新型エクリプスクロスが販売好調! PHEVは三菱を救えるか?【みんなの声を聞いてみた】
MōTA / 2021年2月7日 15時0分
2020年12月4日(月)のマイナーチェンジでPHEVモデルの追加、さらにデザインの大幅変更などフルモデルチェンジ並みの改良を施した三菱 エクリプスクロス。発売から2ヶ月合計で販売台数が約3000台(計画1000台/月)と好調な滑り出しを記録している。そんな新型エクリプスクロスについて、実際に一般ユーザー、さらには購入検討者はどう捉えているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。
2020年12月のマイナーチェンジで待望のPHEVモデルの登場
2018年にデビューしたミドルサイズSUVの三菱 エクリプスクロスは、同社の主力車種に位置付けられるモデルだ。2020年12月のマイナーチェンジでは、2019年に追加したクリーンディーゼルターボを廃止し、PHEV(充電可能なハイブリッドシステム)モデルを新たに追加。ボディサイズと外観のデザインにも大きな変更を施した。価格(以下、すべて消費税込)はガソリンモデルが253万1100円~312万6200円、PHEVモデルが384万8900円~447万7000円。
発売開始から2ヶ月が経過し、新型エクリプスクロスの販売状況について三菱自動車 広報部に確認したところ、2ヶ月合計の販売台数は約3000台と計画1000台/月を上回る好調な滑り出しを記録している。
SNS上でのみんなの声は?
実際に試乗した声は、こぞって走行性能を高評価
そんな新型エクリプスクロスについて、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。
まず目についたのは「ピュアEVよりPHEVの方が安心して季節問わず遠出できる」「このご時世、いざという時の電力源になるPHEVは益々魅力的」といったPHEVのメリットを挙げる声。これは兄貴分のアウトランダーPHEVにも言えることだが、昨今の災害時を想定したものや、最近のキャンプブームなどの観点から挙げられているようだ。
新型エクリプスクロス単体で見てみると、今回改良されたデザイン面に関しては「純粋にかっこよくなった」「デザインに一目惚れ」と好印象の様子。
エボの再来は過大評価じゃなかった!
しかし、それ以上に最も多かったのは「運転をするのが楽しい車」「別段期待せず試乗したら走り、特にハンドリングの良さに半端ない驚きを感じた!」「燃費が良くて電気が使えるだけの車じゃない、走りも良い」「エボの再来というのはあながち過大評価じゃないと試乗して思った」といった実際に試乗し、その走行性能の高さに驚いたという声が数多く見受けられた。中には「三菱だからと批判してるだけの人は一度乗って欲しい」「ブランドイメージの悪さがなければたくさん売れる車」「悪いイメージが払拭されてないが、素晴らしい車を作れるメーカー」と絶賛する声も。
ユーザーからはPHEVを他モデルへの展開を希望する声も
そのほか、新型エクリプスクロスのPHEVモデルとガソリンモデルの販売比率、売れ筋グレード、人気色などについても三菱自動車 広報部に確認したところ、ここまで約3000台の販売台数のうちPHEVモデルが7割、ガソリンモデルが3割を占めているそうだ。売れ筋グレードは、PHEVモデルは最上級グレードのP(447万7000円)が、ガソリンモデルでは中間グレードにあたるG(286万7700円)が1位で、どちらもボディカラーはホワイトダイヤモンドが人気が高い。
そして気になる購入年齢層はというと、販売比率7割を占めるPHEVモデルは、やはり約400万円のスタート価格という事もあり40~50歳台が7割を占める。一方でガソリンモデルは200万半ばからのスタート価格という事もあり、一番多いのが20~30歳台で3割を占めている。
先日、2020年4~12月期は2439億円の赤字を発表した三菱自動車だが、PHEVモデルとガソリンモデルとで幅広い年齢層の顧客を獲得できている新型エクリプスクロスと、さらには、新型モデルの登場が迫る兄貴分アウトランダーは同社の救世主になることができるのか。SNS上では「エクリプスクロスも悪くないけど少し大きい。RVRサイズくらいでPHEVが欲しい」「デリカにもPHEV載せてほしい」「次期アウトランダーPHEVを待っているが、デリカのPHEVも密かに期待!」といった他のモデルへのPHEVの展開を望む声も。PHEVモデル第二弾となった新型エクリプスクロスの売れ行き次第では、そういったことも計画に入って来るかもしれない。引き続き三菱自動車の動きに注目していく。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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