られざる車内の秘密をご紹介! 感動レベルの工夫に注目だ。 >>

ホンダ 新型N-ONE

車内はN-BOXとほぼ同じ! その違いはとは……

第二世代のNシリーズの車内デザインはほぼ同じ。異なるのは収納スペースやエアコン吹き出し口程度だ

N-BOXからはじまるNシリーズ、とくに2017年にデビューした現行N-NBOX以降の第二世代モデル群は、車内デザインが基本的にはどれも同じ。もちろんスーパーハイトワゴンのN-BOXに対して、少し背の低いNワゴンはキチンとクルマの性格に合うように手を加えているが、クルマにあまり興味のないひとからすると同じと思われても仕方ないほど。

今回の新型N-ONEもざっくり言ってしまえば、こちらも基本は同じである。だが、実は乗ると既存のモデルよりもしっかりと“N-ONEならでは”の設計となっている。

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助手席ファーストな設計に! 同乗者には嬉しい広さ

例えば、助手席の足もとスペースだ。じつは、先代モデルや兄弟車たちよりもずっと広いスペースを確保しており、身長175cmの筆者が足を組んで座れるほど。もちろん後席に大人がフツーに座れる状態で、だ。

これには秘密があり、N-BOXやNワゴンには大きめのグローブボックスや収納スペースを有していたが、これをカット。簡単にいえば、助手席足もとは大きくえぐられているイメージで、見た目の開放感と実際の広さを実現できたというワケ。グローブボックスをカットと書いたが、完全になくしたのではなく、車検証が治るスペースはキチンと残している。収納は必要最低限とし、スペースを優先したというイメージである。

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運転席の足もとはちょっと狭い……

新型N-ONEに新たに追加されたMTモデルだが、こちらはN-VANの市販化があったからこそ実現したもので、搭載されるトランスミッションの基本設計は同じ

新型N-ONEでもっとも注目されているのが、最上級グレードのRSに追加されたMTモデルだ。ミッション自体はまったく同じモノというワケではないが、これまた兄弟車のN-VANと同タイプのモノを採用しており、いろんな意味で抜群の存在感を放っている。

MTモデルを使いしたことによりトランスミッションスペースがN-BOXなど他のモデルと比べると少々大きい、そのために運転席に座ると左足が干渉してしまうのだ。こればっかりは好き嫌いが別れるだろうが、”身体のホールド性”という意味ではアリなのかも

もちろん待望のMT追加というのも大きいのだが、それ以上にかなりサイズ的な存在感もかなりある。というのもN-VANは商用車であり、背の高いスーパーハイト系。そのため室内は広く、多少大きな臓物があっても気にならなかったが、N-ONEとなれば別。身長175cmの筆者個人の感想を素直に言えば"ちょっと窮屈”であったのだ。

逆に言えばスポーツカー並みのコクピット感とも表現でき、身体をしっかりとホールドできるという利点もある。

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ただN-BOXなどの広さ自慢のクルマから乗り換えると、筆者と同じような感想を持ってしまうだろう。もちろんクルマとしての性格は全く異なるので、購入する人は比較すらしない人が多いだろうが。

とここまで新型N-ONEの知られざる車内をご紹介したが、上述の通りかなりこだわりのつまった一台なのだ。N-BOXなどのいわゆるメインストリーム的な爆発的人気を博すことは叶わないだろうが、これからもN-ONEらしさを追求して行ってほしいものだ。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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