世界初の自動運転レベル3搭載車レジェンドはまさかの100台限定のリース販売! 一体なぜ!?
MōTA / 2021年3月8日 21時0分
ホンダが世界初の自動運転レベル3搭載車を2021年3月5日に発売した。今回は通常の販売ではなく100台限定のリース販売。一体なぜフツーのクルマと同じような販売方法を選択しなかったのか? さらには今後一体どんなクルマ、もっといえばN-BOXなどといったみんなが買える価格帯のクルマにはいつ頃搭載されるのか!?
リース販売はホンダの得意技!? クルマのメンテを徹底的に
せっかく「世界初」という称号を手に入れながらも、今回発表された新型レジェンド レベル3搭載車はリース販売という選択をしたのだろうか?これまでもホンダは水素自動車のクラリティ フューエルセルやクラリティEVといった次世代カーは、ことあるごとにリース販売という方法をとっている。
対してトヨタは世界初の水素自動車であるミライを2013年の発売以来、フツーのクルマと同じように売り切り販売をしているのだ。これにはホンダの考えがあるようだ。>>
海のものとも山のものとも……メンテナンスが大事なのだ
今回リース販売という選択をしたワケを本田技研工業 執行職 日本本部長を務める寺谷 公良氏に聞くと「世界初の自動運転レベル3搭載車のため、お客様にしっかりとシステムの具体的な使用方法やメンテナンスといったアフターサービスを充実させるため」だという。 たしかにリース販売という方法ならば、定期的なメンテナンスも行えるが、そこには世界初という称号ゆえの葛藤もあったようだ。レベル3搭載車には、これまでのクルマ以上にレーダーセンサーやライダーセンサーといったセンサー類が搭載されている。これまでのクルマとは異なる整備が必要となる場合も考えられ、もしもの場合に対処しやすいという側面があるのだ。ちなみにリース販売は通常の買い方とは異なり、定額料金を支払うというもの。その中には自動車税や車検などの法定点検といった整備費用も含まれる買い方だ。
>>
加えて、サイバー攻撃の被害を回避するためにも、自動運転データの定期的なアップデートといったアプローチも今まで以上に必要となってくるだろう。そのため既存の売り方よりも、言い方は悪いが納車後にしっかりとホンダが管理できる方法をとったというワケだ。
昨夏に販売となった電気自動車のホンダeは数量限定で即刻完売、その後も販売を受け付けているが、今回の新型レジェンドは100台限定。近い将来の増産も考えていないようだ。
10年後にはN-BOXに搭載か!? 大衆車への搭載はもう少し辛抱
新型レジェンド レベル3搭載車の車両価格は1100万円(税込)であり、通常のレジェンド(約725万円)と比べると300万円以上の差がある。センサー類など、レベル3に対応させるにはそれ相応の装備が必要であり、その分価格が上昇しているのだ。それにしても少々、というか高い。そこで気になるのが、我々一般庶民が買えるような値段、つまりN-BOXのような大衆車にはどのタイミングでレベル3を搭載されるのか? というポイントだ。聞けば遅くとも10〜15年以内には大衆車にも搭載する予定だという。
>>
自動運転というモノが実現されつつある今、各国の自動車メーカーがいち早い商品化を夢見て開発を進めている。そんな中ホンダが世界初のレベル3搭載車を市販化したことは非常に大きな起爆剤となりそうだ。だからこそ100台限定というのは少々寂しい気もしてしまう。
それだけに、ホンダが一体今後どのような戦略で自動運転という世界的な戦いを進んでいくのか気になるところ。今後のホンダ、そして大衆車への搭載に期待したい。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダ最強「タイプR」の“VTECエンジン”搭載!「GT-R」に並ぶ“超加速”実現する「爆速スポーツカー」に反響殺到! 日本でも手に入る「アトム」が凄すぎる!
くるまのニュース / 2024年11月26日 21時10分
-
ホンダがEVで本気になった!新型N-VAN e:はサクラとほぼ同額で電池容量1.5倍がスゴい(小沢コージ)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月13日 9時26分
-
10月に「日本イチ売れたクルマ」は“軽”じゃない! 小型SUV&「背の高い軽」は根強い人気? 「トヨタ勢」はトップを席巻… 販売台数ランキング発表
くるまのニュース / 2024年11月8日 5時50分
-
ホンダ最強「タイプR」の“VTEC”エンジン搭載! 日産「GT-R」レベルの“超加速”実現した「爆速スポーツカー」販売中! 日本でも手に入る「アトム」が凄い!
くるまのニュース / 2024年11月2日 11時10分
-
ホンダが「スゴい運転席」を開発! EVなのにVTECエンジン搭載!? 「NSXのエンジン音」響き渡る“斬新システム”とは?
くるまのニュース / 2024年10月31日 10時40分
ランキング
-
1「高齢で廃業」店内に放置された犬19匹、ふん尿にまみれ…荒稼ぎしたブリーダー業の末路に「胸が痛い」
まいどなニュース / 2024年11月28日 7時50分
-
2日本株に“トランプ・ショック”直撃か…「関税引き上げ」に国内経済界は戦々恐々
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月28日 16時3分
-
3ホコリが積もると火事に…コンセント周辺の掃除をサボると危険! 確認すべき5つのポイント
オトナンサー / 2024年11月28日 20時10分
-
4年収1,000万円なんてこんなもん…42歳で部長に抜擢の〈大企業エリート〉。質素すぎる毎日に、部下「夢がない」「このままこの会社にいても」と絶望
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月28日 7時15分
-
5「俺、無精子症だから」と避妊してくれない彼。生理が来ないことを告げると“まさかの反応”
女子SPA! / 2024年11月28日 15時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください