注目の「新型ヴェゼル」と人気の「ヤリスクロス」どちらが欲しい?【みんなの声を聞いてみた】
MōTA / 2021年3月20日 15時0分
昨今人気のコンパクトSUV市場。国内外の自動車メーカーが様々なモデルをラインナップするが、2020年8月末の発売開始から今最も高い人気を誇っているのがトヨタ ヤリスクロスだ。そんなコンパクトSUV市場でそれまで安定の人気を誇っていたライバルのホンダ ヴェゼルが2021年2月18日(木)に新型モデルを発表し、早くも注目を集めている。そこで今回、実際に一般ユーザー、購入検討者達は激戦のコンパクトSUV市場でどちらが欲しいと感じているのか? SNSで挙げられているみんなの声を探ってみた。
瞬く間に人気SUVに駆け上がったヤリスクロス
2020年8月31日(月)の発売開始から瞬く間にコンパクトSUV市場のトップに躍り出たトヨタ ヤリスクロス。日本自動車販売協会連合会(自販連)の発表した2021年2月の「乗用車ブランド通称名別順位」ではヤリス/ヤリスクロス/GRヤリスの「ヤリスシリーズ」は2万559台を記録しランキング1位に輝き、その内ヤリスクロス単体は半分近くの割合を占める。同2021年2月のランキングで、ヤリスクロス以外のコンパクトSUVのランキングはというと、2020年度上半期において1位を獲得したトヨタ ライズが約7900台で6位、日産 キックスが約5000台で14位にランクインしている。
また、コンパクトSUVに関わらずSUV全体まで広げると、5位には約8000台でトヨタ ハリアー、18位には4200台でトヨタ RAV4がランクインするなど、ランキングTOP20までにランクインした5つのSUVモデルの内、キックス以外の4車種はトヨタ車がランキングを占めている状態だ。
新型ヴェゼルはトヨタ勢の牙城を崩せるのか?
そんな中、2015年、2016年、そして2019年と国内SUVジャンルにおける新車販売台数ランキングで1位を獲得してきた同ジャンルの元祖人気モデル、ホンダ ヴェゼルがフルモデルチェンジを行ない2021年2月18日(木)に世界初公開された。発表早々、内外装のデザインをガラッと刷新し大きな話題を呼んだ新型ヴェゼル。先代の価格帯から大きく乖離していなければ検討したいとの声も大きかった。
さて、コンパクトSUVモデルの購入検討者たちは、実際のところ新型ヴェゼルとヤリスクロスではどちらが欲しいと感じるのだろうか? MOTA(モータ)では公式Twitter上でアンケートを募集した。
※アンケート測定期間:2021年3月16日(火)~3月19日(金)/測定方法:MOTA編集部公式Twitter
SNS上でのみんなの声は?
新型ヴェゼルは質感の高さ、後席の広さがポイント
Twitterアンケートでは、全体の66.7%が新型ヴェゼルが欲しいと答え、残りの33.3%がヤリスクロスが欲しいという結果となった。また、アンケートの他にもSNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。
まず、新型ヴェゼルを推す声としては「価格と質感ではヴェゼルのほうが高い」「正確には車格が微妙に違うので当たり前だが、この2台なら後席が広いヴェゼル」などの、ヤリスクロスに比べ高い質感、広い室内空間を挙げる声が見受けられた。
一部では「ヤリスクロスと比べるとボディカラーの選択肢が少ないのが残念」という声もあったが「最上級グレードだと年内納車は厳しいらしい。一つ下のグレードは3、4ヶ月納期とのことでそちらを注文した」と、すでにオーダーしたという声も見受けられた。
ヤリスクロスは価格が魅力的
一方、ヤリスクロスを推す声には「価格的にはコンパクトSUVでは圧倒的。内装は安っぽいがそれが納得できればお買い得な車だと思う」「なんと言ってもお手頃価格」と、内装の質感に懸念を示す声もあるが、安全装備なども充実しつつ179万8000円(税込)~という価格設定に魅力を感じている声が多かった。その反面で「ガソリンモデルのエンジン音がまあまあ気になった」「どんなに早くても納期半年と言われたので一旦再考する」といった声があったのも事実。
新型ヴェゼルは先代同様人気モデルになれるか?
やはり「若干被る部分もあるが、純粋にはカテゴリーが違うので後席やラゲッジの使い方次第で選択肢が分かれそう」といった声の通りの部分はあるものの、質感の高さや、現状の納期の面で見るとヤリスクロスを検討していた層が新型ヴェゼルに流れることもありそうな気配。そこに元々の新型ヴェゼル検討層も加わればトヨタ勢が上位に名を連ねる販売ランキングにも大きな変動があるかもしれない。
いよいよ間近に迫った新型ヴェゼルの正式発売。果たしてどんな展開が待ち受けているのか? その動向に注目だ。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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