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超絶エレガントな姿にスポーツカー顔負けの550馬力を発生するエンジンを搭載したベントレー ベンテイガ

MōTA / 2021年2月23日 20時0分

ベントレー ベンテイガ

SUVらしい迫力満点の大柄ボデと、細部に至るまで高級感に溢れたインテリア、そして、並みのスポーツカーが尻込みするほどの走行性能を持ち合わせたベントレー ベンテイガ。イギリスの老舗高級スポーツカーメーカーであるベントレーが、初めて制作したSUVベンテイガの全貌を写真と共に紹介する。

ベントレー ベンテイガ

500馬力オーバーで世界最速クラスのSUV

ベンテイガは2016年に608psを発生する6リッターW12エンジンを搭載して、世界最速SUVとして発売。現在は6リッターW12エンジンモデルには「スピード」の称号を冠して「ベンテイガスピード」となり最上位モデルの位置づけに変更された。現行モデルの「ベンテイガ」は、本記事で紹介している4リッターV8エンジンを搭載したモデルだ。

この変更を見ると一見おとなしくなったかの様な印象を受けるが、45kgも軽量化されたことに加えV8独特の軽快な加速感とサウンドからは、むしろスポーティーな印象を受ける。

一方、6リッターW12エンジンは最高出力を635馬力とさらに性能を上げ、世界最速SUVの呼び名に相応しい仕様は「ベンテイガスピード」として健在だ。

最高速度は名だたるスポーツカーと肩を並べる時速290キロ

4リッターV8ツインターボエンジンは最高出力550馬力を発生し、最高速度は時速290キロ、0-100km加速は4.5秒を叩き出す。

0-100km/h加速が4.5秒前後の他車種を参考までに確認すると、ポルシェ 911カレラ、BMW M2など、空気抵抗の少ない流線型ボディのいわゆるスポーツカーが並ぶ。空力性能で決して有利とは言えないベンテイガの大柄なボディデザインで4.5秒は驚愕の数字だ。

安定感のある乗り心地と操縦性の両立

ベンテイガに採用されているベントレーダイナミックライドは、48V電気式アンチロールバー(スタビライザー)で、車体のロール(横方向の傾き)を最小限に抑えることで車体を水平に保ち4輪の接地性を向上させる。

さらに、あらゆる状況での走行を想定したコントロールプログラムが用意されており、ユーザーが選択した設定に応じてエンジンやトランスミッション、足回りを自動的にコントロール。アクセルやステアリング操作が無理なく車に伝わり、思いのままに操縦できる一方で、コーナリング時の傾きを抑制して車内の安定性を保ち、乗り心地はしっかりと確保する。

また、悪路を想定したパッケージもオプションで追加できるため、SUVならではのさらに悪条件での走行にも対応可能だ。

一度見たら忘れないインパクト抜群の外装デザイン

外装で特徴的なのは、ベントレーのデザインポリシーをカテゴリーが違うSUVにも関わらず上手く取り入れている点。

まず、大型で高級感溢れる仕上がりのフロントグリルと、特徴的なデザインのヘッドライトが目を引く。さらにフロントバンパーの彫りが深いデザインも、ベントレーとしての威厳と存在感を示す上で一役買っている。

リアに目を移すと、これまたベントレーの目印とも言える細長い楕円形のテールライトが印象的だ。

リアハッチを複雑な曲線を持たせたデザインとすることで、楕円形のテールライトが自然に溶け込んでいる。

ベントレーの他モデルの様な流線形とは根本的にデザイン思想の違うデザインであっても、ごく自然に収めているのはさすがベントレーと言うべきところだろう。

高級感溢れる天然木を使った内装パネル

いざ乗り込むと、最高出力500馬力を超えるハイパワーマシンであることを忘れてしまうほど、美しく豪華な内装に目を奪われる。

ダッシュボードをはじめ内装に使用されているウッドパネルは、当然合板やプラスチックではなく、材料の採取から完成まで全工程5週間をかけて、一枚一枚ハンドメイドで制作されたもの。

高級感を演出する伝統のデザインの一方で、センターコンソールには最新のタッチパネル式ディスプレイを備えたインフォテインメントシステムが装備されている。

また、後部座席にも、同じくタッチパネル操作ができる「タッチスクリーンリモート」を装備し、居住性の関わるさまざまな機能を後席の搭乗者でも自由に操作可能だ。

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