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“黄色い弾丸”の異名を持つコンパクトスポーツの雄、スズキ スイフトスポーツを写真でチェック!

MōTA / 2021年3月11日 20時0分

スズキ スイフトスポーツ

今や数少ないライトウェイトスポーツカーとして、多くのファンを持つスズキ スイフトスポーツ。コンパクトカー スイフトの派生モデルでありながらも、突き抜けたドライビング性能を持っていると共にビビットな専用色「チャンピオンイエロー4」のボディに心を奪われたファンも多いはず。今回はそんなスイフトスポーツの魅力と「イエローブリッド」と呼ばれた所以についても紹介していこう。

スズキ スイフトスポーツ

コスパに優れたコンパクトスポーツ界の救世主

スズキ スイフトスポーツは2003年のスイフトの一部改良と共に、スポーティーグレードとして誕生し、現行モデルは4代目にあたる。

専用部品を使ったハイパワーエンジンや専用サスペンションの採用、1トンをきる軽量ボディなど、国産コンパクトカーにはあまり見られないストイックなマシンに仕上げられている。

そしてそこまでの性能を備えながら、車両価格は200万円前後というコストパフォーマンスの高さもスイフトスポーツ最大の魅力だ。

スイフトスポーツの象徴! チャンピオンイエロー

初代スイフトスポーツ

初代スイフトスポーツ(海外名はイグニススポーツ)からラリーに参戦しており、そのポテンシャルの高さ故に優勝を勝ち取るなどの好成績を収め「イエローブリッド(黄色い弾丸)」という異名を付けられる程、世界に大きなインパクトを残した。

写真は2005年、ジュニア世界ラリー選手権(JWRC)に出場した2代目モデルのラリーマシン「スズキ スイフト スーパー1600」。モータースポーツの世界で活躍したことで、黄色はスイフトを象徴するボディカラーとして定着した。

2代目スイフトスポーツ

遠くからでもすぐに認識できる特徴的な明るいイエロー。スイフトスポーツを象徴するイエローのボディ色は、初代モデルから代々受け継がれてきている。

実にスポーティで生き生きとした色合いは、年齢問わず人気のカラーだ。

3代目スイフトスポーツ

専用色の「チャンピオンイエロー4」は今では当たり前のメタリックカラー(光により、キラキラ光るアルミ片が入った塗料)は使わず、ソリッドカラー(アルミ片等を入れない単色の塗料)を採用している。

チャンピオンイエロー本来の艶感や鮮明感を出すために、敢えて余計なものは使わないというスズキの考えが見て取れる。

そんな鮮やかなチャンピオンイエロー4だが、その鮮やかさを保つためには注意が必要。チャンピオンイエロー4に関わらず、ソリッドカラーはメタリックやパールに比べ細かな傷が目立ちやすい。また、誤魔化しが効かない色のため、一か所を集中的に磨いてしまうと色合いが変化してしまう恐れがある。スイフトスポーツの鮮やかな黄色をいつまでも保ちたいなら、プロのコーティングショップにお願いするのがおすすめだ。

スポーツモデルらしい外装デザイン

キリっとしたヘッドライトに、ベースのスイフトと差別化した大きいフロントグリル。アグレッシブでありながらも、威圧感を与えすぎないスイフトらしい顔つきだ。これに専用色のチャンピオンイエロー4が加わることにより、明朗かつ垢ぬけたスポーツモデルということが脳裏に伝わってくる。

サイドデザインで特徴的なのは、リアのドアハンドルをピラー(柱)内に設置したこと。敢えてドアハンドルを分かりにくくし、2ドアクーペのように見せることでスポーツモデルらしいシャープな印象を与える。

元々は欧州のハッチバック車にも使われる手法であり、見た目と使いやすさを両立した構造だ。

ドライバーを熱くする技術と工夫が各所に

シックなインテリアの中、各所に散りばめられたレッドのアクセントがスポーティ感を演出している。

本革巻のステアリングホイールはフォーミュラーカー等に使用されるDシェイプ型(底部が水平なハンドル)を採用。スポーツモデルとしてのこだわりは、インテリアでも忘れられていない。

専用チューニングが施された1.4Lターボエンジンは最高出力140PS、最大トルク23.4kgf・mと、歴代モデルよりも更にパワーアップ。これに970kg(AT車は990kg)の軽量ボディが合わさることで、スペック以上の爽快な加速と、軽快なコーナリングをこなすライトウェイトホットハッチに仕上げられている。

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