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2021年デビュー予定の新型フェアレディZを総ざらい&もう少し期待したいコトとは!?

MōTA / 2020年12月24日 18時30分

日産 新型フェアレディZ

元気な日産が帰ってきた! あのフェアレディZの新型モデルが2021年にも発売されるのだ。近頃、あまりよくない状況が続いていた日産だけに、このニュースはファンならずとも期待しているハズだ。一体どんな仕上がりなのか? を改めて見ていくとともに、新型フェアレディZにもう少し頑張ってもらいたいポイントをご紹介。 >>

日産 新型フェアレディZ

歴代モデルを彷彿&先進性も大幅アップ

イメージカラーであるイエローもまたZ32に設定されていた黄色のオマージュで、当時実現できなかった明るい色彩を再現

新型フェアレディZは、歴代モデルのエッセンスを随所に採用しているのが最大の特徴だ。たとえばヘッドライトは、かつて1968年にデビューした初代モデル(S30Z)のオマージュであり、テールランプに至ってはZ32型フェアレディZなど、かつてのモデルを彷彿とさせるデザインとなっているのだ。

フル液晶メーターに大型センターモニターなど先進性を大幅アップ。さらにACCも装備するなど先進安全装備も充実の予感

加えて、車内も同じで歴代Zに採用されている温度計、電圧、さらには時計からなる3連メーターをも現代風にアレンジ。どこからどう見てもZとわかる仕上がりとなっている。

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搭載されるエンジンはV6ツインターボエンジンと公式に発表されているものの、肝心の排気量などは不明。だが現在、日産が有しているエンジンラインアップから推測するにスカイライン400Rに搭載されている3リッターV6ツインターボエンジンというのが有力と見られている。

ちなみにスカイライン400Rのスペックは最高出力298kW(405PS)/6400rpm、最大トルク475N・m(48.4kgf・m)/1600-5200rpmを発揮するが、おそらく新型Zはこれに手を加えて特別チューンエンジンとなる見込みだ。

過去の栄光にすがりすぎ!? もう少し新鮮さが欲しい

右から初代、2代目、3代目の順。ご覧の通り台を重ねるごとに全く新しいデザインエッセンスを投入し、毎度“新たな時代”を予感させる進化して行っていたのだ

だが、歴代のフェアレディZを改めて見てみると1989年に登場したZ32型フェアレディZまでは代を重ねるごとに、新たなチャレンジをしていたことに気が付く。デザインに至ってはZらしさを残しつつも、”未来を感じさせるような”常に新しい味を追加していたのだが、Z33型以降はかつての栄光を再びではないが、毎回原点回帰を謳っているように感じられるのだ。

フェアレディZのようなスペシャリティーカーにとって現代は生きづらい世の中であることはご存知の通り。加えて日産状況はあまりよくはない。

それだけにかつての栄光にすがるのも理解できないわけではないが、復活を掲げるならばもう少し"未来を感じさせる”ような、日産が得意とする電動化などといった仕掛けがあったも良かったのでは? あるいはびっくりするようなインパクトがもう少し欲しかったというのが正直なところ。

いずれにしても新型フェアレディZは待望の新型モデルだ。さらに2021年はピュアEVのアリアや新型エクストレイルなど目玉商品が目白押しの一年であり、日産復活を叶える記念すべき年になるかもしれないのだ。新型Z含め、新時代の日産に注目だ!

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【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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