販売価格は1億8000万円! マクラーレン F1は公道を走るレーシングカーを具現化したスーパーマシン
MōTA / 2021年2月1日 20時0分
マクラーレンF1は、1992年に発表・販売されたスーパーカーで、運転席が車両中央に位置する3人乗りレイアウトやバタフライドア、627psを発生させるV12エンジンなど、独特なパッケージングやパフォーマンスが特徴的なモデル。
マクラーレンの3人乗りスーパーマシンといえば、2018年に発表され106台限定で販売した「スピードテール」が記憶に新しい。この106台限定というのは、かつてマクラーレンが販売した3人乗りスーパーマシン「F1」の総生産台数になぞらえている。マクラーレン F1は、1992年にも発表・販売されていたスーパーマシンだ。今回は、合計106台が生産されたマクラーレンF1を紹介しよう。
世界初カーボンモノコックを採用した高性能マシン
マクラーレンF1は、1992年に発表・販売されたスーパーカーで、運転席が車両中央に位置する3人乗りレイアウトやバタフライドア、627psを発生させるV12エンジンなど、独特なパッケージングやパフォーマンスが特徴的だ。マクラーレン F1が販売された当時のスーパーカーは、運動性能に重点を置いたモデルが多く、快適性は二の次だった。しかし、マクラーレン F1は、運動性能だけでなく、ケンウッド製のオーディオや空調機器といった快適装備を装着している。 当時としては最先端であったカーボンモノコックシャシーを贅沢に使い、高い運動性能と快適性を兼ね備えた3人乗りスーパーマシンは、53万ポンド(当時のレートで約1億8000万円)という衝撃の価格で販売された。BMW製自然吸気V12気筒エンジンを搭載
運動性能の要であるエンジンは、6064ccのBMW製V型12気筒DOHC自然吸気で、最高出力627ps/7400rpm、最大トルク69.3kgm/4000-7000rpm。全長わずか60センチの高性能V12エンジンは、座席後方に位置する金箔で囲まれたエンジンルームに収められ、6速MTを介して後輪を駆動する。 バリエーションは、プロトタイプの「XP」、ロードカーの「F1」、レース仕様の「GTR」をラインナップ。1995年にル・マン24時間レースの総合優勝を記念した「F1 LM」を6台、1997年にレース仕様をロードカーにしたホモロゲーションモデルの「GT」が3台生産された。モータースポーツの最高峰から着想を得たエクステリアデザイン
エクステリアは、ミッドシップならではの特性を活かした低いフロントボンネット、空気を整流するフロントフェンダーからベルトラインに繋がる造形、緩やかに湾曲したフロントガラスがレーシングマシンを彷彿とさせる。また、キャビンスペースとボディ部分の空気を分断させる段付きのフェンダーライン、車両後方に向かって絞り込まれるキャビンスペースなど空気抵抗を抑える徹底したフォルムがスーパーマシン独特のエクステリアデザインを作り上げた。
リアまわりは、派手なパーツが装着されておらず、ストンと切り落とされたようなスタイルだが、実は格納式のウィングが隠されている。このリアに格納されているウィングには、エアブレーキ機能も備わり、ブレーキング時に立ち上がる。エアブレーキ機能を備えた格納式リアウィングは、後にマクラーレン、メルセデス・ベンツ、AMGの共同開発により販売されるSLRマクラーレンにも採用された。20年の構想期間を経て実現した1+2のインテリア
斜め上に向かって開く「ディヘドラル・ドア(バタフライドア)」を開けると、中央に位置する運転席と左右両方に設けられた助手席が目に飛び込んでくる。 20年以上の時を経て実現した1+2レイアウトの運転席に辿り着くためには、太いサイドシルを跨ぎ、助手席を経由し、センターコンソールを跨がなければならない。 運転席に辿り着くと、弧を描いて左右に広がるダッシュボードと視認性が良いメーターが目の前に現れる。中央に位置するタコメーターは、8200rpmまで刻んでおり、レッドゾーンは7500rpm。ちなみに、シートベルトは、レーシングマシンさながらの4点式を採用している。外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダ新型「高級ミニバン」登場! めちゃ「豪華リアシート」×専用“黒すぎ顔”採用! 516万円の「新型オデッセイ 最上級仕様」はどんなモデル?
くるまのニュース / 2024年5月9日 6時40分
-
マツダ「和製スーパーカー」実車公開! 「ロータリー・ミッドシップ」降臨に衝撃! 斬新「RX500」幕張に登場で反響集まる
くるまのニュース / 2024年4月24日 12時30分
-
ポルシェの「タマゴ型“ミニバン”」!? 運転席は“真ん中”&3ドア仕様!? もはや“ファミリーカー”じゃない斬新すぎる「レンディエンスト」 とは
くるまのニュース / 2024年4月15日 12時30分
-
約230万円のトヨタ新型「スポーツコンパクトカー」発売! 6速MT“のみ”×「専用サス」装着!? めちゃ手軽な「硬派すぎモデル」に評価の声!
くるまのニュース / 2024年4月14日 17時10分
-
【2024年】トヨタ 新型シエンタのサイズや価格、燃費、おすすめグレードなどを紹介!
MōTA / 2024年4月11日 19時0分
ランキング
-
1「産休クッキー」に「お子が熱」。なぜ批判は、会社の構造ではなく“子持ち様”に向いてしまうのか
オールアバウト / 2024年5月8日 21時5分
-
2すき家、14日から復活する“人気メニュー”が話題に 「復刻まじか」「通常メニューにして…」
Sirabee / 2024年5月9日 4時0分
-
3SNS激怒「常識分からんのか」…相次ぐ「ホテルの備品持ち帰り」被害に弁護士「窃盗です」 どんな罰則がある?
オトナンサー / 2024年5月9日 7時10分
-
4「スナップえんどう」の筋取りが、お家にあるアレを使うだけで簡単キレイに!驚きのアイデアに「目からウロコ」「見ていて気持ち良いー!」
まいどなニュース / 2024年5月6日 15時45分
-
5「女性が好意を持っていない男性だけにする言動」に共通している7つの特徴
日刊SPA! / 2024年5月9日 10時24分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください