日本が誇るハイテクスーパーカー、ホンダ NSX│存在感溢れるド派手な外装を写真でチェック
MōTA / 2021年2月25日 20時0分
2016年にデビューしたホンダ 2代目NSX。見る者全てを釘付けにするド派手な外観に、ハイブリッドシステムをはじめ、さまざまな最新デバイスを装備して大きく生まれ変わった2代目NSXを写真と共に解説する。
最新のハイブリッドシステムで誰でも高レベルなコーナリングを体感できる
2016年に登場したホンダ 2代目NSXは、1990年から2005年まで販売されていた初代と同じく座席の後ろにエンジンを搭載し、ミッドシップスポーツカーらしい低くワイドなスタイリングを持つ。 V6 3.0リッター(後期は3.2リッター)の自然吸気エンジンを搭載した初代に対し、2代目ではツインターボ化されたV6エンジンに3つのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。3つのモーターはエンジンに直結しているダイレクトドライブモーターと、前輪の左右に配置されたツインモーターユニット(TMU)で構成されている。 この、3モーターハイブリッドシステムは「SPORT HYBRID SH-AWD」と名付けられ、システム最高出力581PS、システム最大トルク646Nmを発生。また、各モーターの回生力とブレーキを利用することで、自然な荷重移動(トルクベクタリング)と旋回力(ヨーモーメント)を生み出す。難しい操作を意識せず、誰でも高レベルなコーナリングを体感できる。 座席後方に配置されるエンジンの後ろには、9速のデュアルクラッチトランスミッションを搭載。多段ギアとモーターを組み合わせたことにより、スーパースポーツにありがちだった気難しいクラッチ操作は不要で、尚且つ優れた環境性能と滑らかな乗り心地、さらにレスポンスの良い走行性能を実現した。スーパースポーツらしい低くてワイドなスタイリング
外観は低いボンネットにワイドな印象を強調する横長のLEDヘッドライトを装着し、ドアのすぐ後ろには、エンジンへ空気を送るエアインテークを設けた。 シンプルにまとめられたリア回りには、左右のテールランプをつなぐ横一文字のレッドガーニッシュが装着され、横方向への広がりとスポーティーさを演出している。 足まわりは前後異径のホイールを装着。フロント19インチ、リア20インチのアルミ鍛造ホイールの奥には、カーボンセラミックブレーキローターを装備(カスタムオーダー)。さらにフロント6ポット、リア4ポットのアルミモノブロック製の大型キャリパーが装着され、速さには欠かせない強力で確実な制動力を発揮する。“人間中心のスーパースポーツ”を体現するインテリア
内装は「Human-Support Cockpit」というコンセプトをもと、ドライバーが運転に集中できるシンプルな造形が特徴。ダッシュボード、メーターフード、ベルトラインは視界を妨げないよう出っ張りや抑揚を抑えた。さらにセンタークラスターおよびセンターコンソールは、ボタンの数が少なく運転に必要なスイッチ類が並ぶ。ナビ画面下の大型ダイヤルはドライブセレクトとなっており「Quiet」「Sport(標準モード)」「Sport+」「Track」の4つモードを選択できる。
ちなみに、Quietモードはエンジン回転数を抑えるだけではなく、アイドリングストップやモーターのみのEV走行を積極的に使用するモード。スーパースポーツでありながらEV走行ができるのは、NSXならではの大きな特徴だ。 シートはサポート性に優れたヘッドレスト一体型のセミバケットタイプを採用。サイドサポートの張り出しが大きすぎないため、乗降性に優れているのもNSXならではの配慮だ。NSXのコンセプトである「人間中心のスーパースポーツ」は、乗り降りにに関わるシートにまで行き渡っている。
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