【予算300万円のミニバン選び】ホンダ フリードとトヨタ シエンタをガチ比較! 燃費だけならシエンタだが、使い勝手ならフリード
MōTA / 2021年4月14日 19時0分
軽自動車じゃちょっと狭いし、かといってアルファードはデカすぎるし……と“ちょうどいいサイズ”のミニバンを探しているひとも少なくないハズ。そこで予算300万円に設定し、納車後のランニングコストを含め一体どれが買いなのか? を徹底検証。今回はホンダ フリードとトヨタ シエンタのハイブリッド対決を敢行! 今まさにクルマ選びで頭を抱えているあなた、必見ですよ!
運転に自信がなくてもOK! コンパクトミニバン対決
子どもが小さいうちは、とくにあると嬉しい両側スライドドア。天井の高い室内や、アレンジ豊富な3列シートも子育ての味方ですが、あんまり大きいサイズのミニバンは運転に自信がない、という人も多いですよね。今回は、3列シートのコンパクトミニバン頂上決戦!
ボディサイズはほぼ同じ、最小回転半径も同じ5.2mで小回りがきく、ホンダ フリードとトヨタ シエンタのイチオシグレード同士を徹底比較。購入後のランニングコストまで大予想します!
フリード買うならセパレートシートがオススメ! 運転支援システムの充実も嬉しいポイント
さらにいえば運転席/助手席のにはスマホなどの小物を入れることが可能なため、何かと荷物の多い子育て世代にはかなり嬉しいポイントです。
UVカットガラスが標準装備! オプションは付けるべき
でも運転席&助手席シートヒーター、2列目シートのロールサンシェード、高機能なIRカット/スーパーUVカットガラスは、プラズマクラスター搭載フルオートエアコンや撥水/ヒーテッドドアミラーなどが揃うパッケージオプションで7万1500円となっています。
長距離ドライブも楽ちん! 先進装備はフリードに軍配
シエンタ買うなら7人乗りがオススメ。スライドドアの機能が超便利だった
スライドドアの予約機能がイイ! シートヒーターオプションも比較的安い
両側ともパワースライドドアで、こちらはウェルカムオープン&予約ロック機能も付いています。
ロールサンシェードは設定がなく、シートヒーターはスーパーUVカット+IRカット機能+撥水機能付きグリーンガラスとステアリングヒーターとのセットオプションが4万2900円で用意されています。
先進装備は必要最低限の機能のみ
そのため現在、特別仕様車としてGをベースにした「G Safety Edition(セーフティエディション)」が発売されています。
こちらには誤発進を抑制するインテリジェントクリアランスソナー(パーキングブレーキサポートブレーキ)や、パノラミックビューモニターが備わる(ナビは別売り)うえ、シートヒーターやステアリングヒーター、スーパーUVカット+IRカット機能+撥水機能付きグリーンガラスも標準装備となります。
インパネのオレンジのアクセントカラーが地味なブラックになるのと、ボディカラーが4色しか選択できないということ以外で、選ばない理由が見当たりません。価格はGの10万円高、256万2000円(ハイブリッド)です。
シートアレンジのしやすさに違いが! 操作の手軽さで選ぶなら僅差でフリード
室内の使い勝手を比べてみると、大きな違いは3列目のシートアレンジとラゲッジの使い方です。
フリードは手軽さがイイ! 自転車&ベビーカーもラクラク積載
少し手間はかかりますが、低いフロアと高い天井を持つフリードのラゲッジはベビーカーを立てて積むのにピッタリ。2列目シートがセパレートタイプなら、その隙間を使って26インチの自転車もラクラク積載。これはかなり便利です! ただ運転中の後方視界がやや遮られるのが弱点ではありますが。
手間はかかるが、シエンタはまっ平なフロアが自慢
ただ、ダイブダウンするには毎回2列目シートを浮かせる必要があるので、チャイルドシートを設置している場合はちょっと面倒なのが玉にキズ。
シエンタには、子どもがチャイルドシートを卒業してからのファミリーの方が向いているかもしれません。もしくは、普段は2列5人乗りとして使い、いざという時は3列7人乗りにもなる、という感覚の方がいいと思います。
燃費の差はわずか! だが街乗りメインならシエンタに軍配
シエンタは1.5リッターエンジン+2モーターのハイブリッドで、積極的にモーターを使って走るタイプ。WLTCモード燃費は22.8km/Lとなっています。
月500キロ走行で燃料代はわずかにシエンタが安い
2つの特徴を大まかに分けると、フリードは高速走行で効率の良さを発揮し、シエンタは渋滞時を含むチョイ乗りの多い市街地でメリットが大きいと言えるでしょう。
なので実用燃費も、高速走行が多い・少ないで変わってくるのですが、高速:市街地が半々くらいの場合は、総合するとフリードが約18.0km/L、シエンタが約20.0km/Lくらいと、1〜2km/Lほどしか変わらないというのが正直なところ。
レギュラーガソリンが143.4円(全国平均・4月12日現在)で月500km走行すると、ガソリン代はフリードが約3983円、シエンタが3585円という結果です。
家族で長期間使うならフリード。街乗り中心ならシエンタがオススメ
というわけでまとめると、ベビーカーから自転車などまで積めて、先進の安全運転支援技術も充実していて遠出も安心、子どもの誕生から大きくなるまで長く使えるフリード。
コンパクトカーの延長のような運転しやすさがあり、街中のチョイ乗りでも燃費がよく、AC100Vコンセントが使えるなどハイブリッドならではの便利さもあるシエンタ。あなたのファミリーには、どちらが合いそうですか? ぜひじっくり選んでくださいね。
【筆者:まるも 亜希子】
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