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2ヶ月連続でヤリスがN-BOXを抜いた! 大人気ヤリスのやばすぎる売り上げ台数とは!?

MōTA / 2021年3月6日 11時30分

トヨタ ヤリス Z[1.5Lガソリン/2WD(FF)/CVT]

ここ10年あまり軽自動車人気が右肩上がりという状況が続いていたが、実は昨今その状況が変わりつつある。そう、トヨタ ヤリスを中心としたヤリス3兄弟が売れに売れているのだ。2021年1月〜2月の販売台数ランキングを見てみると、絶対王者と持て囃されていたホンダ N-BOXを余裕で抜いているほど。そこで絶大なる人気を誇っているヤリス3兄弟の販売台数推移や人気グレードを見ていこう!

トヨタ ヤリスクロス/ヤリス

ヤリス1位に輝くも……じつはヤリス単体の台数ではない!?

日本自動車販売協会連合会が2021年3月4日に発表した2月の販売ランキングで堂々の1位に輝いたのはトヨタ ヤリス。前年同月比では驚異の588.9%と約6倍の販売台数を記録しているのだ。

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ヤリスクロス, GRヤリス, ヤリス

ヤリスクロス, GRヤリス, ヤリス

ヤリスクロス, GRヤリス, ヤリス

もちろんヤリスを街中で見かける機会は多く確実に売れているのだが、じつは統計上ヤリスにはSUVモデルのヤリスクロス、さらにはホットハッチのGRヤリスも含まれるというカラクリもある。だからこそ前年同月比約6倍を実現できているのだが、2月単体でも2万560台を売り上げているのは紛れもない事実である。

なお2021年2月度におけるヤリスファミリーの販売台数内訳は、ヤリスクロス9,490台、ヤリス9,950台、GRヤリス1,120台となっている

ちなみに絶対王者として長らく君臨しているホンダ N-BOXも1万8591台と相変わらず好調な売り上げをキープしている。

ヤリスファミリーの稼ぎ頭はヤリスクロスだった

ヤリスファミリーとしながらも、今一番台数を稼いでいるのはヤリスクロス。とくにハイブリッドモデルが人気を博している

現在の販売比率を見てみると、実はヤリスよりもSUVモデルのヤリスクロスの方が多くなっている。昨今のSUV人気を考えれば自然な結果ではあるが、例えば2021年1月はヤリスが8180台に対して、ヤリスクロスは9350台を売り上げるほど。今やヤリスファミリーのなかで稼ぎ頭はヤリスではなくヤリスクロスなのだ。

五分五分の戦い! ヤリスはガソリンとハイブリッドがほぼ同じ台数

ヤリスはガソリンが売れている月もあれば、ハイブリッドの方が台数が多い月も存在している

ヤリスとヤリスクロスはガソリンとハイブリッドモデルをラインアップしているが、それぞれ人気なのはどちらなのだろうか?

ヤリスにおいては大差はなく、ガソリン・ハイブリッドモデルが満遍なく売れている印象だ。もっともヤリスに関してはレンタカーや法人ユーザーといった自家用車以外のニーズも多数いるため、このような傾向にあると考えられる。

ヤリスクロスは圧倒的にハイブリッド人気

ヤリスクロスは販売を開始した2020年8月を除いて、ハイブリッドモデルが圧倒的な人気を誇っている

一方、今やヤリスファミリーの屋台骨的存在となりつつあるヤリスクロスは様子が全く異なる。圧倒的にハイブリッドモデルが人気なのだ。例えば2021年1月は、ガソリンが2990台。対してハイブリッドモデルは6360台と“ほぼ倍”の販売台数を記録しているほど。

ヤリス・ヤリスクロスで一番人気のグレードは何!?

これほどまでに人気を博しているヤリス・ヤリスクロスだが、実際のところ人気のグレードは一体どれなのだろうか?

ヤリス 人気グレードTOP3

まずはヤリスから見てみよう。

1位 ハイブリッドZ

2位 G

3位 X

という順で、1位は全体の27%、2位は22%、3位は17%を占めている。ちなみに1位に輝いたハイブリッドZはハイブリッドモデルを購入した半数以上がこのグレードを選んでいるという。2位のGはガソリンモデルの約40%が、そしてXは約30%の方々が選んでいる。

ヤリスクロス 人気グレードTOP3

続いてヤリスクロスは

1位 ハイブリッドZ  

2位 Z    

3位 ハイブリッドG  

という順だ。同じように1位は全体の50%、2位は20%、3位は14%を占めており、一番人気のハイブリッドZはハイブリッドモデルを選んだ人の中で約80%の方が、そして3位のハイブリッドGは約30%の方々が選択をしているという。

今回は売れに売れているヤリスファミリーの実態を深堀したワケだが、コンパクトカー、そしてコンパクトSUVという人気カテゴリーを凌駕するだけに、この驚異的な販売台数は当面続きそうである。間も無く登場予定のホンダ 新型ヴェゼルの投入で、少しは市場に影響が出流可能性もあるが、ライバルのヤリスクロスにどこまで影響を及ぼすか、注目されるところだ。

それだけに今後のSUV含め、国産コンパクト市場から目が離せない!

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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