車によって明るさが違うけど「ヘッドライト」ってどんな種類があるの?
MōTA / 2021年1月22日 6時0分
専門用語が多く分かりづらい自動車用語。ここでは少しでも皆さんのストレスを軽減すべく、毎回テーマを決めて解説していきます。「分かっているようで、きちんと説明できない!」「今さら聞けない!」と言う方もおすすめのコーナー。今回は、夜間の走行には絶対に欠かせない「ヘッドライト」について解説していきます。
暗い道を照らしてくれる重要なアイテム
前照灯とも呼ばれるこのアイテム、街中などでよく見るとクルマによって明るさの度合いが違うのを感じたことはありませんか? はたまた旅先や出張先でレンタカーを借りたとき、ヘッドライトの照らす明るさが普段自分が運転しているクルマと違う? なんてシーンに遭遇したことも。
ヘッドライトの種類は3つ
車のヘッドライトに使用される最も一般的な光源なのが「ハロゲンランプ」。特徴としては色は淡い暖色系で、発熱量が高く、降雪地域などではヘッドライト上に雪が積もった場合でも、ランプの熱で溶かしてくれるというメリットがあります。反面、その発熱量と消費電力の多さにより寿命が短いのがデメリット。寿命はおよそ800時間(約3年)とされています。
その後、1990年代より登場したのが「HID」です。HIDは「High Intensity Discharge」の略であり、日本語では高輝度放電ランプといいます。
少し青みがかった発光色が特徴で、少ない消費電力で明るい光量を実現しています。寿命もおよそ2000時間(約5年)。デメリットとしては、点灯から最大光量を発揮するまで十数秒ほどかかることが挙げられます。
そして、現在定番になりつつあるのが「LED」です。ここ数十年で普及してきたLEDは、明るさは勿論のこと圧倒的な寿命の長さと、消費電力の少なさが特徴で、寿命はおよそ30,000時間(約15年)とハロゲンランプやHIDに比べると、圧倒的なポテンシャルの高さがうかがえます。
ただ明るければ良いというものでもない
ただし、一番暗くて寿命も短いハロゲンランプが駄目というわけでもなく、旧車などではハロゲンランプの色味が似合っていたりもします。それぞれクルマの雰囲気や、ドライバーの求めている性能に合わせてライトを選択するのが良いでしょう。
[筆者:MOTA編集部]
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