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動く住宅!? 巨大過ぎるアメリカントレーラー「ウィネベーゴ」に驚く!【ジャパンキャンピングカーショー2021】

MōTA / 2021年4月10日 19時0分

WINNEBAGO VOYAGE FIFTH WHEEL(ウィネベーゴ ボヤージュ フィフスホイール)V3436FL(ウィネバゴ)[ジャパンキャンピングカーショー2021[2021年4月2日(金)~4月4日(日)/幕張メッセ(千葉県千葉市)]]

2021年4月2日(金)から4月4日(日)の3日間開催されたキャンピングカーイベント『ジャパンキャンピングカーショー2021』会場でひときわ目をひいたのは、巨大過ぎるアメリカ製のキャンピングトレーラー! トレーラー単体で全長11.85m、全高3.8mというから、これはもう大型観光バスのサイズだ!! しかも車体の一部分が外へ拡大させることが出来るので、室内はさらに広くなっている。 何もかもがアメリカンサイズな「ウィネベーゴ」をご紹介!

WINNEBAGO VOYAGE FIFTH WHEEL(ウィネベーゴ ボヤージュ フィフスホイール)V3436FL(ウィネバゴ)[ジャパンキャンピングカーショー2021[2021年4月2日(金)~4月4日(日)/幕張メッセ(千葉県千葉市)]]

300台が並ぶジャパンキャンピングカーショー2021会場で最も巨大な1台「ウィネベーゴ」

自走は出来ず、けん引して移動する「トレーラーハウス」型

会場に展示された300台以上のキャンピングカーのうち、段違いで巨大なサイズのキャンピングトレーラーが1台だけ展示されていた。

写真右側のハイデッキ部分にラウンジ、中央部にリビングとキッチン、VOYAGEのロゴ部辺りにバスルームがあり、そして左側にキングサイズのベッドが備わるマスターベッドルーム、という配置

それが今回ご紹介する「WINNEBAGO VOYAGE FIFTH WHEEL(ウィネベーゴ ボヤージュ フィフスホイール)V3436FL」だ。

WINNEBAGOといえば、幼少期に“ウィネバゴ”の名で覚えたという方がいるかもしれない。昭和50年代、「トミカ」のミニカーラインナップの中に四角いバスのようなキャンピングカーがあり、それが「ウィネバゴ モーターホーム」だった。

今回のボヤージュはモーターホームのような自走式ではなく、ダブルタイヤのアメリカ製フルサイズトラックでけん引し移動するタイプだ。

大型観光バスと同等サイズの巨大トレーラーハウス!

ボディサイズは全長11.85m、全幅2.46m、全高3.8m。(スーパーハイデッカ)が全長約12m、全幅約2.5m、全高3.5mというから、ほぼ同等の大きさだ。

リビングの稼働部分が車体幅よりも外へせり出すことで、ただでさえ広い空間をさらに拡大する

床面積は32.35平方メートル。都心のワンルーム・1Kアパート(平均的な広さで25平方メートル前後)よりも広い!

しかも車両を定置した後は、車体の4か所をさらに外方向へ拡幅させるスライドアウト機構を装備。ソファーベッドやクイーンサイズのベッド、テーブルセットといった大きな家具を備えながらも、十分な室内の居室空間を確保しているのだ。

ただし、このサイズのトレーラーをけん引し日本を旅するのは、さすがに現実的ではない。

あくまで自動車の扱いだが、置いて建物のように使うのが前提!?

豪華なバスルームまで完備!

ウィネベーゴ ボヤージュ フィフスホイールは、住居や店舗、事務所などに使用できる施設を有する被けん引自動車(トレーラーハウス)と定義づけられ、基本的には一定の場所に置いて使用するのが前提だ。

一方、建築基準法上では移動可能な自動車の扱いで“建物”には該当しないから、建築確認申請などが不要となる利点がある。

“移動可能な住宅”って考えたら、アリかもしれない!

“間取り図”を見ると、拡幅部分にそれぞれソファーやベッド(どれもアメリカンサイズだ!)などが置かれているのがわかる。[ウィネベーゴ社日本正規代理店「ニートRV」Webサイトより引用]

間取り図を見ると、右側のハイデッキ部分にラウンジ(左右の各ソファーはベッドに展開可能)、中央部にリビングとキッチン、そしてバスルームとトイレがあり、左側にキングサイズのベッドが備わるマスターベッドルームが配置される。

この写真だけ見る限り、もはや“邸宅”そのものだ

屋根・壁・床にそれぞれ複層の断熱材が施され、住宅としての性能も全く問題がない。グランピング施設やサテライトオフィスなど多様な利用法が考えられる。

定置型のトレーラーハウス、ウィネベーゴ ボヤージュ フィフスホイール V3436FL(2021年モデル)の本体価格は1232万円(消費税込)。陸送や据付・設置、電気・水道・ガスといった付帯工事費用が別途かかる。

気に入った土地が見つかったら、また移動することも可能な戸建て住宅……そう考えれば悪くない選択肢だと思うのだが、いかがだろうか。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]

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