新型ヴェゼルはスマホが鍵代わりになる!? 便利過ぎる新機能に残された意外な盲点とは
MōTA / 2021年3月1日 14時30分
2021年4月にも発売する見込みの新型ヴェゼル。高級にシフトした内外装に目が行きがちだが、大幅に進化したコネクテッド機能にも注目したい。コネクテッド機能では最先端を行く電気自動車のホンダeすら超えた! という人もいるほど高機能なのだ。 今回は新型ヴェゼルに搭載予定のコネクテッド機能のなかで、大注目の新機能をご紹介する。
これからのクルマは常にネット接続
そもそもコネクテッド機能とは、クルマ自身がインターネットに常時接続しているものを指す。
例えばカーナビに常時接続機能が加われば、リアルタイムの交通情報から最適なルートの提案をしてくれたり、地図データを常に最新のモノにアップデートしたり出来る。さらには緊急時にオペレーターと繋がり、警察や救急車の手配などを行ってくれるSOSコール機能も用意されるなど、各社とも便利な機能を揃えているのだ。
また今後自動運転社会が実現した場合には、さらなる機能の強化も期待されている。
スマホが鍵に! でも今までの鍵と併用を推奨
もちろん新型ヴェゼルにも地図データの更新や緊急時に役立つSOSコールといった機能は搭載されるのだが、それに加えて車内Wi-Fi、Hondaデジタルキー機能といった新しい装備も加わる。もっとも注目なのはHondaデジタルキー機能で、こちらはなんとスマホがクルマの鍵になるというから驚く。しかも量産車初の機能で、アンドロイドとiPhoneどちらにも対応するという。
まさかの盲点! 電波がないと使えない!?
ただ既存の鍵のようにどんな状況でも解錠、そしてエンジン始動できるモノではない。というのもHondaデジタルキー機能はあくまでもコネクテッド機能の一部であり、クルマ自身が電波をキャッチしていない状態(山間部など圏外の地域)だと、鍵が作動しない。この鍵の機能だけ単体でBluetooth接続したりしている訳ではないのだ。そのため、この機能を使う際はスマホと既存の鍵を併用することをホンダは推奨しているという。
我々が映画などで観ていた、スマホひとつで完結するような“未来の世界”を実現するためには、まず“スマホが圏外”という壁を打破しないといけないとは盲点だった。
このように現在も進化途中の機能なだけに、ツッコミどころがあるのも事実。だが、このヴェゼルをきっかけにコネクテッド機能がますます一般化し、誰もが当たり前に扱えるようになることを期待したい。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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