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美し過ぎる最新フェラーリ! 過去の名車へのオマージュ、あなたはいくつ分かる? フェラーリ F8トリブートを写真でチェック

MōTA / 2021年2月24日 20時0分

ボンネットの大きな穴は、バンパー下部の開口部から取り入れた空気をボディ上部へスムーズに流すためのもの。それにより空気抵抗を減らすと同時に、車を地面に押し付けるダウンフォースを発生させる。 このようにフェラーリのデザインは、ただのアート作品ではなく機能を追求したまさに機能美であり、見る者を魅了するデザインの源だ。

今回紹介するフェラーリ F8トリブートは、フェラーリの象徴的存在である「V型8気筒エンジン」を搭載した過去の名車へのオマージュがデザイン面で随所に散りばめながら、フェラーリV8モデル史上最強との呼び声も高いモデルだ。今回は世界的に電動化が進むいま、最後のV8フェラーリとも言われるF8トリブートを写真と共にご紹介しよう。

フェラーリ F8トリブート

速く走ることをシンプルに追求したマシン

フェラーリ F8トリブートはV型8気筒エンジンをミッドシップ(座席の後ろ)に搭載し、前モデルである488GTBの流れを汲むV8フェラーリの最新モデル。“Tributo”(トリブート)とは英語の「トリビュート」のイタリア語で「尊敬、賞賛」という意味になり、F8トリブートのデザインはその名の通り過去に存在したV8フェラーリへのオマージュが随所に散りばめられている。

しかし、ただ過去へのオマージュとして見た目ありきではなく、速さを追求した現代風のアレンジが施され、まさに機能美という言葉が相応しいフェラーリ独特の美しさが凝縮された一台に仕上がっている。

720psエンジンの加速は0-100km/hわずか2.9秒

これまでいくつもの賞を受賞してきたV型8気筒DOHCツインターボエンジンは、最高出力720馬力を発生し最高速度は340km/hを誇る。これは前モデルの670馬力から実に50馬力もパワーアップし、最高速度は330km/hから10km/hも上乗せされた。

通常、同型エンジンでパワーアップする場合は簡単にパワーアップ可能なターボの見直しを行うが、給排気効率を徹底的に見直してパワーアップを実現しているあたりがフェラーリのエンジンへのこだわりを感じる。

45km/h以下で屋根を開閉できるF8スパイダー

フェラーリF8トリブートには、2019年9月に発表されたF8スパイダーというオープンモデルがある。45km/h以下なら走行中も開閉できるリトラクタブル ハードトップは、さっとオープンにすることで街中で視線を独り占めできること請け合いだ。

数々の名車へのオマージュが詰め込まれたエクステリアデザイン

過去モデルへのオマージュとしてもっともわかりやすいポイントは、エンジンが丸見えの透明なリアウィンドウだろう。これはフェラーリF40に採用されたリアウィンドウで、ミッドシップに搭載されたエンジンが見える独特のデザインだ。

美しいフェラーリエンジンを見せびらかすという優越感のためではなく、ルーバーによる排熱や軽量化など、より性能を向上させる目的のデザインである。

リアフェンダーのエアインテーク形状やボディと同色のパネルに埋め込まれた丸型テールランプなど、現代風のデザインとしながらも、1970年代に発売された308GTBへのオマージュだとはっきりと伝わってくる。

ボンネットの大きな穴は、バンパー下部の開口部から取り入れた空気をボディ上部へスムーズに流すためのもの。それにより空気抵抗を減らすと同時に、車を地面に押し付けるダウンフォースを発生させる。

このようにフェラーリのデザインは、ただのアート作品ではなく機能を追求したまさに機能美であり、見る者を魅了するデザインの源だ。

インテリアはただ走るための美しいデザイン

コクピットに収まるとまず目に飛び込んでくるのが、大型のアナログメーター。エンジン回転数を確認するタコメーターやフェラーリを象徴する“跳ね馬”のロゴが、否が応でも走りへの気分を盛り上げる。

ドライブモードを選択するスイッチやウインカーのスイッチなど、走行に関わる部分はステアリングに配置されていて、F8トリブートはドライバーが極限まで走りを楽しむための車であることを体現したデザインだ。

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