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【86内外装新旧比較】現行86オーナーが新型GR86を見て羨ましがるポイントとは!?

MōTA / 2021年4月8日 11時30分

やっと姿を現したトヨタ 新型GR86とスバル 新型BRZ。エンジンの大排気量化や先進安全装備の強化など、注目ポイントはあまたある。だが、一体どれほど進化したのか? 現在、初代86を所有する永田恵一氏がオーナー目線で新型モデルを徹底検証。果たして現行86オーナーが羨ましがるポイントはどこなのか? 初回は内外装デザインを斬る!

トヨタ 新型GR86 プロトタイプ[2代目 トヨタ 86(ハチロク)]/SUBARU 新型BRZ プロトタイプ[2代目 スバル BRZ] [Photo:GAZOO Racing Company/トヨタ自動車/SUBARU]

コンセプトは初代モデルを継承! 最大の違いは排気量アップだ

GR86&BRZともに、NAの水平対向4気筒エンジンを搭載し、4人乗りのFRスポーツカーという点は現行モデルと同じ。

基本的にキープコンセプトだが、2台が目指した乗り味が異なるという。

GR86は「スポーツ性能に特化した、更なる高い次元でのダイレクトで気持ちのいい走り」。対する次期BRZは「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」とそれぞれの先代初期型以上に大きな違いがありそうである。

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初代モデルのサイズを継承! 絶妙なサイズの車幅は変更なし

GR86、次期BRZともに先代モデルのイメージを残しながら、フロントマスクとリアビューを変更。サイドビューでは目を引くフロントフェンダーのエアアウトレットや大きく張り出したサイドシルスポイラーにより、機能性と新鮮さを同時に向上させているという印象だ。

新型GR86のヘッドライトはL字のLEDライトが周囲を覆うイメージ。そしてラジエータグリルは台形, 対する新型BRZはコの字型とし、ラジエータグリルは逆台形とするなど違いがある

新型GR86のヘッドライトはL字のLEDライトが周囲を覆うイメージ。そしてラジエータグリルは台形, 対する新型BRZはコの字型とし、ラジエータグリルは逆台形とするなど違いがある

なお、GR86とBRZの外見上の違いはフロントマスクのグリル、バンパー、ヘッドライトの内部といったあたりになる。

またボディサイズは全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mm、ホイールベース2575mmと先代モデルと比べても大きな変更はない。

特にオーナー目線で見ると、街乗りなど普段から絶妙だと感じていた1775mmという全幅が新型でも変わらなかった点は非常に嬉しい。

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新型のフタが羨ましい!? 新型GR86の注目ポイントは使い勝手にあった

新型GR86とBRZともに先代モデルと同じなのはステアリングとシフト、そしてパーキングブレーキレバーで、それ以外は新設計となっている。初代モデルで好評だったトグルスイッチをより使いやすいサイズに改めるなど使い勝手の向上が図られてる

インテリアはダッシュボードの形状変更、表示の切り替えも可能な液晶メーターや新デザインのエアコンパネルなどにより、オーソドックスながら新鮮さを感じるデザインに。質感の向上も期待できるという上々の仕上がりだ。

細かい部分では、給油口のオープナーがなくなり、プッシュ式の給油口となった点が初代オーナー的には羨ましい点。

筆者の永田さんは身長160cmmと小柄な男性である。永田さんいわく「小柄なひとはセンターコンソールのカップホルダーが身体の左後ろにあたるため、ほとんど使えない。新型はフタがついたことでカップホルダーとしてだけでなく、収納としても使えるのは羨ましい」と語る

飲み物を入れることも可能なドアポケットは継続され、センターコンソールボックスは大幅に容量を拡大したフタ付のものになっている点が目に付く。初代モデルのセンターコンソールには脱着式のカップホルダーが設置されていたが、フタがついたことは大いに褒めるべきポイントである。

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初代の良さを継承! 新型GR86もサーキットを往復できる

リアシートも先代同様の広さが確保されているようなので、イザという時には十分実用的に使える。

リアバンパーの形状変更により開口部が下がった。それに伴い荷物の載せ降ろし性は向上している

加えて、リアシートを倒せば純正サイズのタイヤ4本が積めるというユーティリティも86&BRZのよき伝統として継承されているのも評価ポイントだ。

というのも初代86&BRZのコンセプトのひとつに「1台でサーキットを往復できる」という項目があった。これはスポーツ走行で使うタイヤ4本をラゲッジに積載し、現地でタイヤを交換→帰る際にはもとのタイヤに履き替えるというモノ。新型GR86とBRZもまた、初代のコンセプトを継承しているというワケだ。

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今回は初代86のオーナー目線で、内外装の変更点をじっくり検証してきた。昨今衝突安全性を確保するため車体が大きくなりがちであるが、車幅を初代モデルから変更しなかった点。さらには車内の使い勝手の向上など、素直に嬉しい&羨ましいポイントだらけであった。

【筆者:永田 恵一/とりまとめ:MOTA編集部 木村 剛大】

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