SUVだけじゃない!? レクサスがセダン2モデルをカッコよく刷新!新型ISとLSを写真でチェック
MōTA / 2020年12月20日 16時20分
高級ブランド「レクサス」といえば「RX」に代表されるSUVシリーズが人気の中心。そんな中で大小のセダン2台「IS」「LS」が相次いでマイナーチェンジを実施した。古典的と見られがちな高級セダンだが、SUVに負けない格好良さで再び巻き返しを図る!
セダンだって負けてない! 相次いで発表された2モデルを写真でサクッとチェック!
トヨタの高級ブランド部門、レクサスは2020年11月5日(木)にスポーツセダンISを、そして11月19日(木)には最高級セダンのLSの各マイナーチェンジモデル発売を開始した。
プレミアムカーの世界では、今やセダンを押しのけ、SUVが世界的なブームとなっている。そのプレミアムSUVカテゴリーを開拓したのは、誰あろうレクサスの初代RX(1997年)だった。以来レクサスの販売TOPは常にRXが牽引し続けてきた。そんな中で大幅刷新を実施したISとLSは、SUVに負けない独自の魅力を放っているのだろうか。写真を中心にチェックしてみよう。
ほぼフルモデルチェンジ! スポーツセダンISが激変した!
走りの良さをデザインでも強調
マイナーチェンジを実施したレクサスの新型ISだが、実際のところ外観はフルモデルチェンジ!? と思うほどイメージを一新している。それもそのはず、ボディの外板はルーフも含め全てを一新。アグレッシブさを増したデザインで、コンパクトなFRスポーツセダンの走りの良さを強調した。ボディサイズも旧モデルに対し全長で30mm、全幅で30mm、全高で5mmほど拡大している。 もちろん変わったのはデザインだけではない。トヨタ自動車が2019年、愛知県内に造ったテストコース“Toyota Technical Center Shimoyama”でテストを繰り返した。シモヤマコースの1周は約5.3Kmで、高低差は約75mある。多数のカーブに加え、世界の様々な路面環境を再現する厳しい条件のカントリー路が設けられており、こちらで繰り返し操縦性や乗り心地を熟成させた。10.2インチタッチディスプレイを新採用
インテリアでは、新たに10.3インチのタッチディスプレイを採用。インパネに2トーン配色を設定するなど、こちらも大きくイメージを一新した。 ひと目みて「お、カッコいいじゃん」「速そうじゃん」と思わせる新しいスタリングは、SUVに浮気していたセダン派を振り向かせる魅力を放っている。実際、新型ISの予約注文を入れているユーザーの中でも、レクサスSUV各車からの代替比率がかなり高いというから興味深い。ハードなテストコースで鍛え上げた上質な走りも、久しぶりに背の低いセダンを味わうユーザーを満足させることだろう。
新型レクサス ISの価格は480万円から700万円までとなっている(消費税込み)。
ゴージャス度さらにアップ! 最高級セダンLSが眩し過ぎる
歴代LSの美点である静粛性と乗り心地をさらに極める
2017年にフルモデルチェンジを実施した5代目LS。今回のマイナーチェンジでは、LSが歴代で培ってきた静粛性と乗り心地の良さをさらに極めた。そのためにタイヤの内部構造からシートに座った際の質感に至るまで細部に渡った再チューニングを実施した。 新型LSでは、ボディカラーに新色の「銀影ラスター」を設定した。周囲の光を繊細にとらえる色合いで、見る角度や天候などにより様々な表情を見せる。長年に渡りシルバーのボディカラーにこだわり続けてきたレクサスの最新モードだ。 インテリアでは、月明りに照らされた波の揺らぎによる「月の道」を表現した「プラチナ箔&西陣」のオーナメントを新設定した。欧米の高級セダンとは違う、レクサス独自の世界観が表現されるようになった点は注目したい。 日本の美を表現するオリジナリティの高いインテリアや、世界を圧倒する高い静粛性と乗り心地で、新型LSは世界のプレミアムセダンに新たな挑戦を始めた。マイナーチェンジ後の新型LSの価格は、1073万円から1728万円までとなっている。
[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)/撮影:島村 栄二・LEXUS]
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