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ソリオにシトロエン!? 意外過ぎるキャンピングカーのベース車3選【ジャパンキャンピングカーショー2021】

MōTA / 2021年4月9日 20時35分

シトロエン ベルランゴ キャンパー(車中泊仕様)「ソレイユ」[ホワイトハウス]/ジャパンキャンピングカーショー2021[2021年4月2日(金)~4月4日(日)/幕張メッセ(千葉県千葉市)]

キャンピングカーのベース車両といえば、ハイエースなど定番モデルを使用することが多い。しかし2021年4月2日(金)から4月4日(日)に開催されたジャパンキャンピングカーショー2021会場を巡ってみたところ、意外なクルマもキャンピングカーに変身していた! スズキ ソリオにシトロエン ベルランゴなど、意外なベース車を集めてみた!

(左)シトロエン ベルランゴ キャンパー「ソレイユ」/(右)プジョー リフター キャンパー「シェル」[ホワイトハウス]/ジャパンキャンピングカーショー2021[2021年4月2日(金)~4月4日(日)/幕張メッセ(千葉県千葉市)]

これからブームが来る!?「スズキ ソリオ」のキャンピングカー

「スズキ ソリオ」ベースの「キャビン2ミニ WISH」

軽1BOXカーのキャンピングカーでは、室内の広いスズキ エブリイがダントツのシェアを誇るが、このクルマをベースにしたキャンピングカー(車中泊仕様)は初めて見た!

スズキの小型車「ソリオ」だ。「キャビン2ミニ WISH」のネーミングで売られている。

製作したマリナ'RVでも、やはりスズキ エブリイをベースにしたキャンピングカーを販売しているが、燃費や長距離ドライブの性能に不満があるユーザーが少なからずいることも把握していたという。

そこで、マイルドハイブリッドで燃費にも優れるスズキ ソリオに白羽の矢が立った。なるほど、ソリオも軽並みに程よいサイズで扱いやすく、価格も控えめだ。しかも軽パンでは望めない快適な走りで燃費も良いとなれば、いままでソリオのキャンピングカー仕様がなかったのがむしろ不思議なくらいだ。今後ソリオのキャンピングカーが静かなブームとなるかもしれない。

そんなキャビン2ミニ WISHは、社外品の連結テント(5分もあれば組立できる!)を使いテールゲート下に居室を作れば、素早く2ルームテントが完成する。この手軽さが嬉しい。

専用のマットレスやテーブル、あとは搭載の家電以外は一見するとノーマルに見えるキャビン2ミニ WISHだが、ダウンライトやUVカットのリアフィルム、天井防音断熱加工などを施し、車中泊の快適度は格段に向上している。

あえて車載のサブバッテリーは積まず、車内の家電は大容量のモバイルバッテリーで作動させる。むしろ屋外など他の用途でも活用出来ることから、こちらを好むユーザーも多いという。

初公開! シトロエン ベルランゴが早くもキャンパーに

シトロエン ベルランゴ「ソレイユ」[ホワイトハウス]

人気急上昇中の輸入車「シトロエン ベルランゴ」に早くもキャンピングカー仕様が登場した。

ポップアップテント仕様のこちらは、ミニバンや軽ハイトワゴンなど乗用車ベースのキャンピングカーを得意とするホワイトハウス製作。

かつてベルランゴのライバル、ルノー カングーでも同様のポップアップテント仕様を製作しており、輸入車のキャンピングカー架装もお手の物だ。

後席をたたむとほぼフルフラットになるベルランゴの広い荷室を活用し、大人2人でも十分な縦1800mm、横1170mmの広大なベッドが現れる。

ポップアップルーフテントも縦1900mm、横1100mmとやはり2名の就寝が可能だ。

ベッド下にはスライド収納が左右に用意され、オプションでスライド式アウトギャレー(流し・コンロ・調理台)も展開される。サブバッテリーや走行充電、さらにFFヒーターなど、車中泊に欲しい本格的な機能が備わる。

プジョー リフター キャンパー「シエル」[ホワイトハウス]

今回のジャパンキャンピングカーショー2021会場が初お披露目となったベルランゴ ソレイユ。説明員に伺ったところ、早くも反響が大きいとのことだった。

なお兄弟車のプジョー リフター版も用意され、そちらは「シエル」と命名された。クロスオーバー風のリフターのスタイリングにもポップアップルーフがよく似合う。

ベルランゴとリフター、さてどちらにしようか、早くも迷っている方もいるのでは!?

スタイリッシュ過ぎる! NV350キャラバンベースのキャンパー

日産 NV350キャラバンをベースにした「ASTRARE CC1(アストラーレ シーシーワン)」

最後はキャブコンと呼ばれる、後部に大きなボディシェルを架装したタイプの本格的なキャンピングカー「ASTRARE CC1(アストラーレ シーシーワン)」をご紹介。

キャブコンは、2トンクラスのトラックの荷台部を架装するのが通例で、多くの場合トヨタのカムロードという専用車がベースになる。しかしアストラーレ シーシーワンは珍しい日産 NV350キャラバンをベースにした1台。

ベース車の前席部を残して、後部は環状構造の骨組みで構成された専用のボディを架装する。トラックベースのキャブコンとは一線を画すスタイリッシュなデザインもなかなか個性的だ。

またエントランスドアもベース車の特性を活かしたスライドドアというのもユニークだ。オートクロージャー付きなので半ドアの心配もない。

通常のキャブコンに多いバンクヘッド(前席上部のベッドルーム)は設けず、後部に常設の2段ベッドを備える。もちろん居室部のシートもベッドに展開出来る。

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