スズキ ソリオ、安定した人気の理由は「完成度の高いパッケージング」とライバルにはない「マイルドハイブリッド」の存在【みんなの声を聞いてみた】
MōTA / 2021年12月25日 14時0分
コンパクトトールワゴンのパイオニア的モデル、スズキ ソリオが現行型の4代目へとフルモデルチェンジを行ったのが2020年11月。登場から1年あまりが経つも、2021年4月~9月では1万9700台の販売台数と、月平均で3000台以上がコンスタントに売れ続けるスズキの人気モデルだ。 その理由はどこから来るのか? ここでは、購入検討者やオーナーなどがSNS上で挙げているみんなの声を紹介していく。
後席の快適性向上に先代からの乗り換えユーザーも高評価の声
2020年11月にフルモデルチェンジを行ったスズキ ソリオ/ソリオバンディット。全高1700mmを超える背の高いコンパクトカーで、後席ドアはスライド式、外観は全長を短く抑えたミニバンという雰囲気のこのモデルは、ボディが小さい割に背が高いため広い室内空間を備えこれまでも安定した人気を誇っていた。
2020年11月の全面改良では、取り回しの良さは維持しつつ全長を80mm(ソリオ バンディットは70mm)延長し、荷室床面長を100mm拡大させたほか、内装部品の形状見直しにより、後席3人乗車時の快適性を向上。荷室空間も拡大させ、大きな荷室と広く使える室内空間の両立を実現している。
さらに、室内では質感の向上のほか、スズキ小型車で初となる車内の空気を循環させ、エアコン使用時の前席と後席の温度差を少なくするスリムサーキュレーターの採用なども行われている。
SNS上では、
「コンパクトなサイズなのに、室内は広々していて使い勝手が良い」
「スライドドアで室内空間にゆとりがあって、でもミニバン程大きなモデルはちょっと…、というニーズにぴったり」
「先代からさらに後席がゆったり空間になった」
などの声が挙がっている。やはりこれまで同様、取り回しの良いサイズ、快適な室内空間、スライドドアといったポイントを評価する声が多い。また、先代から引き続き乗り換えたという層からは、室内空間、特に後席の快適性の向上を挙げる声が見られた。
落ち着いた外観デザインも好印象の様子
また、外観もソリオ、ソリオ バンディットそれぞれにおいて一新されており、フロントマスクやヘッドランプもダイナミックに存在感を増したほか、新色のボディカラーも新たに設定されている。そんなデザイン面に関しては、
「長く乗れそうな飽きの来ないデザインだと思う」
「トヨタのオラオラ系とは全然違って落ち着いていて良いと思う」
など、こちらも好印象の声が見受けられた。特にライバルとなるトヨタ ルーミーなどと比較する声は多く、その落ち着いたデザインを評価する声は少なくない。
完成度の高さやマイルドハイブリッドの設定を評価する声
さらに、新型ソリオではスズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が進化し、運転に必要な情報を見やすく表示するカラーヘッドアップディスプレイをスズキ小型車で初採用している。また、アダプティブクルーズコントロール(ACC)には全車速での追従機能を追加したほか、6エアバッグを全車に標準装備し、安全機能をより充実させた。
これらのパッケージングで、価格(税込)はソリオ158万1800円~214万8300円、ソリオバンディット200万6400円~213万1800円となる。
「ルーミーと比べ、高い完成度で装備も充実している」
「マイルドハイブリッドが付いてる分、ルーミーよりお得感がある」
「実用性が高く価格も良心的すぎる1台。フィット、ヤリス、ノートは高額で候補から脱落した」
などの、ライバル勢となる他のコンパクトカーと比較した結果、新型ソリオの圧倒的な完成度の高さ、魅力的な価格設定を挙げる声は多い。また、直接のライバルとなるルーミーにはハイブリッドモデルが無く、ソリオには設定されている点も一つの利点となっているようだ。
一方で、僅かながらあったネガティブな意見としては
「唯一、センターメーターが気にいらない」
「惜しい! 電子パーキングブレーキが付いていたら…。マイチェンに期待!」
といった声などが見受けられた。電動パーキングブレーキの不採用や、センターメーターに対する不満は僅かながら散見されるものの、それ以外では価格含め圧倒的な完成度の高さを見せる新型ソリオ。今後の改良などでどこまでユーザーの声が反映されるか。これからの展開に期待したい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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