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【クルマ用語解説】ボンネットの意味って知っている? ミッドシップ特有のちょっとカッコいい呼称も【初心者】

MōTA / 2021年4月18日 11時30分

S660は室内にある各部ロックを外し、ルーフのソフトトップパネルを畳むことでオープンの状態にできる。取り外したパネルはボンネット内部の収納スペースに格納可能。収納スペースはパネルを格納しない時は荷物を載せることもできるが、内部は熱がこもりやすく、高温に耐えられないものなどは入れない方が賢明だ。

自動車の用語は非常に種類が多く、国や地域によっても呼び方が異なるなど初心者にとってはなかなか難しいものも少なくありません。 そのため、クルマ好きとの会話の中でも耳馴染みのないワードが飛び出してきて、実はよく分かっていないけれどなんとなく分かってる風の空気を出してスルーした経験がある人も少なくないハズ。 そんなクルマに纏わるワードの中から、当記事では「ボンネット」をピックアップ!

S660は室内にある各部ロックを外し、ルーフのソフトトップパネルを畳むことでオープンの状態にできる。取り外したパネルはボンネット内部の収納スペースに格納可能。収納スペースはパネルを格納しない時は荷物を載せることもできるが、内部は熱がこもりやすく、高温に耐えられないものなどは入れない方が賢明だ。

ボンネットとはエンジンルームを覆う蓋のこと

ボンネットとは、エンジンルームを覆っている蓋のことを指します。

有人のガソリンスタンドやディーラー、修理工場などで「ボンネット開けてみてもらえますか?」と聞かれたときは、多くの車種の場合、運転席の足元付近に備わっているレバーを引くことで、ボンネットの先端(車種によっては後端の場合もあり)が少し浮き上がり、そこに手を入れてロックを解除することでエンジンルーム全体を見渡すことができるのです。

※画像はイメージです

なお、ボンネットの開け方が分からないときは、ガソリンスタンドやディーラーなどのスタッフに聞けば大概開けてくれますが、一部の車種ではレバーの位置が特殊な場所にある場合もあるので、取扱説明書で確認しておくとより安心でしょう。

ボンネット、実はイギリスでよく使われる呼称! アメリカではフード

ちなみにボンネットという呼び方はイギリスでよく使われるもので、同じ英語圏でもアメリカではフード(ボンネットフード)という呼び方が一般的で、エンジンリッドと呼ばれることもあります。

そのため、エンジンルームの蓋を指す場合はどちらの呼び名でも正解ということになりますね。

ボンネットではなくフロントフード? エンジンが後ろにある車のオーナーならではの呼称

ミッドシップのポルシェ911

ただし、ボンネットという呼び名は基本的にはエンジンルームの蓋のことだけを指しますが、ポルシェ911などリア(後輪側)にエンジンを搭載する車種(ミッドシップ)の場合、フロントに備わるスペースはトランクとなります。

そのため、正確にはボンネットとは呼称せず、フロントフードやトランクフードと呼ぶとさらにツウな感じを出せること間違いなしです。

レース好きはフロントカウルという呼び名も覚えておくと◎

※画像はイメージです

また、一部のスーパーカーなどやレーシングカーに採用されている、フロントのフェンダー部分やライトなども一体式でガバっとフロント側に開くタイプのものは、ボンネットでも間違いではありませんが、フロントカウルと呼ばれることが多いので、覚えておくといいかもしれません。

このように、同じ場所であっても複数の呼び名があるボンネット。

ただ日本ではやはり「ボンネット」という呼び方が一番ポピュラーであり、そういわれたときはエンジンの蓋なんだな、と結び付ければバッチリというワケです。

[筆者:小鮒 康一]

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