ボルボが2030年EV専売メーカーに! 2021年秋導入第一弾の新型EV“ボルボ C40”を初公開
MōTA / 2021年3月7日 16時30分
Volvo C40 Design Prototype(ボルボ 新型C40 デザインプロトタイプ)[新型クロスオーバーEV(電気自動車)/2021年3月世界初公開・2021年秋国内発売予定] [Photo:MOTA(モータ)編集部]
ボルボ・カー・ジャパンは2021年3月3日(水)、EV(電気自動車)の日本導入計画について発表した。現時点ではまだEVを販売していない国内のボルボだが、2025年には全販売台数の35%をEV化。2030年には全販売モデルをEVに切り替え、ハイブリッドを含む内燃機関モデルを廃止する。 また、世界初公開の新型EV「ボルボ C40リチャージ」を早くもお披露目。2021年秋より国内初EVとして導入することも明らかにされた。 EVメーカーとして急速に舵を切ったプレミアムブランド“ボルボ”の意欲的な取り組みについてご紹介していこう。
あと10年足らずでボルボ車が全て100%EV(電気自動車)に!
世界の自動車メーカーに先駆けいち早くEVラインナップを揃えることで、急成長著しいプレミアムEVカテゴリーにおけるリーダーを目指す。
着実に進んできたボルボの電動化戦略
また2025年までには世界販売台数の50%をEV化し、残りをハイブリッド車とする目標を掲げていた。
2021年1月にはベルギーのボルボ・ゲント工場でのEV生産能力を3倍に増強するなど、各国の工場での生産能力向上も着実に行われている。
プレミアムEV市場の覇権を狙うボルボ
トヨタやVW(フォルクスワーゲン)のように年間1000万台規模で大衆モデルから高級車まで用意するフルラインメーカーではなく、世界でおよそ70万台規模のプレミアムブランド、ボルボだからこそ可能な戦略と見ることも出来るだろう。
しかしながらわずか10年足らずで全車をフルEV化するとは、やはり相当に大胆で意欲的な取り組みであることは間違いない。
世界同時に日本初公開の快挙! 新型EV「C40 リチャージ」
早くも2021年秋から国内導入を開始予定
今回3月3日のスウェーデン本国のEV化宣言と同時に世界初公開された新型EVモデル「Volvo C40 Recharge(ボルボ C40 リチャージ)」が、ここ日本でもほぼ同時にお披露目されたのだ!
そしてこのC40 リチャージが、2021年秋より日本で初めて導入されるボルボのEVモデルとなる。
C40の“C”はクロスオーバーを指す
現在ボルボでは、SUVの「XC」シリーズ、ステーションワゴンの「V」シリーズ、セダンの「S」シリーズがラインナップされている。
新設されたC40の「C」とは、クロスオーバーモデルを指す。SUVとクーペを融合したクロスオーバータイプと理解すればよい。
そこでボルボ車に詳しい読者の方ならピンとくるかもしれない。今回発表されたC40 リチャージは、端的に言えばコンパクトSUV「XC40」の兄弟モデルである。
なお、XC40のEV版として2020年に欧州で先行発売されている「XC40リチャージ」も、C40に続き国内導入される予定となっている。
販売スタイルも大きく変革! オンラインで購入可能に
新たなサブスクモデルは3か月の途中解約も可能に!?
EVモデルはオンラインストア「volvocars.com」での販売を中心とし、オンライン販売プラットフォームへの多額の投資を行う。同時にサブスクリプションサービス「Care by Volvo」もサービスを拡充し、家庭用充電オプションなどを含めたケア パッケージを用意する。
Care by Volvoの日本での展開は未定だが、2021年秋のC40 リチャージ導入時、初期の100台については新たなサブスクリプションプランを設定する。
詳細はまだ明らかにされていないが、なんと3か月での途中解約も可能なプランとなるというから期待大だ。
48kWhをツインモーターで駆動
開発当初からEV化を想定し設計されたCMAプラットフォームを採用するC40 リチャージ。78kWhの高出力なバッテリー容量を持ち、前後の車軸にそれぞれ電気モーターが備わる「リチャージ ツイン」と組み合わされる。航続可能距離は約420km(WLTPモード)だ。
Google共同開発のインフォテインメントシステムを新搭載
現段階で日本仕様の詳細は明らかにされていないが、2021年秋の正式発表が今から待ち遠しい限りだ。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:ボルボ・カーズ/MOTA編集部]
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