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軽トラの屋根、切っちゃいました! ハイゼット トラックがレーシングマシンに大変身!?

MōTA / 2021年1月16日 18時30分

ダイハツ ハイゼット スポルツァVer.

毎回、アッと驚くカスタムカーを数多く生み出しているダイハツ。東京オートサロン2021にも気合の入ったコンセプトカーを出展予定だったのだが、ご存知の通り中止に。そこで、本来発表されるハズだったクルマたちを4日連続でご紹介! 今回はハイゼット スポルツァVer.。

ダイハツ ハイゼット スポルツァVer.

軽トラでレース!? それを本気で仕上げた一台

4台のコンセプトモデルの中で、最も特異なものがこのハイゼット ジャンボ スポルツァVer.といっていいだろう。

ボディに描かれている“ラグナ青果”とは、アメリカのカリフォルニア州にあるサーキット、ラグナセカと青果店を掛け合わせたネーミングだ

ダイハツコーポレート本部先行企画グループグループリーダー主査の久保真吾さんによると、このモチーフは2つあるという。「ひとつは果樹園などで使われている屋根を切った軽トラックがありますよね。それと最近人気のある軽トラレースとを掛け合わせることはできないかというものです」と語る。

ハイゼット ジャンボ スポルツァVer., ハイゼット ジャンボ

ハイゼット ジャンボ スポルツァVer., ハイゼット ジャンボ

というのも収穫時の効率も考慮し、背の低い木で栽培される梨やぶどう農園の方々は軽トラに乗ったままの状態で収穫する人も多い。当然軽トラのままで作業効率が悪く、ならば! と屋根を切ってしまう農家の方々も数多くいるのだ。

加えて、軽トラレースとはその名の通り、軽トラをベースにサーキット走行を楽しむ人が年々増えており、その人気は日本のみならず海外でもマニア層が楽しんでいるというモノだ。

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シート背面にあるのはロールバー。ジャンボだからこそこのスペースを確保できている。ハイゼット60周年記念デカール付きだ。赤いフルバケットシートと併せてハイゼット60周年、還暦のお祝いという意味だ

また、「ハイゼットは今年60周年なので、新たに楽しくなる表現にならないかと考えました」という。

つまり思い付きで切ったわけではなく、ハイゼット本来の使われ方と、遊び心が込められているのだ。久保さんは、「まさにライトウェイトスポーツです。そういったところをうまく捉えてほしいですね」と思いを語る。

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“楽しい”を軽トラで表現! 車内もびっくり機能満載

内装はノーマルのハイゼットトラックと基本は同じ。エアコンすら装備されているが、乗り込むとガラスがないというだけでかなりの開放感であった, メーター上部にあるフタを開けるとライト付きの鏡が出現! そうチマタで人気の女優ミラーが装着されているのだ

内装はノーマルのハイゼットトラックと基本は同じ。エアコンすら装備されているが、乗り込むとガラスがないというだけでかなりの開放感であった, メーター上部にあるフタを開けるとライト付きの鏡が出現! そうチマタで人気の女優ミラーが装着されているのだ

ダイハツコーポレート本部先行企画グループ主任の工藤真輔氏も、「ハイゼットの屋根を切って風を直接浴びると、運転する人は楽しいといってくれていましたので、それを伝えることが大事だと思っています。ダイハツは普段、あまり運転は楽しいということを積極的に訴求してはおらず、どちらかというと便利さなどをアピールしています。そんなダイハツでもこんなに楽しいクルマを作れるということを表現したいのです」とのことだった。

確かにダイハツのクルマといえばコペンを除いて、実用的なクルマばかりの印象だ。そんな真面目なダイハツだからこそ、ここまで遊び心満載のクルマを提案してくれるギャップがおもしろいのだ。

このままの姿で市販化は難しいとは思うが、見るだけで楽しくなるような市販モデルの登場に期待しよう!

【筆者:内田 俊一】

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