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新型レヴォーグ納車4ヶ月経過も文句ゼロ! 長距離&雪道でわかった新型レヴォーグのスゴすぎる実力とは!?

MōTA / 2021年3月30日 11時30分

スバル 新型レヴォーグ STIスポーツ アイサイトX

今やスバルの代名詞ともいえるアイサイト。その進化版にあたるアイサイトXが新型レヴォーグに搭載され、2021年現在の装着率は9割にも及ぶほど。だが新型レヴォーグの魅力はそれだけではない。そう、クルマ自体のデキもピカイチなのだ。今回はガチオーナーが初の長距離ドライブで、わかった本当の魅力を徹底検証! 雪道でもそして長距離でも疲れ知らずというが、その理由は何か!?

スバル 新型レヴォーグ STIスポーツ アイサイトX

新型レヴォーグ納車から4ヶ月経過も文句0

「全ての移動を感動に変えるクルマ」と謳われるスバルの新型レヴォーグを購入して早くも4カ月が経過しようとしている。

その間に街乗りから高速移動、そしてワインディングまでさまざまな道を走ってきたが、たしかにこれほど移動することが愉しいとは思いもしなかった。タウンスピードの乗り心地から、高速巡行時の直進安定性、さらにはワインディングにおける見事なまでの運動性能までケチの付け所が見当たらない。

今回はスタッドレスタイヤを装着し、雪道へトライするという初のステージ。ここでどんな感動を与えてくれるのか? 期待が膨らんでくる。

アイサイトXだけが魅力じゃない! クルマ自体の完成度がピカイチだった

その走りが達成できた秘密は何か? その最たる要因はボディとシャシーではないかと感じている。

とかくアイサイトXばかりが注目されがちなクルマではあるが、じつは骨格がシッカリと造り込まれているコト、これぞレヴォーグの良さだ。

2016年に登場したインプレッサシリーズから採用している新世代プラットフォームのSGP。そのほかフォレスターや今回の新型レヴォーグ、さらにはまもなく国内導入予定の新型レガシィアウトバックとスバルの新世代商品群に使われているプラットフォームだ

SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)は、インプレッサから導入されたプラットフォームだが、ボディとサスペンションメンバーの締結部分を改めたり、まず骨格を造ってから外板ボディを組み合わせるフルインナーフレーム構造を、生産設備を改めてまで導入したりということもあって、かなり強固に造られたことが伝わってくる。

スバル インプレッサスポーツ,新型レヴォーグの2台を比べると後者の方が全長280mm長い

スバル インプレッサスポーツ,新型レヴォーグの2台を比べると後者の方が全長280mm長い

インプレッサよりも後部が長く、骨格的には不利な面がありながらも、ワゴンボディのいやらしさは皆無。ステアリングを切った瞬間からテールが追従してくる感覚は、まるでスポーツカーのようなスッキリとした応答をみせるし、その一方で路面からの入力もきちんと受け止め、乗り心地の良さも展開してくる。

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最上級グレードだけじゃない! ベースグレードもしなやかさバツグン

今回テスターを勤めた橋本洋平氏は発表されるや否や新型レヴォーグを予約。これまで数多くのスポーツカーを乗り継いできた橋本氏が一発で惚れ込んだ一台なのだ

そこにはもちろんZF製の電子制御ダンパーを採用しているSTI Sportを選択したからこそ、より良い印象もあるのだが、ベースモデルに乗ったとしても決して悪い動きにはならない。

じつは購入を決めたのは、アイサイトXの発売事前テストで乗ったベースモデルに乗った瞬間だった。輸入車を凌ぐレベルでしなやかに動く足さばきにえらく感動した覚えがある。

余談ではあるが、最近レヴォーグのチューニングカーにも試乗し、そこで車高調整式サスペンション装着車を乗ったのだが、ハードに振ったとしても基本的な乗り味は変わらず。よっぽどハコ(ボディ)が強固に造られたのだろうと、そこでも改めて感心したのだった。

疲れ知らずなのはアイサイトXだけにあらず。シートにもヒミツがあった

今回は志賀高原へ向けた初のロングドライブだ。普段はせいぜい箱根往復200km弱だが、その約4倍の800km近くも走ることになるが、果たして愛車はどう応えてくれるのかがもうひとつの注目ポイントだ。

関越自動車道の練馬インターから上信越自動車道、そして長野自動車道へと経由していくルートには、高速ワインディングステージもあるから、アイサイトXの仕上がりも含めて良いテストになりそうだ。

長距離運転も余裕! アイサイトXの制御がやっぱりスゴい

高速を走り始めてまず感じたことは、スタッドレスタイヤを装着したとしても、変わらぬ安定感を生み出していたことだった。直進安定性はサマータイヤに比べれば落ちるが、想定していた以上にピタリと真っ直ぐ突き進んだことにまず驚いた。

先行車を追従するアダプティブクルーズコントロールだけでなく、車線変更アシストや低速域など限られた条件で作動するハンズオフ機能。さらにはカーブを検知し、コーナーに突入する前にクルマ自らが減速するカーブ前アシストなど、疲れ知らずの装備がアイサイトXの自慢だ

そこにアイサイトXを組み合わせると鬼に金棒であり、ステアリングに少し手を添えているだけできちんとラインをトレースしてみせるのだ。これは上信越自動車道においてワインディング区間になってからも続き、制御を入れっぱなしで次々にコーナーをクリア。

設定スピードでは曲がりにくいとクルマ側が判断すれば、車速をうまいことコントロールして不安感を乗員に与えないところもさすがだ。おかげでロングドライブはいつまでも快適。休憩したいとあまり思わないほどだった。

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腰痛激減! 身体にフィットするシートでお悩み解決

身体にフィットする設計のシートこそが「隠れた魅力」と橋本氏。同乗した編集木村も800kmあまりテストしたが、普段感じる腰痛や肩こりなどなく、快適に過ごせたのだ

それを達成した理由のひとつがシートにあると感じている。骨盤をシッカリと支え無駄な動きを与えないところもまた嬉しいポイントのひとつ。

身体にかかる圧が一点に集中せず、全体に分散されているフィーリングはなかなかだ。実はかつて椎間板ヘルニアをやったこともある腰痛持ちなのだが、レヴォーグに乗ってからというもの、かなり腰痛が軽減し、整骨院へ通うペースも一気に落ちた。そんな仕上がりがあるからロングドライブでも快適なのだろう。

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スバル 新型レヴォーグ STIスポーツ アイサイトX

スポーツカー並に自在な運転が可能! そのヒミツは絶対的な安心感があるからだった

いよいよ高速を降りて圧雪路面が続くワインディングステージに突入する。このクルマを手にして初めてのステージだ。

やや身構えて雪上を走るが、まず感じることは圧倒的な安心感だった。というのも、ステアリングからもお尻からも、的確な路面状況がまさに肌で感じられるのだ。

走り始めは圧雪路の状況が安定しておらず、舗装が出ている部分、そして日陰ではアイス路面になっているなど、ちぐはぐな環境だったのだが、それが連続して続いていたとしても滑り始めやグリップの回復が瞬時に感じられる。おかげでかなり扱いやすい。

思い通りに動くだけじゃない! 安全装備で危険を未然に防いでくれる

圧雪が続き勾配がキツくなってからはトラクション性能の良さにも感心する。バランスが良いとされるシンメトリカルAWDはしっかりと4輪が路面を捉えてスピードを重ねて行く。

コーナーリングではアクセル主体で積極的に動きを作ることも可能で、まるでFRかのように素直な動きを展開する。スポーツモードを選択すると、その動きが顕著になるから面白い。

編集木村のような雪道をほとんど走ったことのない初心者でも、新型レヴォーグは全く心配なく、都心の道と同じ感覚で安心して走行できるほどであった

一方でブレーキングでも見事な旋回性を見せ、ノーズからスライドを始めるようなことが皆無だから不安感は一切ない。

ブレーキの踏力でテールのスライドをコントロールできるほど懐が深いところがあり、けれどもスライドし過ぎた時には横滑り防止装置(スタビリティコントロール)できちんと安定域まで穏やかに引き戻してくれる。これは素直に安心だし面白い。クルマのすべてを支配下に置きやすく、けれども絶対的な安全性が担保されているから、感動が得られるのだろう。

キャッチコピーは本当だった! 安心と愉しさを両立した文句なしの一台

「すべての移動を感動に変えるクルマ」。そのキャッチコピーはやや大げさすぎやしないかと半信半疑だったのだが、雪道まで経験したいまならその言葉の意味が理解できる。あらゆるシーンにおいて安全、快適、そして面白い。おかげで感動に繋がるということである。

はじめはファミリーで使うクルマだし、運転の愉しさなど二の次になるだろうと思っていたけれど、ここまでハンドリングを愉しめるとは! やっぱり買って良かった。雪上試乗を通じてレヴォーグの新たな一面を見ることができたことは良い経験だった。

【筆者:橋本 洋平】

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